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北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

【G3X撮影速報】令和6年第1空挺団降下訓練始め【3】空の神兵と多国籍空挺部隊(2024-01-07)

2024-03-10 20:20:50 | 陸海空自衛隊関連行事詳報
■真白き薔薇の花のよう
 藍より青き大空にたちまちひらく落下傘と謳われた空挺部隊の降下は例年折も小規模ですが強風故自衛隊し合降下できないのだから致し方ない。

 第1空挺団続々と降下してゆきます。空の神兵、第1空挺団の定番というべきBGMも流されていまして、真白き薔薇の花のよう、と歌詞とともにいや旧軍時代の落下傘部隊はシルクを落下傘にもちいていたのですが今は迷彩色ゆえちょっと違う気もしますが、ね。

 空の神兵、第二次大戦中の軍歌なのですがそもそもエアボーンとかパラシュート部隊という名称が世界にある中で、日本の空挺という言葉は、世界の空挺部隊を示す単語を観ましても何処にも空挺の“挺”という文字が見当たらないのですよね、空中挺身隊の略語だ。

 真白き薔薇の花のよう、と歌詞、歌詞か、うん。ちょっと心配になってくる、なにより今回は国際空挺訓練と云われたほどに各国の参加が有りましたのでイギリスもオランダも参加しています。ああ、ジャワ空挺作戦やパレンバン空挺作戦にメナド空挺作戦などなど。

 ジャワ空挺作戦やパレンバン空挺作戦にメナド空挺作戦などなどの成功とともに軍歌というよりは戦時歌謡として作曲された“空の神兵”、大丈夫なのかなあ、と素朴に思っていたのですが。いやそもそも流すのか、という漠然とした歴史観とともに来たわけですが。

 パレンバン空挺作戦にメナド空挺作戦とジャワ空挺作戦、その際の戦時歌謡をイギリス軍やオランダ軍はじめ各国空挺部隊とともに流し訓練を見る事が出来た、これは第二次世界大戦というのは確かに悲しく動かせない歴史なのですが、歴史と今の国際政治の区分けか。

 義烈空挺作戦、まあ深く考えすぎなのでしょうねアメリカ軍に対しても帝国陸軍空挺部隊は沖縄で義烈空挺作戦やレイテでも空挺作戦を行っていますし、サイパンやグアムとテニアンへも空挺作戦を計画していたが、もう10年以上アメリカとは新年に降下しています。

 平和は重要だけれども、平和を悪用させてはならない、考えてみればこれは北大路機関が何度も強調している事ですので、過去の歴史が在ったとしてもいまの平和を維持するための防衛協力を歴史を理由に平和を乱そうとする国際政治への挑戦を看過させてはならない。

 かが、将来にはF-35B戦闘機を運用する護衛艦かが、12月8日に真珠湾上空を日米と共にF-35戦闘機の編隊で慰霊飛行するくらいの和解の時代が来るのかもしれませんね、かが、考えれば真珠湾を忘れないと語った当時のトランプ大統領も表敬訪問した歴史が有るから。

 AH-1S対戦車ヘリコプターの航空支援が続く。数が減ってきたAH-1Sですが、この種の航空機、政府は全廃する考えですけれども、即座の致死性、空からの近接戦闘部隊、という航空打撃力は、他に代えが効かないように思う。本当に全廃してどうするのだろうか。

 AH-64D戦闘ヘリコプターの調達失敗という行政上の不手際を隠すためにとんでもないリスクを自衛隊は押しつけられていないか、今からでもAH-64Eアパッチガーディアンを50機程度緊急取得し、また既存のAH-64DもE型へ改修する道を探すべきではないのか。

 空挺団降下訓練始めは、多国籍空挺部隊の参加というかたちで現在の厳しい安全保障情勢を反映したものとなっているのですけれども、対戦車ヘリコプターの全廃といういま、無視できない安全保障上の問題も突き付けてしまっているように思えてならないのですよね。

 ヘリボーンを考えるならば、空中機動部隊の護衛という任務が有りますが近年長射程化が著しい広域防空システムの排除や、降着地域に伏兵が居た場合の制圧や空中機動の接近経路での防護、もちろん火力戦闘部隊が間に合わない場合の航空阻止、その手段が必要です。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-七条,雷鳥神社で北陸新幹線敦賀開通の安全祈願のお参り

2024-03-10 18:22:04 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 特急雷鳥といえばかつては京都を行き来するL特急の代名詞のような存在でありまして新幹線とはまた違う長距離移動の雰囲気を醸しつつ多数が運行されていましたね。

