北大路機関

京都防衛フォーラム:榛名研究室/鞍馬事務室(OCNブログ:2005.07.29~/gooブログ:2014.11.24~)

呉基地の俯瞰風景、自衛隊統合演習へ中央即応集団も展開

2011-11-10 18:40:44 | 海上自衛隊 催事

■広島駅からの記事作成

 呉基地に行ってきました。本日は呉基地周辺を散策した際に撮影した写真を掲載。

Img_6240  元ヘリコプター護衛艦ひえい、が見守る中、アレイからすこじまには多数の潜水艦が停泊していました。はるな型最後の一隻であった護衛艦ひえい、も今年三月に自衛艦旗を返納し長い歴史に終止符を打ちました。現役当時の面影を残す様子がみてとれます。

Img_6248  輸送艦くにさき。甲板に並んでいる車両は中央即応集団中央特集武器防護隊の第102特集武器防護隊、対特殊武器衛生隊の車両が乗艦しています。ここで一つ訂正、第七師団ですが、自衛隊統合演習へ参加部隊として提示されているのですが、北海道から九州へは北部方面隊の協同転地演習、九州で統幕が行う自衛隊統合演習へ参加、というややこしい運用を行っているとのことでした。

Img_6253  呉基地といえば潜水艦。所用を済ませたのち、一つ港めぐり遊覧船でも、とおもっていたのですが、これは土日のみの運航、とフェリー乗り場でお教えいただき、代わりに江田島フェリーから護衛艦を後ろだけさつえい、という方法があるとも聞いたのですが、後ろからだけ撮影してもなあ、ということで残念ながら撤収、散策としました。

Img_6258  そうりゅう型潜水艦。潜水艦と一対一で戦って勝てる水上戦闘艦はなく、わずかに対潜戦闘を重視したヘリコプター搭載護衛艦が潜水艦の行動を制約できる、ということですが、軍事力としての航空母艦を考えた場合、相当な防護護衛能力がなければ単純な標的になってしまうだろう、とのことです。海上自衛隊はこの潜水艦を将来的に22隻へ増強する準備を進めているところ。

Img_6265   産業神社から串山公園を散策してのち、隣の高台に地主さんへお願いして入れてもらい、俯瞰する風景を撮影しました。沖合には輸送艦おおすみ、護衛艦いせ、は出港しているようで、その姿を見ることはできませんでした。こうして少ない時間ですが、軍港都市として発展した呉の雰囲気を写真に収め、現在広島駅にいるところです。

北大路機関:はるな

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長崎・佐世保、護衛艦夜景写真 PowerShotG-12撮影能力の限界

2011-11-09 18:48:42 | 海上自衛隊 催事

■G-12夜間運用模索中

 現在移動中につき本日はちょっと規模の小さな記事でご容赦ください。

Img_5866 長崎で撮影した護衛艦あきづき、てるづき。移動に鉄道を重視する当方、余り重装備は持てずEOS-7DはコンパクトなVelbonのCUBE三脚とレリーズにより撮影しているのですけれども、暗い場所でもう一つのG-12に付け替えることは困難。時間があればできるのでしょうけれども、長崎から佐世保は相応の時間が必要で、どうしても手持ち撮影になってしまいました。

Img_5899 こちらは佐世保基地。EOS-7Dに装着していたのgふぁ軽量な18-55mmに切り替えていたので、足を運んで初めて最低でも15-85mmか135mmが必要、と知りました。コンデジは地面においてセルフタイマーで、と夜景撮影の定石を思い出すのですが、中々その条件に合う場所がなく、結局手持ちに近い状態で撮影ということに。

Img_5910 しかし、先日舞鶴で撮影した際には、三脚とレリーズでG-12を使用したのですが、ピント今一つでした。性能的にはしっかりとした画像を叩出せる機種ですから、もう少し夜景におけるG-12の運用方法を模索して、特に速報記事に耐えられる画質のものを撮影したいですね。

北大路機関:はるな

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自衛隊統合演習への第七師団参加、集中運用してこその機甲師団

2011-11-08 23:16:39 | 防衛・安全保障

■九州での自衛隊統合演習

 九州での自衛隊統合演習は過去最大の規模として報道されていますが、その根拠に北海道からの部隊参加が挙げられています。

Img_3395 第七師団は既に鉄道輸送により装甲車10両を展開、続いて現在大分に向けて戦車4両、装甲戦闘車10両を中心に支援車両を含め60両が洋上を移動中です。実質、一個装甲普通科中隊を中心とした中隊戦闘団というべき編成での派遣で、これまでの北海道への増援という体制から北海道からの増援という新しい時代に入ったのだな、という印象ですね。

