イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

等身大感覚!(解釈のこと 9/10)

2016-02-22 | 第三章「無意識の世界」

孫と遊んだりすると、子供のころの感覚を思い出す。私の場合は娘とか孫娘で、セーラームーンとかに本気でなって、私はやっつけられてしまう。

こうした子供のごっこ遊びは何も不思議なことはない楽しいことだが、大人の場合はどうか。生き甲斐の心理学でいうと理想と現実の問題だ。

最近の私も縄文小説などを書いたりと、どこかで現実と理想が混濁するところがあるようだ。そこを他者にくすぐられると、豚もおだてりゃ木に登る状態で「私はドストエフスキーよ!」などと自己肥大しそうになる。それも、ある程度はよいかもしれないが、本格的なはだかの王様になると、子供にも笑われてしまう。

逆のケースもある、潜在能力が十分あるのに自己卑下をして、やらずじまいだったり、何故かできなかったりする。宝の持ち腐れということかもしれない。近くの友達や知人のほうが本人以上に気づいているのに、当人は全く気付かない。人の適正とか天職など、意外にそんなところがあったりする。あの時、何故先生の薦めに素直に応じなかったのかなど。

さて、ここまで書いて、等身大は良いものだ、ありのままは良いものだと締めくくりたいところだが、ふと、学生時代に読んだドン・キホーテの物語を思い出してしまった、ありのままで行くのも良いが、人生自分の中のドン・キホーテとサンチョの二人三脚も面白いかもしれないと。というより、いつも等身大感覚絶大で行くのはできないようにも思う。せいぜい等身感覚が大切なことを思い出すことかもしれない。

解釈のこと 9/10

  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ 人気ブログランキングへ  <・・クリック応援いつも感謝しています!


軽い怪我をして、気付くこと・・・(解釈のこと 8/10)

2016-02-21 | 第一章「意識と知覚」

 きのうの朝、指を傷つけてしまった。妻に勧められ、あるバンドエイドをつけて一日。風呂に入っても何をしても全く普通にできるし痛くない、凄い。キ〇パワーパッドという商品名を、今朝覚えてしまった。

 怪我をしたり、病気になったり、・・・困ったことになったとき、自分の無力と他人の恩を知る。考えてみれば、朝起きてから寝るまで、他人の恩のがなければ過ごせないのだが、意外にそれを忘れてしまう。そもそも、食事などは私の場合100%他者の恩なのである。しかし、それを普段忘れてしまうのが情けない。

 さて、本心から恩を知り感謝することは、こころの健康の問題でも重要な位置をしめるようだ。そして、何かを突破する鍵であったりする。

 たまに怪我をするのも良いものだ。

解釈のこと 8/10

  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ 人気ブログランキングへ  <・・クリック応援いつも感謝しています!

 


「ありがたみ」を思索する!(解釈のこと 7/10)

2016-02-20 | 第九章「愛」

 人生には、苦難の時もあるが、逆もある。欠乏の時もあれば、足りすぎている時もある。

 私が幼かったころ、毎日とんかつが食べられたら、バナナが食べられたら・・・と思ったものだ。、今では油物は肥満になるとか云々で、幼いころの純粋な夢はどうなったのだろう。

 さて、暦の上では冬至も立春も終わったものの、春の実感はまだである(花粉は来たが)。花まつりや復活祭、近くの大國魂神社のくらやみ祭・・・この喜びの季節の前に、欠乏すること、ありがたみを考えるのはとても大事だと思った。

 今朝、ドストエフスキーの「罪と罰」を読み切ろうと心に決めた。どういうわけか、若いころから、ラスコーニコフが老婆を殺害するシーンまでは3-4回は読んでいるのだが、半分読んだあたりで、いつも辞めてしまう。愛の問題を正面から見据えたといわれる世界の名作。愛の光と影を描いたといわれる名作を今年は熟読したい。

解釈のこと 6/10

  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ 人気ブログランキングへ  <・・クリック応援いつも感謝しています!


