あなたが間違っている、これが回答よ!親子であったり近しい関係であると、思わず言いたくなったりする。しかし、たとえそれが正しいかもしれないが多くの場合は本人にとって屈辱感を産み、混乱を招くだけだ。
大混乱の中で、どうしたらいいか?と訊かれたときに、緊急避難的に指示することはあるにせよ、やはり「回答は自分の中にある。問題当事者の中にあると考え、本人が回答を自分で引き出す支援をする。これが長い眼でみれば正しいようだ。そして、これを応用したり理論化したのが、傾聴やコーチングなどの手法だ。
このことは、生き甲斐の心理学の基本なのであるが、実践するのは結構修業がいる(傾聴訓練の技術だったり、感情転移の問題だったり)。あ~ぁ、またやっちゃった。と日常の中では反省することしきり。でも、一生かけて身に着ける価値はある!
苦悩の最中にあって、自問自答で自分の中から回答を引出すのもコツは同じ。安易に、人に訊いてもピタとした回答を直接返してくれないものだ(支援してくれる人はいても)。
山あり谷あり 9/10