IKEDA HIROYAのとりあえずブログ

日々の食事や美術展巡り、スポーツ観戦記などもつれづれなるままに書いています。

2022.03.08 三重県立美術館 『春をまちわびて』 

2022年03月08日 20時43分12秒 | イベント・アートなど



三重県立美術館 『春をまちわびて』展 に行ってきました。

三重県立美術館のサイト:コレクションによる特別展示 
春をまちわびて 美術から考える自然との調和(=エコロジー)




正直なところ、特別観たい訳でもなかったのですが、ヒマで仕方なかったので(笑)。

まずビックリしたのが観覧料が500円! フツーは1,000円超ですが。
それは三重県立美術館の自前の収蔵品で構成しているからでしょう。

次に気がついたのが入場してすぐの「はじめに」とかの文章パネル。
これまでは明朝体で文字が組まれていたように思いますが、
毛筆体に近い感じの太丸ゴシック体でした。
ネットの記事か何かで読んだのですが、人によっては明朝体は読みづらいのだとか。
だからそれに対応したのかなーと。ただ、作品1点1点の表示ラベルは従来通りの明朝体でした。



さて、『春をまちわびて』展ですが、ワタシ的には無理クリな企画のような感じではありました。
「エコロジー」をキーワードにしていて、風景画、人間(人工物・文明)が入った風景画などが展示されていましたが。
いっそ「エコロジー」抜きで「春をまちわび」る感じの冬から春にかけての作品でまとめたほうが良かったような気がしました。

三宅克己『箱根双子岳』は単純に自宅に飾ると落ち着いて見られる風景画だと思いました。



次いで常設展。三重県立美術館は常設展をしっかり観るのがワタシのルーティーン。
シャガール、ダリ、ルノワール、ルオーなどの有名画家の絵が見られます。
今回は三重県立美術館の顔とも言えるシャガールの『枝』とともに
版画集『サーカス』の12点が壁一面にディスプレイされていたのが印象的でした。





あと、小林研三という三重県の画家の作品群が絵本のイラストっぽくてイイ感じでした。



こんな感じで、メチャクチャ感動したわけではありませんでしたが、
十分な暇つぶしにはなりました(失礼!)。コスパも良し。




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2021.10.20 奈良観光その4 奈良県立美術館『森川杜園展』

2021年10月20日 15時32分27秒 | イベント・アートなど





正倉院から奈良県立美術館へ。
途中、奈良らしい道路標示や下水道のフタを発見。







奈良県立美術館『森川杜園展』。
特別興味はなかったのですが、せっかく奈良に来たのだからと入ってみました。

森川杜園は江戸時代末期から明治時代に奈良人形(一刀彫)の制作を中心に活躍した奈良出身の彫工。
正倉院宝物の模写や模造にも取り組んでおり、それらの展示に興味が惹かれました。

奈良国立博物館の『正倉院展』を見ることはできませんでしたが、
「檜和琴」など模造品とはいえ間近で見ることができたのは望外の喜び。

特にビックリしたのが「正倉院御物 蘭奢待」。天下第一の名香と謳われる香木。
コミック『信長のシェフ』で織田信長が蘭奢待の一部を切り取らせることをめぐり
ストーリー展開していたのでよく覚えています。
教科書よりもマンガのほうがよく覚えていますよね(笑)。
で、模造品は鹿の胴体ぐらいの大きさ。もっと小さいものだと思っていたのでビックリ。
ただ、実物は長さ156.0㎝、最大径42.5㎝、重量11.6㎏と、もっと大きいようです。

こんな感じで、意外にも楽しめた特別展でした。

ところで、森川杜園は鹿の一刀彫や絵をたくさん残しているのですが、
どれも鹿の子斑点の彩色がほどこされています。
しかし、奈良公園の鹿はみんな茶色一色なのはど〜して?



