イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

静かに雪の降る早朝に自死を考える・・・

2008-02-03 | 第二章「五感と体感」

 朝早く目覚めると、雪が静かに降り続いていた。静かな朝である。雪の朝は久しぶりである。

 この2-3日、同世代のことを想いつつ、40-35年前の学生時代のころを考えていた。高校生の3年生のころ、大学生の2年生のころ、学校がロックアウトされてしまい、考えてみれば通算して2年近く通常の授業を受けていない。そんな混乱の時代であった。

 そのころの私は、年齢的にもエリクソンのアイデンティティの混乱の時期でもあり虚無感が支配していたようだ。自殺した方の手記などを書店で購入し、虚無感、無力感を増幅したこともある。20歳の○○というタイトルの本など。

 ネットで、当時の自死された方の手記の一部が掲載されていたので拝見した。生き甲斐の心理学を学んでいるお陰で、当時と違った観点で読むことができた。こころの健康の正常と異常の分かれ道、昔はそんなことを考えたこともなかった。

 私も、異常への傾向は当時もあったが、ネガティブなスパイラルに入らず、留まっていた。今考えると、当時の世相は一見暗いが、今の日本のように世界的に自殺率が高いことはなかった。恐らく、家庭や社会がより健全であったのだろう。感謝である。

 ただ、亡くなった方の手記には、本当に美しい魂の煌めきを感じる。こころや身体の健康は損ねても、魂は実に美しいと思う。

 今日は雪の静かな日である。昨日のように五次元の世界に行かず、静かに考えて過ごしたい。

  <同世代4/4>

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