Img_3669 特に九州には74式戦車は配備されていても90しい洗車の配備はなく、最新鋭の10式戦車が充当されるまでの数年間、まあ予算不足で10式が揃わず74式戦車が延命措置を受けて維持という可能性もあるのですが、それまでの期間は第二世代戦車で対応しなければならない状況も想定されます。そして、九州にも本州にも第一線部隊に装甲戦闘車を装備する普通科部隊はありません。

Img_3360 こういう意味では、装甲化されており、戦車もついているのですから一個普通科中隊規模の部隊を展開、という点には意味があるのですけれども、しかし、これは冷戦末期に戦車北転事業として、北海道の防衛強化に充てるために本州と九州のすべての戦車部隊から戦車中隊一個を抽出して展開させたものの、肝心の九州に脅威が迫ったころには抽出された戦車部隊は全て防衛計画の大綱改訂により削減対象となって返せなくなった現実の追認という印象もあります。

Img_3521 そして何よりも、機甲師団が維持されている背景には戦車は集中運用されてこその打撃力を発揮できる、という視点があるのですから、戦車を中心とした機甲師団から、しかも普通科部隊を小出しに抽出する、ということはちょっと理解できません。島嶼部防衛に戦車の重要性は非常に説得力があるのですが、そこになにも機甲師団から戦車を小出しにせずとも、と考えるわけです。

Img_3368
 それならば、第七師団は最後の戦略予備として維持して、むしろ旭川の第二師団、戦車連隊一個と普通科連隊三個に特科連隊を持つ編成で機械化師団と通称される部隊ですが、ここに、それこそ装甲戦闘車を増強して集中配備することと合わせ、中隊規模での運用に対応するような改編を行う。もしくは、より小回りの利きそうな帯広の第五旅団や真駒内の第十一旅団にそういった改編を行ってはどうかな、とも考えます。

Img_3747 中隊規模での分散運用、というと非常に簡単にも見えることですが、まず、各種装備は増強に派遣されるのならば部隊とのデータリンク能力を均一化させねばなりませんし、離島など分散運用が求められ師団主力の支援を受けられない状況においては既存の装備では中隊規模での運用に大型化過ぎる対空レーダ装置や対砲レーダ装置、通信大隊の支援をかなりの面で衛星通信に頼らなければならないものもあるわけで、北部方面隊に戦車の余裕があるからと言って、この種の分散運用に対応する装備の増強無くして実施は、あまりに安易、と言えるやもしれません。

Img_39071 そういう意味では、国土面積に比較した場合、限られた少数の部隊からなる防衛力により、もっとも困難な島嶼部防衛を行うには、相応の部隊改編、というものも必要になるのではないか、それが今回の機動を見ての感想です。もっとも、今回は単なる始まりの試金石であって、数年内に輸送能力を大幅増強して一個戦車連隊戦闘団の同時輸送を実施する構想はあるのかもしれませんが。

Img_3604 一方、戦車や機械化部隊の銃装備に関しては演習環境により部隊練度が左右されることが多きですので、北海道偏重という意味は現時点で理解できなくもないのですが、九州への展開により本州では重すぎて運用できない、という部分が解消されるならば、特に民間フェリーの輸送能力も大きくなるのですし、本土部隊の重装備化と演習の北海道、それだけで不十分ならば豪州を含めた海外などでの演習、という方向に切り替えて、全般的な近代化を行う方向で政治は考えてはどうか、とも。防衛省の一存ではできないものですが政治決定とすれば財務省を統制できます。

Img_3381 通信や誘導弾、レーダ装置の面では陸上自衛隊の装備水準はかなり高い位置にあります。通信帯域の問題や演習環境はありますがね。無人機も航空法に悩まされながら大車輪で装備化に向かっています。すると、装甲戦闘車の圧倒的数量不足と戦車の近代化を一挙に推し進めることで対応できる抑止力の幅は大きく広がるのでは、とも。

Img_3726 装甲戦闘車について、89式は生産狩猟ですから例えばウラン装甲戦闘車やCV-90装甲戦闘車のような、運用国へエンジンや火力などの適合を重視している車両を数百両単位で取得してしまう、とかも選択肢にあるのでは、ということ。そうして、せめて各普通科連隊の第五中隊に配備するか、西部方面隊に直轄装甲輸送隊を配置してしまえば、こうした北部方面隊からの小出しではなく、北部方面隊は戦略予備に集中し、機動打撃力の集中運用は可能になるでしょう。鞘腫運用基本への装備改編か、装甲戦闘車の増強、双方ともどちらを選んでも両方選んでも多くの予算を必要としますが、しかし、それだけこの国土の防衛は難しいものであり、そうであっても政治はこれを維持する義務はあります。

北大路機関:はるな

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佐世保基地の朝靄に霞む早朝情景 日米西海防衛最大の要衝を早朝散策

