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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

さりげなく世話をしたり、されたり!(旅の意味② 8/10)

2013-11-16 | 第八章「魂と聖霊」

 今朝は久しぶりの快晴。思わずふらふらと近くを散歩した。冨士山も既に真っ白い雪をまとっていた。ずっと冨士山を眺めていると、何かが山頂あたりを行ったり来たりしている。私の飛蚊症の影響かとも思ったが、そうではなく鳥の大群が、ちょうど冨士山の方向を行ったり来たりしていた。

  

 私の住む南多摩も野鳥や野生の動物なども結構住み着いているようだ。夜路地を車で走っていると、時折タヌキかハクビシンかが道を横切ることも。特に今朝は、渡り鳥等いろいろ目に付いた。人間のせいで、温暖化とか放射能の問題とか大気汚染とかいろいろ動物や植物も被害を被っていると思う。しかし、元気な動物や植物を見ると、何となく心が和む。たくさんの生き物によって、私は慰められる。

 さて、エリクソンの理論によると、35歳から60歳は世話(Care)、生殖性(創出性と訳す人もいる)、停滞感が発現するとされている。

 日々の仕事とか、そんな中で停滞感を感じだしたとき、私もケアの世界にこころの平安を感じたことがあった。意外に世話という世界は停滞感と関係が深いようである。

 世話は、おせっかいとは違う。世話は、世話をされるほうと、世話をするほうがあって成り立つわけであるが、世話をするほうの都合が何か歯車が狂い過剰になるとおせっかいになりやすい。自由意思の中で世話をされるほうに専念していると、地味だが本来の世話になるようなところがある。

 世話の対象も、人が一般的かもしれないが、時には生命ではない物が対象ということもあるように思える。部屋を片付けるとか、コンピュータのメンテナンスをするとか、そういう物が対象ということもあるように思われる。さらに、様々な人間の組織とか集団にも当てはまることもあるだろう(生命体を感じる組織というのもあると思う)・・・

 様々な生命体やそれに類するモノや組織は、時間とともに変わる運命があるようだ。その変化を助けるというか・・・それが広い意味でのケアかなと思う。そして、その変化には、創意工夫がそれなりに求められる。市川亀久弥先生の考案した等価変換創造論を始め創造論とか、心理療法やカウンセリングなどのロジャースの6条件などは、そういう変化を乗り切るための理論的枠組の一つかなとも思えてしまう。

 旅の意味② 8/10

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