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2021.02.18 三重県立美術館『ショック・オブ・ダリ』展★3

2021年02月18日 16時18分25秒 | イベント・アートなど



コロナになって以来、超・久しぶりに美術展に行ってきました。
三重県立美術館『ショック・オブ・ダリ』展。

ダリはワタシの中では好きな芸術家の上位5位には入っているので、
三重県で開催されるとなれば、行かないわけにはいきません。





エントランスにはSNS向けのセット。
唇のソファには座って撮影してもいいようですが、
独りで来ているので、ただセットを撮影するだけ(笑)。
2人以上で来た場合、撮りっこしたりセルフィーしたりが
一つのイベントになるのでしょうが・・・。



さて、本展。(公財)諸橋近代美術館蔵の作品をメインとした展示で、
第1部 サルバドール・ダリの世界
第2部 ダリは日本にどう知られたか?
第3部 日本の前衛 影響の広がりと新たな絵画言語の探求
という構成。ダリ本人の作品紹介だけでなく、
日本への影響を紹介したという点ではちょっと面白い内容。



正直なところ、シュールレアリズムは抽象画とともに
ワタシにはわかりづらい分野の芸術。
解説を読まないと理解できない作品多数。
解説を読んでも理解できない作品多数(笑)。



ワタシ的に印象に残ったのは、『ダンス(ロックンロール)』と『蛸』。

『ダンス(ロックンロール)』はシンプルな構成でわかりやすい。
ただ、男性が女性の首をつかんでいるのはどう読み解けばいいの?

『蛸』はひょっとして「魚拓」? 人間の脚とかは描かれているけれど。
そういう意味で、他の作品とは違う作品ですね。



ワタシ的には東京・秋葉原のミナミ美術館の『ダリ 宝飾展』から、
それを丸ごと移行したと思われる鎌倉・ダリ美術館の展示が
あまりにもインパクト大だったので、今回の展覧会は
インパクト小(笑)。でもまぁ、良しとしましょう。



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2020.02.14 三重県立美術館『三重大学 教育学部 美術教育コース 卒業終了展 '20』

2020年02月14日 15時46分48秒 | イベント・アートなど



久しぶりに三重県立美術館へ。今回は企画展や常設展ではなく、
『三重大学 教育学部 美術教育コース 卒業終了展 '20』を観るのが目的。
県民ギャラリーで2月16日まで開催されているもので、入場無料。







「なつまつり」(三林 実乃梨)

個人的に一番興味を持った作品が飛び出す絵本3冊のうちのコレ。
本が縦開きというのも斬新だし、飛び出るモノもなかなか凝っていました。







「猫猫鳴々」(有木 柊成)

小さな猫の絵やらその他の絵などのコラージュで巨大な猫の絵。





「朧月夜」(作野 光祐)

テラコッタで作ったベッドに眠る羊。
「眠る」と「羊」の組み合わせは安易な気もしますが、羊がカワイイ。





「Gato」(片岡 真希)

ブースの一角を模様入りの紙で貼りまくった作品。
写真ではよくわかりませんが、人型の針金のようなものにも貼り付けています。





「てつなごう」「しんじゃえ」(渡邉 この佳)

「床の作品です。ぜひ上を歩いてお楽しみください。」とあったので歩いてみましたが、
ちょっと意図不明(笑)。踏むと場所によって硬かったり柔らかかったりすると面白かったかも。





「向かう先に」(稲垣 貴也)

テラコッタのアンキロサウルスやステゴサウルスなど。皮膚など、まぁまぁ精密に作られています。







(福村 飛鳥)

たくさん作品がありましたが、松ぼっくりの作品がワタシ的に好き。





「女」(堀口 七瀬)

マンガタッチの女性の似たような顔がたくさんあり、
左右でどれかがペアになっている遊びでもあるのかと探してみましたが、
どうやらそうでもなさそうです(笑)。





「おそくおよげばよかった」(加藤 仁美)

意味不明。共感できず(失礼!)。







「未来」(竹好 佳苗)

中央の人物の顔がマンガの絵。上の2作品ほかもマンガの絵で人物を描いていますが、
それは「あえて」なのかな? もし普通に描けないとしたら、ちょっとガッカリ。





アンケートボックスはかわいくデコレートされていました。



ところで、今回の展覧会のテーマは「たこやき」だそうですが、
それを感じられる作品は一つもありませんでした!