聖地に行くこと!(解釈のこと 6/10)

2016-02-19 | 第七章「光と復活体」

  社会人になって仕事をするようになり(私の場合は、営業とかマーケティングが主だったが)、課題が与えられて解決していくことを学ぶ。世の中にはPDCAとか品質管理手法とか開発手法とかいろいろあるものだ。それも、実際の現場では役に立つ理論だ。まずは現状の把握から始まり、課題を明確化して問題を解決していく。

 まずは、世の中の現象を把握し、それを解釈する。それは、私の知る限りどんな理論でも同じである。

 心の問題も同じなのだろうか? 悩みの解決や生き甲斐の発見、その他もろもろ。これも、やはり基本は同じであるが、「生き甲斐の心理学」を学んでいくと、それが多くの場合ストレス曲線(不安、怒り、などの暗い感情)であることが分かってくる。その理由は、先人の血と汗の努力から生まれたものだが、生命体の問題は理性より感情がもっとも問題の所在に近い特性をもっているからのようだ。

 とはいえ、私の場合も「生き甲斐の心理学」を学ぶ前は、自分の感情について、そういった意味で関心をもったことはなかった。当然ながら、感情が湧いているか否かについても疎く、感情を理論的(生き甲斐の心理学)に思索することなどまずなかった。それはそれで、通常は問題になることはないが、大切な一生を考えると、自分の無意識からのメッセージをキャッチし、大きな自分の道を辿るうえで、実に大切だと思う。

 その訓練方法については、いろいろU先生からいろいろ学んだが、その中の一つに名所・旧跡・聖地とされているところに行くことがある。そして、そこで湧きおこる感情を書き留めて、あとで思索する。ストレス曲線や幸福曲線、エリクソンの8段階、プロセススケール・・・(詳細はブログの左側の「生き甲斐の心理学」をベースに考えると良い)。もちろん、理論をあまり知らなくても、聖地にいくと不思議と何かがある。

 近々、奈良に行く予定であるが、今から楽しみである。

 写真は、大栗川から観た夕暮れの富士山。この写真を撮った場所は今では何ともないようだが、縄文時代では聖地だったのではと妄想している。

解釈のこと 6/10

  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ 人気ブログランキングへ  <・・クリック応援いつも感謝しています!

 

 


体験の解釈が変わると世界が変わる! (解釈のこと 5/10)

2016-02-18 | 第七章「光と復活体」

 東日本大震災の電気使用制限の日々も遠くなり、日常の中で闇を意識することは少なくなったようだ。ただ、闇をつくり蝋燭をたてたりするのは、何か心があたたまる。明るいともしびはいいなと思う。

 さて、ともしびで回りを明るくしたいという観点では、これでよいかもしれないが、熱くしたいという時はともしびの扱い方が違うようだ。酸素をより送りともしびが青くなる方が熱くなる。ガスストーブやコンロの炎が青っぽいのも、酸素をたくさん送っているからだ。

 観点が違うと、同じ炎でも扱い方が違ってくるのである。

 これは、工業技術開発などでよく使われる創造工学での、観点の大切さの事例である。私は、学生時代から、この勉強をしていたが、中年を過ぎてから臨床心理系の「生き甲斐の心理学」をU先生から学ぶようになった。

 その中で、大きな一つが「体験の解釈が変わると世界が変わる。」という命題である。私も、この勉強を始めてから、過去の体験についても、それこそ50年前の体験などについて解釈を変え、随分楽になったり幸福になったりする経験をつんだ。人間は幼いころからさまざまなことを体験し、自分で解釈しつつ成長していく。それは良いことばかりでなく、例えば幼いなりの解釈で不健康になるきっかけも含んでいる。無意識の世界が絡むので、なかなか気づかず、あとになって思わぬ時に日常の妨げになることもある。

 それこそ青い炎を見て、暗いとネガティブに解釈するのではなく、熱いとポジティブに解釈をするとらくになるようなものだ。自虐的にならず、前向きになれるのである。

 そして、もう一つ思う。創造工学の勉強も「生き甲斐の心理学」の勉強も、工学と心理学の違いはあっても問題解決の方法は実に似ていると思う。発明や創造性、心の悩みの解決、生き甲斐、分野は異なっても基本的な考え方は同じなのだろう。ただ、対象が人かそうでないかは大きい。人を傷つけてはならないからだ。

解釈のこと 5/10

  にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ 人気ブログランキングへ  <・・クリック応援いつも感謝しています!