2011-11-07 22:17:38 | 海上自衛隊 催事

■自衛隊統合演習始まる

 自衛隊統合演習が始まりましたが、無関係に佐世保基地の情景を紹介。

Img_5970  自衛隊統合演習が本日から始まりましたが、今朝の佐世保基地は平穏なものでした。佐世保、横須賀や舞鶴、呉と違って外から基地が見える場所が非常に限られている、というのが特色。そんななかでの早朝の散歩と洒落込んだのですけれども、しかし、同じ時間帯に同じ長崎県の五島列島であんなことが起きていようとは。

Img_5957  昨夜海上保安庁が拿捕した中国船の五島列島鳥島領海侵犯事案とは無関係なのでしょうけれども、朝一でミサイル艇が二隻戻ってきました。しかし、何よりも目を引いたのはホイッドビーアイランド級ドック型揚陸艦のトーテュガ、東日本大震災トモダチ作戦では自衛隊輸送支援に活躍してくれました一点、思い出しましたよ。

Img_5966  ミサイル艇おおたか、しらたか。普段はもう少し外海に近いところに停泊しているようなミサイル艇が、ここに接岸することは初めて見たのだけれども、実際佐世保は舞鶴ほどあまり足を運ばないので普通のことなのかな。接岸したらすぐに油船が接舷して補給を行っていまして、月曜だけれども訓練帰りなのかな、と。

Img_5930  G-12の限界というところか、少々画像が粗いデジタルズーム。護衛艦あさゆき、ミサイル護衛艦しまかぜ、ミサイル護衛艦こんごう、護衛艦あけぼの。海上自衛隊の有力な護衛艦がそろっている現状。現在、くらま、は第二護衛隊群司令が指揮をとりハワイにて派米訓練を実施中です。このあと暫くしたら、護衛艦あさゆき、は出港していったようです。

Img_5932  補給艦はまな、補給艦ましゅう、護衛艦さわぎり。この護衛艦さわぎり、も少ししたら出港したようで、写真を撮影した弓張岳展望台を降りたころには既にその姿はありませんでした。しかし、朝のこの時間帯、ほかに時間がなかったとはいえ、朝靄に加えて逆光になってしまってちょっと残念でしたね。

Img_5938  護衛艦きりさめ、護衛艦はまぎり、護衛艦はるゆき、護衛艦いそゆき。その隣を曳船が出港してゆく様子が見えます。しかし、統合演習ということでもっと艦船が少ないのだろう、と勝手に思っていたのですが、今まで見た中では比較的多い状況にあるような印象。海上自衛隊の演習はこののち九州方面でも行われるようになるのですが、こんな形で朝の散策を終えました。

北大路機関:はるな

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護衛艦てるづき 長崎の三菱重工にて最新鋭護衛艦建造中の現況

2011-11-06 23:47:50 | 先端軍事テクノロジー

■てるづき・あきづき二隻の威容

 護衛艦あきづき、てるづき。長崎に行ってきました。そこで長崎、ということで建造中である最新鋭護衛艦の現況を紹介。

Img_5849 護衛艦あきづき、てるづき。海上自衛隊の最も新しい護衛艦が一番艦と二番艦で並んでいたのは幸運でしたね。115のほうが護衛艦あきづき、116が先日進水式を迎えたばかりの護衛艦てるづき。EOS-7Dでも撮影しているのですが速報的な写真ということで、G-12の方の写真を掲載します。

Img_5843  姫路駐屯地祭へ向かうべく新幹線さくら号に乗り込んだところ姫路を通過してしまい、降りるタイミングを計っていたら博多まで行ってしまった、というわけではなく。善通寺駐屯地祭に向かうべく夜行バスに乗り込んだところ誤って隣の長崎佐世保行きに乗り込んでしまった、というわけでもなく、こちらの方に所用があっての次いでの展開。

Img_5811  あきづき型護衛艦てるづき、は去る今年9月15日に三菱重工長崎造船所において進水式と命名式を迎えた、文字通り最も新しい護衛艦です。並ぶ護衛艦あきづき、はおなじく建造中ですが来年三月の就役に向けて現在、公試を実施しており、平日に幸運と偶然が重なれば出港か入港を見ることも不可能ではないようです。

Img_58221  この新型艦は、過去に幾度か掲載しましたが国産多機能レーダーと戦闘情報処理システムを組み合わせたFCS-3を搭載、特定分野ではイージスシステムに匹敵する性能があり、搭載艦対空誘導弾は射程が最大でも60kmと短いESSMではあるのですが、弾道ミサイル防衛に従事するイージス艦の護衛やイージスの防空網を搔い潜った目標への対処が期待されています。

Img_5835  定期整備中の護衛艦ゆうだち。このほか、ドックの奥の方に、むらさめ型か、たかなみ型が一隻入渠していました。長崎は中心部長崎駅から長崎港へ徒歩十分弱、そこから海岸を飲食店や史跡を眺めつつ十分ほど散策すると建造中の護衛艦が見えてくる、という不思議な街です。今回もグラバー園や出島へ向かう途中、こういう写真が撮影できましたので紹介してみました。