(画面の横縞のムラはワタシのシャッター速度の設定ミスです)

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2020.01.13 MieMu『1960年代の熱気を未来につなぐ』 

2020年01月13日 19時13分59秒 | イベント・アートなど



超・久しぶりにMieMu(三重県総合博物館)に行ってきました。
企画展『1960年代の熱気を未来につなぐ』を観るために。
高度経済成長期の時代を振り返る企画展で、
当時の生活文化をモノを通して回顧したり、
鈴鹿サーキットの建築や近鉄名古屋線の線路拡幅工事を紹介しています。











まずは入り口を入ってすぐの「スバル 450」(左)と「スバル 360 カスタム」。
「てんとうむし」の愛称の懐かしいクルマですが、
色々なバージョンがあるのに気づかされました。

現代の軽自動車の外装だけ復刻したら結構人気出るのでは?







「ダイハツ ミゼット」(右)と「東洋工業 マツダ K360」。
子供の頃にたまに見た記憶が。





鈴鹿サーキットのコース案の変遷。
こんなにコース案の変遷があったのかとビックリ。
それにしても、最初の2案はかなりの難コース(笑)。





近鉄名古屋線の軌線拡幅工事(1959年)の紹介。
本来、近鉄設立50周年事業として1960年に行われるはずでしたが、
伊勢湾台風で線路が大規模に損害を受けたことを機に、
前倒しで工事を行なったとのこと。











拡幅工事の記録ビデオが上映されていました(約40分)。
建築や鉄道の専門用語がたくさん出てきて一部 理解できない部分もありました。
伊勢湾台風直後の状況も(ワタシには初めて)動画で見ることができました。
昨年は北陸新幹線の基地が台風で水没するというニュースがありましたが、
60年前には三重県でも同じようなことが起こっていたのだなぁ、と。

伊勢湾台風による被災の修繕工事は別として、
拡幅工事の本工事自体はわずか10日程度で行なったとのこと。
当時のことなので、もちろんほとんど人力だったのがスゴイ。

なお、この記録ビデオで当時の伊勢中川駅の役割がよくわかりました。
当時の近鉄大阪線はレール幅が広く、名古屋線は狭かったため、
直通運転ができず、電車を乗り換える切り替えポイントになるのが伊勢中川駅だったとのこと。
今でもその名残がありますね。





拡幅工事に併せて(拡幅工事前に)導入された初代ビスタカー(10000系)。
ワタシはこの車両を見た記憶がアリマセン。





修学旅行などの貸切専用の「あおぞら号」。
ワタシも乗車したことがあります。
今の車両は白地に水色になっているようですが。





変わって、当時の生活を顧みるコーナー。「家電が普及する前のくらし」。
ワタシが子供の頃、ウチにも親戚の家にも火鉢がありました。
部屋の中は寒く、手先だけ温めることができました。




「家電が普及した後のくらし」。
家電の導入をメインにディスプレイされていますが、
石油ストーブが冬にはありがたかったです。
もちろん電気コタツは大活躍でしたが。





ウチにはなかったと思いますが、親戚の家にもあった竃(かまど)。
薪をくべて煮炊きしていました。ガスコンロの導入でなくなりました。





学校関係では「収納付き児童机」。
ワタシが通っていた小学校は当時3棟あって、
一番古い校舎にはこの机がありました。
卒業するまでには無くなっていましたが。





「ガリ版刷り」の道具。
主に先生が使っていて、児童が使うことはあんまりなかったと思います。
でも、鉄筆を使った記憶もありますね。





「折り畳み木琴」。ワタシも(みんなも)使っていました。







別エリアでは「東京2020オリンピック 聖火リレー開催」。
今年のオリンピックで走る人の紹介や、
1960年の聖火リレーで着用したウェアやトーチ、シューズの展示など。



こんな感じで、昔を懐かしむことができる展示でした。

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2019.11.23 東京・渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアム『リヒテンシュタイン公爵家の至宝展』

2019年11月26日 01時21分04秒 | イベント・アートなど



昼過ぎに東京駅近くで蘭州ラーメンを食べた後、
ホテルのチェックイン(16時)までの時間を潰すため、
渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されている
『リヒテンシュタイン公爵家の至宝展』を観ることに。

公式サイト:建国300年 ヨーロッパの宝石箱リヒテンシュタイン 侯爵家の至宝展 | Bunkamura



ものすごく観たかった展覧会ではありませんが、
月曜日だったため、ほかに観たい展覧会がなく、消去法的に(笑)。
ホテルへのターミナル駅だったのも理由の一つ。





本展覧会では、肖像画や風景画・宗教画などが多数展示されていましたが、
東洋の磁器(中国の景徳鎮や日本の古伊万里など)に金などの装飾品を加えたものが
「西洋と東洋の出会い」として紹介されていて、興味深いものがありました。

