イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

手動式エレベータに乗って!

2008-03-05 | 第三章「無意識の世界」

 先日、昭和7年に建てられたという建物に行き、レトロな手動式エレベータに乗った。ドアを手で自分で開け、目指す階のボタンを押し昇る。そして到着してから、二重の扉をきちっと閉める。

 ガラス越しに中のエレベータ本体が見え、手動で運転する。昔両親に連れられて三越デパートに行った時のことを思い出す。今では、このようなエレベータは一般的ではないが、当時はわくわくしてエレベータに乗り、エレベータガールを尊敬のまなざしで見たものだ。

 デパートというのは、子供にとって不思議な空間であった。おもちゃ売場が最大の関心であったが、いろいろな世界に連れてってくれるエレベータは魅力的だった。

 そして、エレベータは独特の加速感や振動で、ちょっとした不安感を産む。スリルも楽しめる。

 何人かでエレベータに乗るときは別にして、一人でエレベータに乗ると、結構不安を感じる。高層ビルの高速エレベータも緊張する。

 いつのまにか3月になってしまった。来月は4月新学期等、すべてが新しくなるように感じる。そして今は、エレベータに乗って、地下深く、自分のこころの地階を覗く時なのかもしれない。

<日本に生まれて1/4>

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