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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

身体症状になるほどのストレス!(山あり谷あり 6/10)

2012-06-18 | 第二章「五感と体感」

 20年前に亡くなった父が昔言っていた。「社会人になって、心配で夜も寝られず胃を悪くしたりして一人前になるものだ。」

 ストレスは単純に忌嫌われたりするが、ストレスは人間を育てる(一人前になる)という世間知も本当かもしれない。生き甲斐の心理学でも、時にはストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、ウツ、錯乱)を宝のように大切にし、そこから真の問題解決への糸口を探す(解決は本人によるが)。そういう考えを大切にしている。

 さて、父の言葉は、もう一つの臨床心理学の知見のポイントもついている。通常、心配事は解決されないと、ぐるぐる頭の中を巡り、感情も昂揚してくるものだ。ちょっとした不安感が怒りを通りこし、いつの間にか身体症状になる。さらにほっておくと、ウツ、錯乱と激しさを増していく経験をおもちの方も少なくないと思う。

 その中で、身体症状は大切な信号である(客観的でもあるので)。寝られなくなったり、消化器が不調になったり、自律神経が原因の様々な不調。生き甲斐の心理学では、その身体症状がでるころ(本当は怒りの段階で気づくのが良いかもしれないが)に対策をすることを薦めている。自分を大切にするために大切な智恵である。

 心配事は、大きく3つの分野に分かれる。歯が痛むなどの身体からのストレス。人間関係や仕事などの生育史からくるストレス(自分の性格からくる)。そして、死の不安など魂からくるストレス。心配事はたくさんあるかもしれないが、身体症状まで影響するのは何か?それを解きほぐし探すのが良い。

 今日の私の場合、最近甘いものを取りすぎたのか、ちょっと虫歯になったようだ。しかし、考えてみれば2-3か月歯医者さんに行かず、不安を育ててきたところもある。この歯医者さんに行くことが遅れたのは、理由があったが、さっさと歯医者さんに行こう。身体も大切にしなければ!

 山あり谷あり 6/10

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