 北陸新幹線敦賀延長がいよいよ来週となってまいりましたので、その無事の開業を願って、そして新幹線延伸前夜というべき新年を襲いました能登半島地震からの復興を祈願するべく、ここは金沢と京都の所縁ということもありますので、雷鳥神社へお参りしました。

 雷鳥神社、七条木屋町の高瀬川沿いにあります一軒でして、特急雷鳥を思い起こす屋号は、軒先をちょっと七条河原町まで出ますと確かに東海道線の鉄路が奏でる日常の響きを感じられまして、そうだその昔は此処485系の特急雷鳥が金沢へ大阪へと走っていたのですね。

 参道で参拝して後に、雷鳥神社さん名物の黄金色の御神酒でしゅわしゅわ行く事としました。北陸新幹線は敦賀と大阪の経路が、湖西線と山陰本線の中間部分を新小浜から南下するといいまして、しかし一応京都は通るという、トンネル工事は大変でしょうが、さて。

 黄金色の御神酒といいますか、もうビールと呼んでいいよね。ここ雷鳥神社さんは、毎週曜日限定で“せんべろセット”というものを出していまして、物価高故にせんべろといっても、一杯ではスピリタスでもないかぎりべろべろとは参らないのですが心意気だけでも。

 せんべろセットにはチューリップと飲み物がつく。チューリップは手羽元を加工してチューリップの花のように仕上げたもの。そして雷鳥神社さんは日本の神社では珍しくメキシコ料理をウリとしているお店ですので、酸味のある謎の調味料を振り掛けると更に旨い。

 かがやき、つるぎ。新幹線は敦賀延伸でも新幹線らいちょう、というものは復活しなかったのは意外なものですが、新大阪開通の際には新幹線らいちょう、として特急雷鳥の名を継ぐ列車が生まれるのか。来週から短縮運転となるサンダーバードと共に見守りたいもの。

 七条通りに面しています雷鳥神社さん、巫女さんは金髪さんでしたが奥に本殿と云いますか祠が有りまして、さてさて、サンダーバードさんの名代という訳ではないのですけれども、せんべろ一杯ののちに、こう神妙にお参りしました次第、敦賀延伸はもう来週です。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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【京都幕間旅情】N700系新幹線,北陸新幹線金沢敦賀間開業前夜の京都市内

2024-03-10 07:00:41 | コラム
■東海道新幹線京都駅
 これ以上の便利さは要らない、こうした表現は様々なところでみられるものなのですが何か現状の便利さは維持されて当然という傲慢さが透けて見えるようで。今を維持する大変さはCOVID-19で学んだはずなのに。

 東海道新幹線、東京と新大阪を、博多へ鹿児島中央へと線路は伸びています。ただ、昨今は北陸新幹線の敦賀延伸が今週末に迫り、そして北陸新幹線の敦賀と大阪を結ぶ経路は京都駅を通る経路となるようですから、今後は東海道新幹線と予備の経路ができることに。

 のぞみ号、ひかり号、こだま号、京都駅を見ていますと続々と出発する新幹線はやはり他の特急と比較して運行頻度の違いから、凄いなあ、と感心させられるところなのですけれども、逆に京都市内を散策していますと、北陸新幹線延伸中止を呼びかけるビラを見る。

 敦賀止めにしろ、ということのもよう。理由は京都の地下を走る経路で地下水脈が、という主張なのですが、同様の主張は地下鉄烏丸線建設の際にも京阪鴨東線建設の際にも主張されたものの、これで地下水位が顕著に低下したという話はまったく聞かないのですよね。

 北陸新幹線と今後建設が本格化する中央新幹線は、避けられないであろう東海地震により東海道新幹線が被災した場合の貴重な代替経路です。その建設費で東海道新幹線の耐震性強化を、という主張もあるのですが静岡県を通る限り浜松など津波被害からは免れません。

 恵まれているとその環境を当然のように思うのかもしれませんが、ビラの主張では“これ以上の便利さは要らない”という。しかし東海地震は名古屋市にも甚大な影響を及ぼすため、新幹線で名古屋に行き名古屋から中央本線の特急で東京へ行くことすらできなくなる。

 北陸新幹線開通と共に、敦賀以北の特急乗り入れが終了しますので、これ以上の便利さといわれましても、先ず金沢に行くために乗換が必要となることが、便利になったなあと思うのでしょうか、代替経路となにより敦賀まで通したのだから京都までは通すべきです。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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