暗い感情の種類は沢山あるという。ただ、例えば色彩のように綺麗に分類したり、科学的に考察する知恵は、まだ人にはないようだ。個人史(生育史)や文化によっても異なり、客観的な基準樹立も難しいのだろう。
その中で、様々な暗い感情を「生き甲斐の心理学」で学んだ5つの感情に分類できることを知り、眼を開かれた想いがした。
暗い感情を、「不安感」、「怒り」、「身体症状」、「うつ」、「錯乱」の5つに分類するのが「生き甲斐の心理学」の常道である。荒っぽい話のようであるが、実際自分の感情生活の中で、暗い感情のスペクトラムはどれなのかと考えるだけで、ハッとすることがある。
また、ある問題が解決しないことで、人は、「不安感」から「怒り」、「怒り」から「身体症状」等と5つの階段を昇っていくようだ。この分類は暗い感情の階段にもなっている。
自分のことを振り返って、悩んだ時のことを考えると思い当たることがいくつかある。また、暗い感情は表に出るうちは良いが、心の仕組みで防衛機制等もあり、内に籠ってしまい、こころの健康が悪化することもある。
「不安感」や「怒り」のうちに、何でも相談できる親しい人や、きちっと傾聴ができる生き甲斐支援のカウンセラー等に相談できればと、自戒をこめて思う。自分の中に答えがあっても、それが見えなくなっているからだ。
本来、暗い感情は理想に近づける重要なエネルギーと学んだ。そして、このセオリーを知り、適切な人に相談をしたお陰で、オセロゲームで、突然黒優勢が白逆転するように、意外な明るい感情に向かう。
<暗い感情3/4>
人気blogランキングへ <- 1クリックで燃えます!