■本日より祇園祭宵山
あいにくの天候、南方よりいよいよ台風四号が近付く中ではあるが、日程では本日より宵山の第一日目にあたる宵宵宵山である。そこで本日は、七月十日に撮影した長刀鉾組立の様子を掲載したい。
映画を観る目的で小生一行は三条河原町にて降車、新京極通を撮影。
並行する寺町通とともに、京都観光で挙げられるメインストリートの一つである。同時に、映画館も数年前と比して減ってしまったが幾つか並んでいる。
京都朝日会館。ここも小さな映画館があり、マイナーな映画が上映していた。ここではチェコの第二次大戦時を描いた戦争映画“ダークブルー”を観た。
スピットファイアが飛び回る作品であるが人間ドラマの部分と上手く調和した秀作である。
2020時の回まで時間もあった為、夕食を食べ、一行は四条へ向かう。四条を西へ進む。
あいにくの豪雨であったが、カバーが被せられており、動く美術館と称される山鉾も組立の様子を見ることは出来ない。
京都新聞(※)によれば、台風四号の京都接近に伴い、祇園祭山鉾連合会は台風四号対策本部を設置、提灯を外し、警備員の数を増やすなどの対策に追われているとのことである。特に駒型提灯の取り外しや、鉾建の開始日程を明日にするなどの対応を行っている。
高さが実に20㍍以上に達する長刀鉾組立の為、アーケードも一部が撤去されている。ちなみに、台風対策関連では、突風での転倒や破損を防止する観点から、固定の強化、懸装品の一部取り外しやテント撤収などが行われているとのことである。
赤い提灯が祭事を思わせる様子。交通量の多い写真の四条通も宵山の時間帯は自動車全面通行止めとなる。
京都府警(※)によれば現段階では宵宵宵山に伴う交通規制の情報が出ており、祇園祭は決行されるようである。
映画ダイハード4.0を観終わり、帰路に撮影した情景。新京極は2200時になれば大半の店が閉まってしまうが、提灯だけは光が灯されている。さてさて、テントが撤去、提灯も外されていては本日の宵宵宵山は見栄えのないものとなってしまうかもしれないが、宵山と山鉾巡行の日には快晴を期待したい。
HARUNA
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