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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

目的もあるがゆるい旅!(旅の意味① 7/10)

2013-11-05 | 第八章「魂と聖霊」

 イソップ童話の兎と亀の話。幼いころに絵本を読んだりしたが、どこかで私の勤勉性や劣等感克服のヒントとして自然に身につけてきたようなのである。私は兎年なので、ちょっと悲しい話として受け止めたが、童話を通して自然に大切なこと(例えば劣等感克服方法として)を学んだのではないかと思う。

 さて、生まれて来てから今に至るまで、童話で楽しく学ぶのではなく、説教や指示をされたりということは山ほどあったように思う。そして、旅においても、この指示されたりは気になる。

 私も、いろいろな旅行をしたが、指示ばかりのパック旅行のようなものも経験したし(支持されて?お土産を買ったり)、行きあたりばったり的な旅も経験した。行きあたりばったり的な旅も、よく考えればどこか依存的な旅もあれば、熱い想いを核とした自発的な旅もあった。

 どれが良いかは、何とも言えないところがあるが、目的もしっかりあるがゆるい、自由度のある旅を最近は好んでいる。

 心理療法やカウンセリングの世界ではロジャースの来談者中心療法というのがあって、生き甲斐の心理学で大切に学ぶ。これは、問題の回答は問題を持つ本人の中にあるという考えが底に流れている(もちろん心の仕組みにより、本人も自分の回答が見えにくいので、ホントと感じてしまいがちだが)。

 学校では、算数とか国語など回答が用意されている問題を多く学ぶし、テレビでもクイズ番組などを見ていると、客観的正解が必ずあるように錯覚してしまうのだが、本当は客観的な正解など多くの場合怪しいものである。例えば、鎌倉幕府の成立の時期は学校で1192年と学ぶが、実は1180年説、1183年説、1184年説といろいろある。1+1=2だって、よく考えるとそんなに単純な問題ではなさそうだ。

 ましてや、人の悩みなどは、他人にとっては謎また謎だ。他人ができるのは問題解決の支えになることくらいではないだろうか。

 本人の中に回答があるとしたとき、有感情的な存在である人が何かを気づき、考えを深めるためには、環境が極めて大事になる。

 ロジャースの6条件とか、傾聴とかいろいろ研究されているが、本人がどこかで愛を感じ、ゆったりと、のんびりできる環境が大切だ。他人から冷たくお説教や指示されたりでは、多くの場合逆効果になる(危機的なときは指示も大切だが)。

 旅は心理療法やカウンセリングとは違うが、自分を大事にする。非日常で何かを得る・・・というような点では共通ではないかと思う。

目的はあるがゆるい旅のイメージ。

 旅の意味① 7/10

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