外資系の企業に勤めていたとき、年末年始の挨拶には、Seasons Greetings など宗教を意識的に避けた言葉が重宝がられた。特にビジネスの世界では一般的だった。
年末年始は、確かに宗教に拘わらず、お祝いすることが当たり前。しかし、例えば米国にいる人の宗教は千差万別、キリスト教、ユダヤ教、ヒンズー教、仏教・・・いろいろである。メリークリスマスなどはキリスト教なので余り用いない。
お互いの宗教を認めながら、適当な距離を保ちつつ、お互いを大切にする智恵・・・こういう感覚はとても大切な気がする。
さて、脳科学の本を読んでいたら、人間に一番近いとされているチンパンジーでも、他者の心を推定する能力というのは厳しいようである(誤信念課題)。
人間に特有の Seasons Greetingsといったことを創造する智恵。人間は、本当に不思議な存在である。
<感じ2/2>
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