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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自分と他者の違いを乗り越える鍵は?(愛を思索する旅 ① 5/10)

2013-12-04 | 第九章「愛」

 昨日は江ノ島の近くの腰越でU先生の勉強会に参加した。そして、昨日は思考・感情・行動の行動について楽しく学んだが、その学びの中で自分と他人の違いということをいろいろ考えてしまった。Aさんの発言に触発されたところがある。

 生き甲斐の心理学を深めていくと、自分以外の他人は驚きの対象といった深層心理の世界を知るようになる。身体や生育史が違うのだから違って当然なのであるが、世の中では何か表面的な共通点を見つけて、あなたは私と一緒・・・といった会話が結構されるのである。コマーシャリズムにのったり、その人が勝手に考えた常識だったりなのであるが。

 それは、多くの場合人間関係の潤滑油なので、別にめくじらをたてるほどのことはないのだが、時に一線を超えてしまい、深層ではかなり違うのに同じだということで、強烈な違和感を感じることがある。特に自分の正中線にふれるようなことは嫌なもんである。

 昔、海外との仕事が増えた時に、欧米人は随分個性的で個人を大事にするなと思い、日本人との違いを感じたが、今は、それは錯覚で日本人も同じくらい個人個人で違う存在だと思うようになってきた。甘えの構造で日本人が特別な集団的特性があるかのように言われることがあるが、ひと皮剥けば、決してそうではない。時代の大きな変化の中で多くの日本人もその現実に直面してきているのではないだろうか。

 個人と個人の喧嘩、集団と集団の喧嘩は、何か派手で変にこころを捉えるところがあるが、大人の和解と平和を真にもとめるためには、深い他者認識で違う中にも自己肯定、他者肯定の観点で歩みよる力というか祈りが必要なのだろう。そして、そのために哲学的・宗教的な人間観を持つ必要があるのだと思う。私の場合はカトリックの信仰を深めることだと思うが。

 愛を思索する旅 ① 5/10

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