北大路機関:はるな

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姫路レンジャー展示!精強挺身隊員による姫路駐屯地祭もう一つの訓練展示

2011-11-05 03:56:51 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

◆FH-70だけじゃない!姫路駐屯地祭第二名物

 姫路駐屯地創設60周年記念行事はいよいよ明日です。そこで、今回は午後から行われ、姫路の隠れた名物であるレンジャー展示の様子を紹介したいと思います。

Img_7698整列したレンジャー。これから始まるのがレンジャー展示、午前中に行われた式典、観閲行進に続いて行われる訓練展示とはまた別の展示です。しかし、これ、レンジャーの技術展示は全国でも行われている駐屯地は多々あるようなのですけれども、姫路の展示が最も充実しているとのことなんです。

Img_7751 ロープ機動の妙技を展示する様子。レンジャーは一定期間の訓練を経て付与される資格で、自衛隊では部隊戦闘を前提として訓練体系が構築されているのですが、集団ではなく個々人の戦闘技術を高めることで挺身行動を可能とさせるのがレンジャーの目的とのこと。

Img_7754この高さは最も人間が恐怖を感じる高さだそうです。あまり意味がないように見えるこの高さなのですけれども、挺身行動に必要な胆力を練成するためには、こうした訓練が必要とのこと。もちろん、レンジャーはロープ訓練などほんの一端なのですが。今はどうか知りませんが、丸太と壁と堤に壕と鉄条網に鉄棒を溶接した200メートル障害物の短時間突破からはじまるのだとか。

Img_7790
 まずそういうものは挨拶のようなもので、他のあいさつは20km武装走。こういったものを延々と繰り返して基礎体力を練成するとのこと。いや、レンジャー訓練に参加する時点で一定の体力基準を満たしていなければならないのですが、そのうえで訓練に必要な体力を培うのだとか。

Img_7834 お前去年より大きくなってないかー?との班長からの問いに対して、今年は天候が良かったですからー、と応じる。ここの掛け合いが、関西だなー、と思う一コマ。レンジャー訓練は基礎体力に応用した体力を練成したのちに、特殊な小銃戦闘術、爆破技術、襲撃と情報収集、徒手を含めた近接戦闘訓練や隠密処理といった戦闘技術を練成します。

Img_7866 レンジャー訓練は、続いて通信と潜伏、航空機や船舶を用いての専有訓練、山間部や密林や市街地を背景に戦闘訓練を行い、加えて野外での食糧調達を行う自活、負傷時に自力対処する衛生訓練、捕虜となった場合の尋問対処術、宴会芸を中心に民間協力者を得るパルチザン訓練などが行われます。最後に山間部を100kmほど歩いて仕上げとなるそうです。姫路から京都まで、かな。

Img_7875 訓練展示。レンジャー展示はロープ技術を中心とした技術展示から始まり、続いて訓練展示模擬戦が行われます。訓練展示模擬戦dスカラ、当然仮設敵の登場。あきらかに悪そうなやつらが進出してきました。いや、悪そうって素行以外の根本的な何かが悪そうでは?と思われるかもしれませんが、これをスルーするのも心得。

Img_7927 敵遊撃隊、ゲリラでしょうか、我が国へ浸透してきました。その昔、サーカス団は国境を自由に移動できるという特性を生かして、隠密や諜報活動に従事していたという事例があります。こういうピエロのような外見であっても油断はできない、ということですね。

Img_7896
 見てください!、この只者ではないという眼光。G-13に対抗しているようです。ここまで仮設敵とわかる仮設敵は、姫路駐屯地を含む第三師団管区でないとみられないのではないかな。ちなみにレンジャー訓練では写真のようなピエロへの変装訓練は、・・・多分やってません。よくわからねえや。

Img_7905 そして手にしているのはカスタムしたM-4A1カービン,いやあ、見るからに頭の悪そうなカスタムだよねー、といつもお世話になっている方が当方へ相槌をうってきます。HA/HA/HA、帰宅して当方はソッコーで自分のM-4A1を普通状態に戻したのは言うまでもないですな。

Img_7927_2 ゲリラは分かりやすい破壊活動には出ない場合があります。スイス政府発行の民間防衛などを読みますと、平和団体等の一見友好的な団体を組織し、実態と異なる隣国への誤った友好印象を受け付け、また軍隊の弱体化を図る行動を平和という美称で行い、弱体化したのちに侵攻します。

Img_7934 住民宣撫工作、手っ取り早いのは物品による住民支持獲得でしょう。このゲリラの定石に沿って、今回のゲリラも子供たちにお菓子をばら撒きます。ばら撒きにより支持を得るという単純な方法ですが、意外と日本のような先進国であっても安易なばら撒きに支持してしまう場合もあるやもしれません。ゴホンゴホン。