なお、後半の展示エリアでは写真撮影が可能で、
みなさんカシャカシャと撮影しており、
ワタシも一応撮ってみました。
美術館もSNS拡散のためにいろいろ考えざるを得ないようです(笑)。



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2019.11.13 名古屋市美術館『カラヴァッジョ展』★2

2019年11月13日 23時56分38秒 | イベント・アートなど



今日は午前中はバドミントンをして午後は名古屋へ。
メインイベントは日が暮れてからのソニー・プロサポート懇親会への出席なのですが、
とりあえず名古屋に着いたのが15:30頃。
懇親会が19:00からなのでヒマつぶしのために名古屋市美術館へ。
名古屋市美術館は地下鉄のどこの駅からも遠い場所にあるので、
普段は名古屋駅から徒歩で延々歩いたりしているのですが、
17時に閉館になることと足の親指の巻き爪が化膿して痛かったので、
名古屋市美術館まで初めてタクシーを使いました(1,170円!)。



さて、『カラバッジョ展』。

公式サイト:【公式】カラヴァッジョ展|札幌・名古屋・大阪 巡回展



おどろおどろしい絵と本人の奇行が伝説めいているようですが、
正直なところ、あんまり響きませんでした。
特に描いている内容がキリスト教の新約聖書に材を取ったものが多く、
それを知らない日本人のワタシにとっては親しみが持てません。
(もっとも、日本の古典を題材にした日本美術もチンプンカンプンですが。爆)

むしろ、特別展のチケット購入で入場できた常設展の方が
ワタシには興味深い絵をたくさん観ることができました。
特に藤田嗣治『夢』はワタシ好みでしたし、
アメデオ・モディリアーニ『おさげ髪の少女』は名古屋市美術館収蔵品の花形。
マリー・ローランサンの『サーカスにて』も好みの絵。


16:40頃には美術館を出ましたが、その後、栄の中心地まで徒歩移動。



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2019.08.02国立西洋美術館『松方コレクション展』

2019年08月02日 16時16分17秒 | イベント・アートなど



東京滞在でヒマなのも今日まで。
11時半までホテルでボケボケして、暑いさなかに出かけたのは
国立西洋美術館。『松方コレクション展』を観るためです。

国立西洋美術館:国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展



そもそも国立西洋美術館は松方幸次郎が集めた西洋絵画のコレクションを
収蔵・展示するために造られた美術館。
個別の絵を観たいというより、国立西洋美術館を設立するに至った
コレクションがどんなものかということに興味を持ちました。

ちなみに松方幸次郎は松方正義(明治期の日本において
内閣総理大臣を2度務めるとともに大蔵卿、大蔵大臣を
長期間務めて日本銀行を設立したり、金本位制を確立するなど、
財政通として財政面で業績を残した。Wikipedia)の息子で
川崎造船所(現・川崎重工)の社長で、第一次大戦時に
造船で巨万の富を得て、そのカネで西洋絵画を買いまくったそうです。

その数は3,000点にものぼるのですが、昭和金融恐慌により
造船所は経営破綻。コレクションの一部は売却されました。

さらにイギリスの倉庫にあった約1,000点の絵画は
倉庫の火事で焼失。また、フランスにあった絵画は
第二次大戦時に敵国所有物としてフランス政府に接収。
戦後、国立西洋美術館を設立することを条件に
「寄贈返還」(フランスは「寄贈」という表現にこだわった)。
しかし、特別価値のある作品は返還されなかったとのこと。



さて、前置きが長くなりましたが、コレクションは
モネ、ルノワール、ゴッホ、ピカソ、ゴーガン、セザンヌ、ロダンなど、
西洋近代美術のビッグネームがたくさん。

ワタシ的に気に入ったのは・・・
・チャールズ・ネイピアー・ヘミー『水雷艇夜戦の図』
・エドヴァルド・ムンク『女』
・ルノワール『アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)』
あたりです。




なかなか満足の展覧会でした。



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2019.08.01 JICA地球ひろば『世界の幸せと悲しみ 人間の安全保障展』

