2003年にサラリーマンを辞めて何をこれからやろうかと考えた。「生き甲斐の心理学」をさらに勉強し続けることは当然考えたが、「生き甲斐の心理学」の活動の一つの場として、時代のニーズを考え健康な高齢者が共に住むグループリビングを実現したいと思った。
そんなことで、2003年に会社を辞めてから、雇用促進事業団の教育講座で、ホームヘルパーの資格を取ったり、福祉住環境コーディネータの資格を取ったりした。この夢はいまだに実現していないが、細々でも良いから夢を大事にしたいと思っている。
2004年から福祉関係の仕事も始め、その中でいろいろ学んだ。まだ数年のキャリアしかなく、片手間的なところもあり、私の経験も頼りないが、それでも教えられることは多かった。
福祉の仕事は、よく3Kの職場と言われる。きつい、汚い、危険。確かにそうだと思うし、経済的にも、かなり不当に扱われている思う。ただ、人を扱う職場として、医療や教育と並んでとても重要である。私もそうだが、働いている方はマイナスの面より多くのプラスを見出して働いている。
先日、ブラッドピットが出演する、「バベル」を見た。その中のひとコマで、奥さんの瀕死のスーザンの排泄を介助するシーンがあった。言葉でのコミュニケーションを越えて、いわば3Kの中でコミュニケーションが為される。現代の文化が忘れていた、何かを象徴的に表しているように思った。
マイナスを補う、プラスの面。私たちは無意識に魂の交流を求めているのだろうか?
高齢社会で本当に幸せになるために、何をしていくのか考えていきたい。
<支えあう時1/4>
人気blogランキングへ <- 1クリック是非とも応援お願いします!