イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自分の中の古代、欅(けやき)並木で想う!

2008-03-06 | 第三章「無意識の世界」

 昨晩は、府中の大国魂神社の前の天然記念物である欅並木を通りがかった。

 900年以上の歴史を誇る天然記念物であり、さらに大国魂神社は1900年近い歴史がある。

 場所は府中の駅前であり、様々な建物も一緒に立ち並んでいる。長い歴史を抱いた街である。

 府中の風景もそうだが、私のこころの世界も同じように、様々な古(いにしえ)の影響が満ち満ちている。

 私の父方の亡くなった祖母は、明治生まれで一生を農家で過ごした。彼女は、何かあると近くのお不動さんにお参りにいった。

 お不動さん信仰の由来を調べてみるとこれは結構古く、仏教の到来以前のプリミティブな宗教と繋がっているという説もある。

 母方の祖父は、お盆の時にいつも送り火していた。来年は、この煙に乗ってくるかなあ、と言って家族を驚かして楽しんでいた。お盆・・・この歴史も仏教以前である。

 そんな長い宗教・こころの歴史の中で、最近のグローバリゼーションは何であろうか?幼かったころから今に至るまでを振り返ると、その影響力、スピードは筆舌に尽くしがたい。

 ただ、欅並木が現代の中で、きちっと存在感を出しているのを見ると励まされる。こころの中の古層も、暖かく見つめることも大切なのだろう。

<日本に生まれて2/4>

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