イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

井戸と泉と!

2008-02-25 | 第三章「無意識の世界」

 最近は井戸を見なくなったが、昔はいたるところに井戸があった。私の育った都内の家でも、庭に井戸があり、その前には最新式の手回しの搾り機が付いている洗濯機があった。

 夏になると、スイカを布で包み、ロープで吊るしてスイカを父が冷やした。冷蔵庫の変わりにも、洗たくにも、そして行水などにも、いろいろお世話になった。

 井戸で、手でポンプで水を汲んだりしたが、今はそうした井戸を見ることがない。蛇口を捻れば(最近はレバーを倒す)簡単に温水や冷水がでてくる。

 ただ、恐らく私たちの祖先はついちょっと前までは、こうした井戸に大変お世話になったのだろう。

 こんこんと湧く清水のイメージ。そんなイメージは何か究極の生き方の理想のように思える。

 へんな囚われもなく、自然体で生き抜くこと、何があっても謙虚にそして着実に生きる。

 聖書には、新約聖書にはヤコブの井戸でのサマリアの女(ヨハネ福音書4)話があるが、生きがい追及の原点だと思う。

<創造の時4/4>

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厭世人(ペシミスト)はカッコ良いか?

2008-02-25 | 第三章「無意識の世界」

 理想というものは、意識の世界にもあるが、無意識の世界にもあるそうだ。ふと、思うのは、自分は意識の世界では自分のことをペシミストとは思わないが、無意識の世界ではペシミストと自己認識しているのでは?

 想えば、学生時代には学生運動などで挫折した人のことを書いた本を読んだり、ニヒルな映画を見て共感したこともあった。世の中を斜に構えることが、何となくカッコ良いと思っていたふしがあった。基本的には防衛機制で逃避的態度なのだろうが。

 この一週間、いろいろ戦争に関係した方の本や、伝記、映画を見た。昨晩はシンドラーのリストを見た。ポルポト政権の虐殺の話も読んだ。

 また、牧師で著名な神学者であるボンへッファーが、ヒットラー暗殺計画に関与し絞死刑になるまでの伝記を読んだ。コルベ神父の伝記も有名であるが、非常に不思議な立場をとったボンへッファーも勉強する価値があると思う。

 日本でも、諸説があるが第二次世界大戦で民間人が80万人、兵士が230万人亡くなったが、ホロコーストでは600万人、ポルポト政権で100万人以上が亡くなっている。(数字は諸説があるのでご注意ください。)。そして今でも・・・・

 こうした異常なことが起こる社会も問題だが、自分の中にあるペシミストはどうだろうか?

 謙虚になって普段見ない悲惨さを学んでいくと、ペシミストを乗り越える何かが見えるような気がしている。

<創造の時3/4>

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