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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

蝶を見つつ、本能について想う!(心の柔軟体操 9/10)

2012-06-11 | 第二章「五感と体感」

 多摩動物公園の昆虫館では、たくさんの蝶が舞う昆虫生態園がある。蝶を見ていると、花の蜜を吸ったりする他に、時々雌雄の蝶が仲良く一緒に舞っていたり、交尾していたりする。本能にしたがった活動。それは決してネガティブなものではなく、ポジティブにとらえるべきものではないか。

 人間にも本能はあり、比較するのはちょっと変だが蝶のような食欲、性欲もあるのは当然として、さらに、人間には見神欲(Desiderium、何か満ち足りない宗教心のような本能)もあるという説がある。私は、見神欲はあると思うがどうでしょう?

 地球の生命体は分っているだけでも40億年以上の歴史があり、動物の本能もその中で神秘的にも育まれてきたように思う。しかし、社会の中の個人にとっては、単純に本能を解放すればよいというわけではなく。それを抑圧したり抑制したり、あるいは解放したりして、のびのびと社会の中で生きるのが良いのだろう。

 愛は古より、さまざまな人によって考え抜かれ、いろいろ解釈されてきた。たとえば、人が身体と個人的な生育史、そして魂から成り立つと仮定すると、身体の愛、生育史からくる感情の愛、理性的な愛などに対応できるようだ。そして、それらは決してバラバラなものでもなく、統合的にとらえられると思う。それには、思想や宗教の力が必要だが、人に備わっている抑圧、抑制などの防衛機制とその解放を自他肯定的にする術が大切だと思う。

 心の柔軟体操 9/10

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