■四条寺町
神幸祭(※)の記事は既報だが、本日は、神幸祭から還幸祭まで、神輿が祀られる四条寺町の御旅所の様子を掲載したい。なお、本日夕刻より還幸祭が行われる為、興味をもたれた方は足を運ばれてみてはどうだろうか。
寺町界隈の賑わいは、“寺町 古都京都の電気街”(※)や“錦小路 京都の伝統を伝える味覚の小路(※)”として既報であるが、京都中心部を縦貫する四条通と、新京極に並行する寺町通が十字に交わる位置にある。
下京区四条通寺町東上ルに所在する御旅所は、祇園祭の機関以外は土産物店として活用されており、この土産物店に行かれたなら、壁に山鉾巡行の素晴しい写真が飾られていることに気づくであろう。山鉾が重なった理想的な写真は、一度小生もカメラに収めたいものである。
本日夕刻から行われる還幸祭は、八坂神社より神霊とともに納められたこの神輿を、再び八坂神社へ戻すという行事であり、清涼で勇壮な白い法被姿の担ぎ手が、三つの神輿をそれぞれの町内を経て八坂神社へ至るという行事である。
ちなみに、この御旅所を出るのは1700時頃、八坂神社へは2200時頃から順次到着するというもので、疫病祓を期した祇園祭の神輿を見るだけでも、何かご利益がありそうな祭事である。三条通、大宮通、寺町通を行く神輿は、普段の繁華街に一段を活気を与える。
八坂神社に到着した神輿は舞殿を参周し、最後に舞殿に上げられる。この神輿は28日の夜に清流鴨川の水で清められ、JR京都駅などは、祇園祭の提灯を既に仕舞っているようだが、31日に祇園祭は幕を閉じる。 ちなみに本日の京都は快晴をそのまま空に描いたような青空である。
さてさて、祇園祭、葵祭、時代祭を京都三大祭というが、八月十六日には五山送り火が行われる。詳しくは昨年の記事(※)を参照していただくとして、これを加えて京都四大祭という場合もある。もしよろしければ、こちらも足を運ばれてみては如何だろうか。
HARUNA
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