<知性化>というこころの防衛機制がある。テキスト「生き甲斐の心理学」をめくってみると、次の説明があった。
知性化: 感情をなまのまま表出するのが怖いので、抽象化して表出する事
これは、私が注意しなければならない防衛機制のようだ。それによる、心の安定も大事で重要なのだが、その傾向がマイナスの面に向かうと、大切なことを見失しなったりする元凶となる。
先日も、「生き甲斐の心理学」の仲間と話をして気が付いたが、「生き甲斐の心理学」の一側面(臨床系の知識)ばかりに集中していると、自分の宗教を忘れたり(祈りが貧しくなったり・・)、感情生活が貧しくなったりし、何となく傲慢になってきたりの思考の病理(他者否定、自己否定など)が始まりだす。
若いころに、プログラミングのやり過ぎで、不安神経症的な身体症状が出たことがあったが、<知性化>が原因だったと思う。そして、その症状がいつの間にか治ったのは、自分の不安や恐れなどの感情に、変な表現かもしれないが、驚かなくなることだった。
まあ、自分のありのままを大事にすることが良いのだろう。
祈り(お願いでない)や、ゆったりした感情生活は大切にしなければならない。
活発に生きる 7/10