2019年08月01日 19時59分49秒 | イベント・アートなど



JICAの『J's Cafe』でキューバ料理を食べた後は、
せっかくなので『JICA地球ひろば』の展示を見学。
ちなみにJICAという名称はよくTVで目にしますが、
「独立行政法人 国際協力機構/Japan International Cooperation Agency」
のことです。こんなところのビルに入るとは思いませんでした(笑)。





常設展的なエリアでは、世界の民芸品。





各国の民族衣装が着られるコーナーも。
とはいえ、中年のおっさんが一人で来て
コスプレする勇気なし(笑)。





展示コーナーには世界が抱える17の課題が紹介されています。
ここではディスプレイパネルの下に国のカードを差し込むと
その国の課題解決度がカラーライトで表示される仕組み。
日本は「4 質の高い教育をみんなに」が唯一の緑で、
5項目が赤。意外にも達成度は低いようです。





緒方貞子さん。人間の安全保障についてのスピーチビデオを拝見しました。
自国が自国の平和や安全などだけをしてはならないし出来ない、
グローバルに相互協力していくことが必要という内容でした。





教育。世界の多くの国々で教育が行き届いていないという内容。
教育が行き届かないと所得格差が縮まらないというデータも。





相互依存。ここでは主に日本で食べられる食材の多くが
海外に依存していることが示されていました。
もし輸入がストップしたら、コメとイモは十分だけれど、
肉や魚が今に比べて大幅に食べられなくなると示されていました。





世界の主食分布。
結構ワタシ的に興味深いブース。
コメや小麦、トウモロコシやイモが主食というのは
イメージできますが、「肉と乳」が主食というエリアもあり、
ちょっとビックリ。





健康医療。ここでは母子手帳を各国に普及させていることを示していました。





日本では現在、水道の蛇口をひねれば当たり前のように水が出ますが、
世界にはそうもいかない地域がいくらでもあり、
水の確保が日々の生活の大きなウェイトを占めるケースも。
JICAでは井戸ポンプの普及を進めているようです。





貧困。開発途上国では貧困であるために教育が受けられず、
教育が受けられないために、良い仕事に就けず、
病気にかかっても病院に行けず、貧困のマイナススパイラルが起こっているとのこと。
このような状況を打破するためには教育へのサポートが必要。





紛争。日本ではあまり報道されていませんが、
世界各地では紛争がいまも起きています。
現在、自国に住めず、海外に避難しているのは圧倒的にシリア人。
受入国の1番はトルコのようですが、難民対策には各国の支援が必要です。





熱効率の良いかまどの見本。
発展途上国にJICAが製作指導をしているようです。





マラリア蚊を入れないための蚊帳(かや)。
網目が4mmになっていて、糸には殺虫剤成分が練り込まれており、
5年間は効果が持続するそうです。
これを現地生産させ、現地の経済支援にもなっているようです。





帰り際に「国際協力適正診断テスト」。
一番上の質問に対する答えの穴にビー玉を落とすと、
次の質問にビー玉が落ちるという仕組み。





で、最初の質問は「捨て猫を見つけたらどうするか?」という内容。





「見なかったことにして、そのまま放っておく」
を選んで、そのままいくつかの質問に回答したら・・・

「国際協力は自分には関係ないと考えている、面倒臭がり屋のあなた
まずはせみなーやイベントなどに参加して、国際協力について
勉強してみよう!」と出てしまいました(笑)。





最初の質問で「捨て猫を連れて帰る」を選んだ場合は、
最終的に「正義感があり、慎重派のあなた。・・・
国際協力に役立つ資格を身につけよう!」でした(笑)。



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2019.07.31 江戸東京博物館『江戸のスポーツと東京オリンピック』

2019年07月31日 15時43分01秒 | イベント・アートなど



今日も昼間はヒマなので、11時前までホテルでくつろいで、
その後は両国にある江戸東京博物館へ。

今回の特別展は『江戸のスポーツと東京オリンピック』。

公式サイト:特別展「江戸のスポーツと東京オリンピック」 - 江戸東京博物館


江戸時代の武士のたしなみとしての武芸(剣術や弓、馬術など)から始まり、
明治時代に輸入された野球や卓球など、戦中戦後のスポーツの実情、
そして1964年の東京オリンピックを中心とした戦後スポーツの発展、
さらには2020年東京オリンピック招致まで、年代順に外観できます。