Img_7939 今回、ゲリラは日本国内で流通している、そこら辺のコンビニや姫路駅のキオスクでも入手できるようなお菓子を使うことで油断させていたようでした。そういえば、銃器も京都のYAMAMOTOあたりで売ってそうなもの、AK-74とかPKとか明らかな東側装備を持っていないあたりも油断させるものですね。次世代電動高いしなー。

Img_7948 子供たちが捕まってしまいました。お菓子をくれるといって、知らないオジさんについて行ってはいけません。大阪府では、不審者情報として”歩きの男が女子小学生に対しておはようなどと声をかける事案”、”下校中の女子児童へバイバイと声をかける事案”、児童が自転車に乗った男性に声をかける事案”、”児童が見知らぬ男とすれ違う際にニヤっと微笑まれる事案”等が起きています。こんなんで通報されるんやでー。

Img_7955たすけてー!、ゲリラによる拉致事案です。上記事案で通報される我が国ですが、侵入後巧く隠れたのでしょう、ゲリラの動きです。第三師団管区の駐屯地では音楽演奏でプリキュアが演奏されるのですが、今回は来てくれません。カノン町から姫路は多分遠いし、ね。それに姫路にあるのはカノン砲ではなく榴弾砲。しかし、音楽演奏は今後変化があるのでしょうか、入間基地航空祭でもそうですが、今自衛隊では、ほむほむ人気が高まっています。今後は音楽演奏に反映されるかな、もう無関係ですね。

Img_7924 レンジャーは全てを見ていた!。ところでいま絶賛放映中でBDがBOXで出るだけというあのFateZEROですが、冬木市、築城基地のF-15が出ることから長崎だと思ってたんだけれども、あの橋梁の形見るとモデルは神戸なのかな、橋梁の形状、長崎のあれとは違いますよね。イタリアのトリノはどうみても明治村だったけど。現実にキャスターのサーバントがオイタすれば裏でレンジャーが出るわけでしょうか。

Img_7976 そういうようなことを考えている刹那にロープ降下したレンジャー隊員が背後から忍び寄り、一挙に制圧します。G-13的な眉毛でしたが、俺の後ろに立つんじゃあない!、という訓練は不十分だったのか、はたまたレンジャーの隠密処理訓練が徹底していたのか、その中間部分なのか。一人排除、無力化しました。

Img_7987 仕留めたゲリラは、そのまま引きずられていきます。ご近所の方から聞いたのですが、姫路のこのあたりのゴミの日は月曜日だったとのこと。ふーん、と思ったのですが、ゴミ置き場のほうに引き摺られていったので、ううむ、レンジャーは時には非情にならなければならないのか、非情のライセンスですね。

Img_7998 こうして一人屠られました。レンジャーはこうした近接戦闘訓練を徹底して受けています。こうして一人ひとりと見張りを無力化することにより、徐々にゲリラの包囲網を狭めてゆくのです。相手はM-4をもっていますが、我が89式も故障知らずのAR-18に範をとった堅牢な軍用銃、装備が互角である以上、あとは個々人の技量となるのですか。

Img_8024 正義の味方レンジャーマン登場!、というわけでは全く全然ないのですけれども、強そうな一枚に仕上がりました。形勢が有利へ傾いた瞬間が攻撃の好機です。戦力の逐次投入というようなことは行わず、持てる人員と資材のすべてを投入してレンジャーは一挙に勝利をものにします。

Img_8013 更に敵ゲリラが潜伏する建造物へ、一人一人と人員が展開してゆきます。手にするのはM-1911,昔自衛隊が使っていたやつですね。45口径拳銃、今年で制式化から100周年なのですけれども、基本設計が優れていればまだまだ使えることを示すものです。質感がゲリラのM-4A1と似ている気はするのですが、ね。

Img_8053 こうして、突入したレンジャーによりゲリラは全て制圧され、人質は全員救出されました。どうでもいいけど、家電量販店とかでエアソフトガン取扱い終了しつつある店舗は投げ売りやってて安いですよー。東京マルイのUZIが新品で9800円、ほかにはSG-552が新品で16800円とかね。オイラも戦闘の隊員さんが持ってるようなM-1911の新しいの、どうしようかなー。

Img_8062_2 レンジャーは、少人数戦闘による挺身戦闘を重視した能力を有しています。更には航空打撃の誘導や情報収取、監視任務等を加味すれば特殊部隊としての能力を獲得し得るのですが、レンジャー部隊というものを有せず、部隊そのものの遊撃能力を高め、以て対遊撃能力を付与させるという意味ではこの方法もありなのでしょうか。

