昨日久し振りに雑誌を購入した。「没落する日本」の特集を組んだ、週刊エコノミストである。世界大学ランキングで、上位100校に日本の大学が4校しかない。一人当たりのGDPも1993年の2位から2005年の18位。そんなふうに、いろいろなデータと解説が掲載されていた。
そして、乏しい危機感・・・というような記述が目についた。
ある記事で話の展開を辿ると、日本はどうなるのかなど、不安感が出てくる。ただ、データを静かに眺めていると、急速に進む高齢化の中で、個人的にはまあ頑張ってるじゃないかと反対に安心したりすることもある。ある人は、同じデータを見て、危機感を抱き、ある人は安心したりする。
ひとつの事象を、どう感じ、どう考えるかは、本当に人それぞれだと思う。
ただ、危機感は個人の活動や組織の活動で、重要な働きをする。生き延びるためには、危機感は重要だ。しかし一方、不健全な危機感はこころの健康を脅かすこともあるし、組織の活動を混乱させることもある。
健全な危機感とは何か。自然体で自分の体感として知覚する危機感がベースだとは思うが、深く考えなければならない問題のようだ。
<創造の時1/4>
人気blogランキングへ <- 1クリック是非とも応援お願いします!