個人的に面白かったものとしては、江戸時代には『打毬(だきゅう)』と呼ばれる
西洋のポロ競技そっくりなものがあったこと。
野球ボールぐらいの綿製の毬(まり)を馬上からラクロスの杖のような杖で
門(サッカーゴールのようなもの)にたくさん入れたほうが勝ちというもの。
ちょんまげ・羽織袴の武士たちがポロをしていたと想像すると面白いですね。
ちなみに8代将軍徳川吉宗が奨励していたとのこと。

また、庶民が見るスポーツとして流行っていたのが、やはり相撲。
なぜ両国が相撲の聖地のようになったかが歴史的に紹介されています。

近代においては、早慶戦に代表される野球ブームがあり、
当時のユニフォームやグラブなども展示されています。

1964年の東京オリンピックに関しても豊富な資料が展示されていますが、
びっくりしたのがパラリンピック。ことあるごとに1964年の東京オリンピックは
次のオリンピックにかけて引き合いに出されたりしますが、
実は1964年にパラリンピックが実施されていたのをワタシは初めて知りました。
パラリンピックが世間に認知されてきたのはここ10年ぐらいではないかと思うので、
ほんとうにビックリ。

2020年の東京オリンピック招致に成功した時の資料もいろいろと。
滝川クリステルが着ていたのと同じブレザーやシャツ、スカーフも展示されていました。



こんな感じで、なかなか興味深い展示でした。
スポーツ好きの方はぜひ訪れてみてください。




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2019.07.30 東京都写真美術館で写真展3つをハシゴ

2019年07月30日 22時19分19秒 | イベント・アートなど





今日から金曜日まで、ほぼヒマな東京滞在。
美術館巡りでもしようかとネットで検索して決めたのが
『世界報道写真展2019』を開催している東京都写真美術館。
その後の予定もないので、併催されている『嶋田忠 野生の瞬間』、
『場所をめぐる4つの物語』も観覧することに。3つセットで1割引の1,800円。

『世界報道写真展』は以前も観たことがありますが、
世界各地で起こっている(日本ではあまり報道されない)
事件が撮られていて、考えさせられます。
今回はアメリカ・トランプ大統領の移民排除政策の
犠牲になっている人たちを撮影したものがいくつかあったほか、
各地での紛争の犠牲者の写真が目につきました。

いつも2月のCP+というカメラ関係の展示会が行われている時に
横浜の日本新聞博物館で(日本人による日本の)『報道写真展』が
開催されているので観に行くようにしていますが、
こちらはオリンピックでの日本人選手の活躍とか天皇陛下の行幸とか、
平和な写真がほとんどで、世界のあちこちで起きている
悲惨な出来事の写真はわずかだったように思います。
今回の展示と比較すると、日本人は内にこもって
平和ボケしているなぁと感じざるを得ませんでした。
そうは言っても自分が報道写真家になって
各地の悲惨な状況を撮ろうという根性はありませんが。



『嶋田忠 野生の瞬間』は嶋田氏が若い頃から撮りためてきた野鳥の写真展。
カワセミ、ヤマセミ、アカショウビンほか、
北海道のオオワシやニューギニアの珍しい鳥なども撮影されています。



『場所をめぐる4つの物語』は東京都写真美術館の所蔵作品から、
ユージン・スミス『カントリー・ドクター』、
奈良原一高『人間の土地 緑なき大地 軍艦島』、
内藤正敏『出羽三山』、山崎博『10 POINTS HELIOGRAPHY』の作品を展示。
『イメージを読むためのガイドブック』を渡されて、
展示作品から何が読み取れるかを考えさせる試みです。
ま、正直、あまりピンときませんでしたが(笑)。


こんな感じで東京都写真美術館を出ました。


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2019.04.02 大阪市立美術館『フェルメール展』★3 

2019年04月03日 00時00分12秒 | イベント・アートなど





4月2日から8日まで大阪出張です。
2日は大阪入りするだけなので、
のんびり昼前に自宅を出て美術館巡り・・・
と思ったのですが、あまり鑑賞したいのがなく、
大阪市立美術館『フェルメール展』のみ、観ることに。

