榛名さんの総監部グルメ日誌
総監部が舞鶴に置かれる京都府はその府庁が置かれるとともに千年の都である京都市、その玄関口である京都駅のひととき。
イギリスのパブの苦境を知らせるロイター記事をみました際に、伝統ある英国パブのオーナーが、ランチタイムなのにビールでなく水道水を注文する客が増えている、とあたまを抱えていました。平日の話といいますので、昼間からスタウトでサルーテできたのか。
BEER,ジョッキに芳醇な飲み物が湛えられていますが、これを説明するように背景にはBEERとか描かれています。しかし時折響くごとんごとんという重量感或る音は巨大な鉄道車両、そう真上を東海道新幹線が通っている、京ダイニング八条というところにいる。
ここは京都駅のグルメ街、くらま、という和食やさんがある一角なのですが、くらま混雑していましたので黒ビールを一杯やっているところ、お隣なのですが異空間となっている。黒ビールは、香ばしい深みの、なにか珈琲のふかいりを思い出させる味わいがありまして。
黒ビールは、軽すぎて数を重ねる軽いビールよりは一杯一杯ゆったり嗜むのに向いているように思えます。ローストビーフ、ではないのですが、こういうときは赤身の目立つ牛肉は口当たりが赤身の醸す酸味、血の気かな、とともにふかいりの味わいをよく引き立てる。
ビールですが黒ビールはもうすこし温くてよい、こうも思うのです、ラガービールのようにジョッキを重ねるたぐいではないのですからね。しかし、美味い。一口ひとくちと、急ぎすぎない飲み方は、黒ビールどくとくの、泡立てたまま直ぐ客に出すのは素人、という。
時間を掛ける飲み物故の嗜みにあわせたもの。そして牛肉を一つさらにビールをちびりと、とね。おもしろいのはここ、定食屋さんのようにランチタイム営業をやっていることでしょうか、いやランチタイム以外にも楽しめるという駅食堂的な店だったりするのです。
大麦の香りと味を楽しみつつ、しかしここご飯とお味噌汁がつくというなにか不思議な取り合わせを楽しめるのです。いやどの配分にすればいいの、そんなことを考えつつ、急かされないお昼のひと時というのは、日常に香辛料を振りかけるようで実に楽しいものです。
京ダイニング八条、お勧めはカウンターです。定食ものとビールだけなのか思われるかもしれませんが、いろいろ肴もありまして、待ち合わせの際や指定席列車までの待ち時間とか、急ぎすぎる日常よりもちょっと寄り道してみる、そこにビールがあると、いいですよ。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
総監部が舞鶴に置かれる京都府はその府庁が置かれるとともに千年の都である京都市、その玄関口である京都駅のひととき。
イギリスのパブの苦境を知らせるロイター記事をみました際に、伝統ある英国パブのオーナーが、ランチタイムなのにビールでなく水道水を注文する客が増えている、とあたまを抱えていました。平日の話といいますので、昼間からスタウトでサルーテできたのか。
BEER,ジョッキに芳醇な飲み物が湛えられていますが、これを説明するように背景にはBEERとか描かれています。しかし時折響くごとんごとんという重量感或る音は巨大な鉄道車両、そう真上を東海道新幹線が通っている、京ダイニング八条というところにいる。
ここは京都駅のグルメ街、くらま、という和食やさんがある一角なのですが、くらま混雑していましたので黒ビールを一杯やっているところ、お隣なのですが異空間となっている。黒ビールは、香ばしい深みの、なにか珈琲のふかいりを思い出させる味わいがありまして。
黒ビールは、軽すぎて数を重ねる軽いビールよりは一杯一杯ゆったり嗜むのに向いているように思えます。ローストビーフ、ではないのですが、こういうときは赤身の目立つ牛肉は口当たりが赤身の醸す酸味、血の気かな、とともにふかいりの味わいをよく引き立てる。
ビールですが黒ビールはもうすこし温くてよい、こうも思うのです、ラガービールのようにジョッキを重ねるたぐいではないのですからね。しかし、美味い。一口ひとくちと、急ぎすぎない飲み方は、黒ビールどくとくの、泡立てたまま直ぐ客に出すのは素人、という。
時間を掛ける飲み物故の嗜みにあわせたもの。そして牛肉を一つさらにビールをちびりと、とね。おもしろいのはここ、定食屋さんのようにランチタイム営業をやっていることでしょうか、いやランチタイム以外にも楽しめるという駅食堂的な店だったりするのです。
大麦の香りと味を楽しみつつ、しかしここご飯とお味噌汁がつくというなにか不思議な取り合わせを楽しめるのです。いやどの配分にすればいいの、そんなことを考えつつ、急かされないお昼のひと時というのは、日常に香辛料を振りかけるようで実に楽しいものです。
京ダイニング八条、お勧めはカウンターです。定食ものとビールだけなのか思われるかもしれませんが、いろいろ肴もありまして、待ち合わせの際や指定席列車までの待ち時間とか、急ぎすぎる日常よりもちょっと寄り道してみる、そこにビールがあると、いいですよ。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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