情動の問題は、ポジティブだけでなくネガティブに働くことがある。楽しいはずの旅行が、ちょとした行き違いから、悲惨な結果になったりする。もう死語だが成田離婚とか・・・
私も、幼い頃からたくさんの旅をしたが、時には、残念な思い出もある。
取り乱す問題。これを解決するためには、「生き甲斐の心理学」、臨床心理学的知見が実はとても役に立つのである。
いろいろあるが、まずは自分の傾向を知ることからはじめるのが良いようだ。 本来よく判らない他人をうんぬんする前に、まず自分。
どういう感情に支配されると取り乱しやすいのか、一つ感情を取り上げてみよう。そして、取り乱しはじめると、どういう行動や思考になりがちか、研究すると何かが見えてくる。生育史から出てくる感情の傾向は、とても参考になる。
傾向を掴むと、それだけで随分違う。人には、それぞれ身体があり、生育史がある。それを大事にしつつ思索を深めれば誰にも判らない自分だけ判る解決方法に。生き甲斐の心理学をかなり研究すれば、傾向を変えたりできる可能性もあるが、そこまでしなくても予防的な行動ができることは大きい。
町田の薬師池公園には、カワセミ観察のスポットがある。カワセミの傾向を知っているウオッチャーは紅葉を背景にカワセミが撮れるようになるという。私はそこまでいかなかったが、カワセミが撮れたので大満足だ。
旅の意味③ 3/10