イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

意志力も良いが、どんな風に舵をとるか・・・(愛を思索する旅 ① 8/10)

2013-12-07 | 第九章「愛」

 先日の伊勢旅行では、鳥羽に寄ったこともありミキモトの真珠島に行った。そこで海女さんの実演を拝見させていただいた。
 
 気温11℃、水温15℃、天候小雨で波も結構ある中。船に乗った海女さん3名が海に潜る実演を見せていただいた。しかし、波も高く船が流されるようで、時にはハラハラする。その中、さすがプロ。ヘリコプターの空中停止のように船を上手に操作されていた。
 
 さて、昨日の意志力の問題を考えるとき、合わせて考えたいのは、舵取りの問題である。せっかく意志力を発揮しても舵がへんであれば、とんでもないことになる。排水の陣を期した選択は正しい選択なのだろうか?重大な問題であればあるほど、自分だけでなく周りも巻き込むところがあり、恐怖に慄いてしまう。

 理性が勝負と昔は思っていたが、理性だけではだめである。人間ふらふらするものだ。実存的実感というか感情の世界もふくめて方向性を決めていくことが大事だ。
 
 10年前に、28年勤めた会社を辞めるとき、それまで3-4年勉強していた「生き甲斐の心理学」が役にたった。ちょうど一年がかりの課題で、有名な8つの心理療法の立場で自分を分析し自分の背中を押す。そんな勉強であったがとても役立ったようだ。
 
 生き甲斐の心理学は、この100年位の臨床心理学の成果をたくさん取り入れ、自分の人生の舵取り技術としても充分役立つのだ。もちろん、現世人類の10万年以上の歴史と共に発展した、宗教や哲学の大事さはいうまでもない。

「自分は何のために生きているのか?」という人類共通の大問題。この問題には当然回答はなく、死ぬまで問わなければならないのだろうが。それが舵取りの基本となるようだ。考えるだけでも充分なようだ。

愛を思索する旅 ① 7/10

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