Img_8090_2 こうしてゲリラの脅威は去った、しかし、我が国への今日はまだ続いている、戦えレンジャー!、・・・、とかとりあえず戦隊モノのエンディングのようなことを書いてみます。訓練展示模擬戦が終了した時点で、このように参加したレンジャーの隊員が整列してみてくれました。

Img_8167 訓練展示は模擬戦が終了したのちに格闘展示となります。近接戦闘において徒手や短剣戦闘は最後の武器、この戦闘技術を会得することにより、全ての距離の置ける戦闘への対処能力を有するようになるわけです。これら動作は普通科隊員では普通に行うのですが、レンジャーではもう少し進んだ内容なのでしょうかね。

Img_8134 格闘展示では、私たちの日常生活に及ぶ危険へも応用出来る展示がいくつもあります。これは女性が痴漢に襲われた場合の対処法、卑猥な言葉とともに抱き着こうとする変態さんへは、何すんのよ痴漢!、と平手打ち。ああ、なるほど。そう思っていると、なにやら少し離れた場所から呟きが・・・、我々の業界ではご褒美です、と。お巡りさんこっちです!。

Img_8149 こちらは背の低い隊員が長身の敵に対処する方法、このように鉄帽を掴まれると全ての攻撃が届かなくなるのですが、こういう場合は屈むことで相手の視界から消え去り、反撃の好機をつかむことが出来るわけ、なるほど、新喜劇でお馴染みの対処法は陸上自衛隊においても応用されている模様。

Img_8108 そういう展示だけでは当然なく、しっかりとした近接戦闘の展示も行われています。まあ、姫路は関西ですからね。山陽電鉄で阪神電鉄まで乗り入れられるほど関西です。もうすぐ近鉄がトワイライトエクスプレスによく似た塗装の団体電車で乗り入れるほど関西なんですからね。

Img_8180 おしまい!、早い話が状況終了です。笑いあり感動あり、戦闘あり格闘あり、盛りだくさんのレンジャー展示でした。昨年はレンジャー展示は1400時開始、終了は1450時です。1330から姫路白鷺太鼓の演奏が行われている場所が会場。盛りだくさんの内容に、一見をお勧めできる、それが姫路レンジャー展示です。

北大路機関:はるな

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平成二十三年度十一月期 陸海空自衛隊主要行事実施詳報(2011.11.05-06)

2011-11-04 22:59:18 | 北大路機関 広報

◆自衛隊関連行事

 今週末の自衛隊行事、今週半ばには入間基地航空祭があったばかりですが行事紹介です。

Img_5883 今週末最大の自衛隊行事は、と言えば善通寺駐屯地で行われます第14旅団創設記念行事でしょう。今年五月に実施される予定でしたが東日本大震災により延期され、漸くの実施となります。旅団ですので一通りの装備を保有していますから、見応えある行事。非常に行きたい行事の筆頭にあるのですが、ね。

Img_9268 久居駐屯地祭。近鉄久居駅から第33普通科連隊、と記された隊舎が見えるのですが、第10師団隷下で、陸上自衛隊において最も最初に軽装甲機動車の運用を開始したのが第33普通科連隊、2002年の伊丹駐屯地祭にも参加していて、あれが初めて見た機会でしたね。配備当時は小銃がまだ64式小銃、進んだものです。

Img_7490 姫路駐屯地祭。迫力の行事といえば、姫路を忘れてはなりません。午前中の式典と訓練展示では第3特科隊と第3高射特科大隊の展示でFH-70榴弾砲の発砲焔を幾度も見せつけ、震わす砲音、叩きつける衝撃波、火薬の緊張感漂う香り、大砲への懐疑をも吹き飛ばす特科部隊行事の醍醐味です。続いて午後に行われるレンジャー展示も見所、こちらをメインにする方もいるほど。

Img_7964 飯塚駐屯地祭、九州では第2高射特科団司令部が置かれた飯塚チュ屯地裁が最大のものとなります。ホークミサイルを運用する方面隊直轄高射特科部隊ですが、九州は海峡一つ隔てた対岸に朝鮮半島があることも踏まえ、通常は北海道以外、高射特科群を置くところを高射特科群二つを基幹とした高射特科団としているのが特色です。

◆駐屯地祭・基地祭・航空祭

注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関

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入間基地航空祭2011 日本最大の来場者を誇る航空祭の速報

2011-11-03 16:39:53 | 航空自衛隊 装備名鑑

■今年度も入間は大盛況

 入間基地航空祭に行ってきました。今中央道を帰路についている最中。

Img_5606  入間基地航空祭。西武電車を撮影しつつ、そこまで期待せずに長い行列を経て基地に入りましたら、偶然といいますか幸運といいますか、最前列を確保できてしまいました。そこで、カメラはEOS-7DとG-12だけなのですが、レンズは18-200mmに加えて120-400mmを持っていましたから真剣に撮ることにしました。

