北大路機関

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8200t型護衛艦、平成27年度護衛艦27DDG競争入札募集綱領を正式発表

2015-06-15 23:10:14 | 世界の艦艇
■新イージス艦は8200t型
 防衛省は平成27年度護衛艦27DDGの競争入札募集綱領を正式発表しました。

 平成27年度護衛艦27DDGは、あたご型ミサイル護衛艦に続く海上自衛隊のイージス艦で、護衛艦隊隷下の護衛隊群における艦隊防空の中枢艦として、旧式化したターターシステム艦はたかぜ型の後継となります。特筆すべきは、この綱領添付資料に“8200t型護衛艦”と明示があった事でしょう。

 海上自衛隊のイージス艦は、4隻が就役した護衛艦こんごう型が基準排水量7200t、2隻が建造された護衛艦あたご型が基準排水量7700t、こんごう型の満載排水量が9500tで、あたご型の満載排水量が10000tとされるため、新護衛艦の基準排水量は8200t、満載排水量は11000t近くになると考えられます。

 これが示しますのは新イージス艦は8200t型の新型で、あたご型の3番艦ではない、ということです。添付資料には、イージスシステムやソナーシステム等と並び新SSM発射装置との表現がありますので、併せて従来のハープーンやSSM-1という艦対艦ミサイルに続く新型ミサイルの搭載が行われる事も意味します。

北大路機関:はるな
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