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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

青葉萌え・・・柳の黄緑は青か?!

2008-03-19 | 第四章「愛とゆるし」

 小学校に入りたての頃、幼馴染と祖母と縁側での会話をふと思い出すことがある。みどりの葉っぱの色を祖母が「青」というのを不思議に思い、「これは緑だよ。お祖母さんへんだよ!」そんなことを言った記憶だ。

 今から思えば、日本の伝統では、中国文明やマヤ文明がそうであるように、青は緑色を従来含んでおり、お祖母さんの発言は正しかったのである。学校では緑と教えているが、伝統から考えると間違いではない。

 現に、今でも青果市場など緑を表すものを青と表記する伝統が残っている。

 因みに、西欧では青は緑をカバーしないが紫をカバーしていたそうである。米国に行くと、なぜか紫が日本より多く使われている印象があるが、そのことと関係があるのだろうか?

 色の表現でも、このように文化により時代にニュアンスが変わる。コミュニケーションはなんと難しいものであろうか!昔と変わらず現代も喧嘩や戦争は続き、血が流される。残念ながら悲劇は続く。

 孫に伝統の「青」を教えようとして、逆に学校教育で習ったことで否定された祖母。その時喧嘩した覚えはなかったので、きっと孫の発言を受容した祖母。この年になって、あの時の会話が観えてきたのかもしれない。

 そよ風に、新緑の葉をつけた柳の枝が揺れる。柳のように風を感じたいと思う。

<愛の多様性1/4>

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