Img_5605  例によって速報記事はG-12の写真。写真撮影の主力はG-12ではなくEOS-7Dですから、ありきたりな写真しかないのですが、ね。飛行展示は確か飛行点検隊や司令部飛行隊支援飛行部隊、そして第二輸送航空隊と入間ヘリコプター隊、救難隊、それに飛行開発実験団のF-2Bが飛行しました。

Img_5620  T-4,ということではあるのですが,やはり総隊司令部飛行隊所属の期待、というだけで通常の練習機として航空団に配備されている機体よりも、何か雰囲気が違う印象。天気は曇りだったのですけれども、一部には雨天の予報もあったようですから、降らずに済んだのは幸いでした。

Img_5634  ブルーインパルス、そういえば震災以後初めてのブルーインパルスでしたね。しかし、しっかり撮りたいのですが、撮っていたらば帰路が大変なことになってしまい、駅が入場制限される可能性もありましたので、少し離れた場所で撮影することとしました。それでも相応の写真はカメラに収めることができ、今帰路にいます。

北大路機関:はるな

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入間基地航空祭2011 明日11月3日0900~1500時

2011-11-02 18:06:57 | 北大路機関 広報

◆空自最大の来場者、ブルーインパルスも飛行展示

11月3日、明日は毎年恒例、入間基地航空祭です。そこで、週末行事ではありませんが行事紹介。

Img_4727入間基地といえば航空自衛隊最大の来場者を誇る航空祭で、昨年はついに岩国基地日米友好祭の来場者を超えたのだとか、とにかく大勢の人で賑わい、最近元気がないので活況のなかに身を投じたい!、アキバのホコテンじゃ物足りないぜ!、と思われる方にはお勧めの行事です。体力が無いともちませんが。

Img_4718入間といえば、中部航空方面隊司令部や輸送機部隊、という印象がありますが、やはり目玉はブルーインパルス!、入間の部隊ではありませんが航空自衛隊でもっとも知名度の高い部隊、写真でも大勢の人が一糸乱れぬ妙義に魅入っている熱気とともに様子が伝わるでしょうか。

Img_4724基地から西部電車。その入間基地へは西武池袋線で一本、稲荷山公園駅が基地に隣接しています。どのくらい近いかというと敷地内を走っているほど。航空祭当日は特急臨時停車するのだとか。混雑する駅は嫌だな、と思われる方は入間市駅まで徒歩900m、基地の反対側には西武新宿線も走っています。

Img_4424入間基地航空祭では、C-1とT-4,CH-47にUH-60,それにYS-11やU-125で大方美保基地でも似たものがみられる、と躊躇する方もいらっしゃるかもしれませんが、総隊司令部飛行隊の航空機が次々とみられる航空祭は、ここだけ、といっていいでしょう。そしてC-1の編隊飛行も頑張っています。

Img_4658当方が足を運んだのは2005年の一回だけですが、その時には三沢から海洋迷彩のF-4EJ改が展示に並んでいました。まだF-1支援戦闘機が最後に残っていた時代ですね。あまりの混雑に西武電車のダイヤまで乱れて、同行の軍事にはあまり興味のない友人とともに当時としてはびっくりしましたのもいい思い出。

Img_4609広大な航空基地、入間基地はメイン会場のエプロン地区にズラリと航空機が並び、首都圏でもこれだけの自衛隊基地があるのか、と感心させられること必至、端から端まで最前列付近を歩けばその時間の長さには驚かれるかもしれません。時間かかるのは混雑しているだけかもしれませんが。

Img_4559注意事項は脚立持ち込み禁止、椅子持ち込み禁止などなど。邪魔になってしまいますし、これが原因で罵声の応酬から殴り合いの喧嘩となることもしばしば、脚立エリアのある航空祭もあるにはありますが、入間基地航空祭に拳銃を含む銃火器と爆弾と脚立に椅子は持ち込み禁止です。

Img_4720一部の心無い人からは、飛行機を見に行くのではなく人間を見に行く、コミケか入間か、入間基地航空祭ではなく人間墓地航空祭などなど揶揄される行事で、俺は柵沿いの外からしか撮らない、とか、やっぱ狭山そば食べて西武電車撮影に転進しないか、など言われるものの、まあ、そういう風に言われている行事なんですよ、と聞いてから行けば、なんだ半分は冗談じゃないか、と思うのではないでしょうか。

◆入間基地航空祭・・・http://www.mod.go.jp/asdf/iruma/

北大路機関:はるな

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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これが新装備!次期戦闘ヘリ&機動戦闘車&火力戦闘車:400万アクセス突破記念特別企画

2011-11-01 23:53:42 | 北大路機関特別企画

◆特別企画用写真一挙放出!!

 400万アクセス突破感謝の特別企画として、いろいろ突っ込みがありそうな写真特集を掲載します。

Img_4785 陸上自衛隊が新しくAH-1S対戦車ヘリコプター後継として導入を開始するAH-1Z-block2、富土重工がアメリカのベノレ社と共同で開発、従来のAH-1Sを原型としてエンジンを双発化し、ツインローターを搭載、飛行時の安定を強化したもので、全国の対戦車ヘリコプター隊と中央即応集団などへ68機が調達される。

Img_2327 機動戦闘車。87式偵察警戒車の後継として師団偵察隊に配備されるほか、旅団に新しく新編される機動砲中隊や中央即応集団中央機動火力大隊、第一空挺団への配備が計画され、60式自走無反動砲の後継として中距離多目的誘導弾を補完する目的から一部普通科連隊の対戦車中隊への配備なども計画されている。

Img_1471 搭載する105mm砲は液体装薬を用いた多段階薬包を採用する新型砲で、発射後に加速、距離900mにおいて1200m/sの最大初速に達する特殊運動エネルギー弾構造を採用。これにより74式戦車の93式APFSDS弾に準じる対戦車能力を有し、加えて装輪式による高度な戦略機動性、データリンク能力を備えている。

Img_5673 11式短距離地対空誘導弾特型。81式短距離地対空誘導弾後継である11式の機動運用型で、特に師団後方策源地への戦域弾道弾攻撃への対処能力を有し、加えて航空機への対処能力とともに低空侵入する小型無人機への迎撃能力を重視した特型、航空自衛隊へ配備される基地防空ミサイルとは別装備となっています。

Img_3736 火力戦闘車(試その一)。旧式化が進むFH-70榴弾砲の後継として開発される新型自走榴弾砲で、技術研究本部により進められた先進軽量砲の技術と、99式自走榴弾砲により培われた自動装填装置技術が応用される火力戦闘車の試作型。一効力射3発20秒以内の実施と40秒以内の離脱を可能とし、高い戦略機動性を誇るという凄い装備です。

Img_4780 そしてこれが新鋭輸送機C-130H-130,エンジンを改修したC-130Jの胴体を延長したC-130J-30というのがありましたが、こいつは米九軍から中古で導入した六機のC-130Hの胴体をつなぎ合わせることで更に胴体を30ではなく130延長して格納庫の前に機首、格納庫の後ろに尾翼が出るほど胴体が長く、・・・、いや、なんというかお気づきでしょうかね。最初の一枚で気づくよね。小牧で撮った一枚。

Img_4794 ・・・、スマン。やってみたかっただけ。でもコラではないです、今回コラ写真は零。一枚目の写真は明野航空祭においてAH-1SとAH-64Dが重なった瞬間を撮影したもの。手前にはOH-1が飛んでいました。AH-64Dの調達が進まず、ベル社製AH-1Sからボーイング社製AH-64Dにいきなり方針転換した富士重工の話を思い出しつつ、ちょっと掲載。

Img_2292
 機動戦闘車っぽい一枚は、75式自走榴弾砲と96式装輪装甲車が同意に展開される訓練展示模擬戦などではよく撮影されている模様で、私も真駒内駐屯地祭での訓練展示模擬戦に偶然重なったところを写真に収めることが出来ました。実物の機動戦闘車は、こんな重なったヤッツケ仕様ではなく、もう少しシルエットが洗練されたものとなるはず。

Img_1476 こちらは守山駐屯地祭。反対側に停車しているのは74式戦車です。実際開発が進められている機動戦闘車は懸架装置へ新技術が開発されない限り低圧砲を搭載する事になるでしょうから、戦車の代替とはなりえず、偵察隊や対戦車隊等に強行偵察や火力支援用に配備されるのが望ましいです。

Img_9346 火力戦闘車は、この重なった様子は既報ですね、昨年の伊丹駐屯地祭にて撮影したもの。03式8中距離地対空誘導弾とFH-70が重なったもの。M-114ではなくFH-70を導入した陸上自衛隊がその後継火砲に選定するのですから、牽引が道交法上難しい52口径砲を自走化したもので、装輪式は戦略機動性重視と迅速な陣地転換の実現手段、おそらく自動装填装置を搭載した短時間火力瞬発行使に重点を置く高度な自走砲となるはずです。

Img_5661 11式特型は完全なウソ。誘導弾に共通性があり高機動車で運用する航空自衛隊所要はありますが、弾道ミサイル迎撃能力はありません。武山駐屯地で撮影した93式近距離地対空誘導弾の背後に空自のPAC-3が映っただけの写真。・・・、とまあ、今回は特別企画ということで四月一日に掲載するような、しかし、今年の四月一日はとてもそんな余裕がなかったので、その代替、という意味もあるのかな、こんな記事にしました。機関奴らの陰謀だ!、とお怒りの方もいらっしゃるかもしれませんが、こういう遊び心のある本ブログを今後ともご贔屓にお願いいたします。

北大路機関:はるな

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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