公式サイト:フェルメール展 Osaka



フェルメールというと超有名な割に現存する絵が35枚と言われていて、
本展では6枚が見られるとの触れ込み。

正直なところ、そんなに見たい絵はなかったのですが、
一応、「フェルメール」ということで(笑)。
過去に見たことがなかったし。

石原さとみサンが音声ガイドをしているということで、
久しぶりに音声ガイドも借りることに。

さて、展示ないようですが、たった6点のフェルメール作品だけで
開催できるはずがなく、同時代の画家による作品が39点展示されており、
最後のコーナーでフェルメール作品が見られるという流れ。

正直なところ、フェルメール作品にしてもその他の作品にしても、
これといって印象的な作品はなかったのですが(失礼!)、
そこそこ混雑していながら気分を害するほど見るのに不便でもなく、
ちょうどいい塩梅の混み具合でした。

ま、そんな感じでした。




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2019.03.04 カップヌードルミュージアム横浜 

2019年03月04日 23時59分55秒 | イベント・アートなど



CP+2019会場で「カップヌードルミュージアム横浜 入館引換券」(500円相当)をもらったので
三重に帰る前に訪れてみることに。

公式サイト:カップヌードルミュージアム横浜





ただ、外は雨。結構の本降りでユーウツ。そのまま三重に帰ろうかと思いましたが、
桜木町駅のコインロッカーが空いていたため、重い荷物をぶち込んで、訪れることに。
うっかり折り畳み傘をデイパックに入れたままコインロッカーに入れてしまったため、
駅のコンビニでビニール傘を購入。でも雨量が結構激しかったので結果オーライではありました。







桜木町から20分ほど歩いてようやくカップヌードルミュージアムに到着。
館内はとても綺麗でしたが、傘置きがなく、ビニール袋に入れて持たせる方式。
傘を持ち歩きながら館内を歩かせるのはどうかなぁという感じ。





まずは展示を見る前に3階のマイカップヌードルファクトリーで
オリジナルカップヌードル作り体験。
ここではカップにまず製造年月日を記入した後、
カラーマジックペンでイラストなり文字を入れてオリジナルカップを作ります。
(それにしても下手クソなパッケージ! 笑)








さらにスープを4種(醤油、カレー、シーフード、トマト)の中から選び、
トッピング具材を12種類の中から4つ選びます。
ワタシはシーフード味のスープを選び、トッピングはひよこちゃんナルト、LOVEハート型カマボコ、
エビ、インゲンをチョイスしました。

そのあと、麺の上にカップを被せてもらい、自分でハンドルを6回回して
ひっくり返す工程を行い(写真なし)、





蓋を圧着し、





シュリンクパックして、





異物混入検査を通して、





出来上がり。





さらにビニール袋にカップを入れ、
空気を注入して持ち帰りに壊れない処理を行って終了。





続いて2階に降りてインスタントラーメン ヒストリーキューブへ。
ここでは歴代のインスタント麺のパッケージを展示。





1958年のチキンラーメン、





1971のカップヌードルがエポックメイキングではありますが、




ワタシ的には子供の頃、日清焼きそばが大好きでした。





「百福シアター」で安藤百福の生き様のダイジェストを見た後は(写真なし)、
「安藤百福ヒストリー」で復習(写真なし)。
さらに企画展「安藤仁子展」も見ました。





そして「百福の研究小屋」。リヤカーが懐かしい(笑)。




3畳か4畳程度の小屋の中はこんな感じ。




屋根に止まっている雀まで作り込んでいてカワイイ。





中に入ると遠近感が狂う小部屋もアリ。
でもこのアトラクションは最低2名、できれば3人以上の
カップルや家族づれでないと楽しめないですなぁ(悲)。





カップヌードルパークは巨大な工場の中で、自分自身が「カップヌードル」の“麺”となり、
製麺から出荷されるまでの生産工程を体感できるアスレチック施設。
小学生以下しか体験できないのは残念。





4階 NOODLES BAZAAR -ワールド麺ロード-。





世界各国のさまざまな“麺”とドリンクを味わえるフードコート。




ちなみにここで食べた麺はカザフスタンの「ラグマン」というパスタ(300円)。
トマトベースのソースに隠し味はオイスターソース。羊肉が特徴とのこと。
辛くないのでワタシでも美味しくいただけました。

ドリンクはベトナムの「燕の巣ドリンク」(200円)。
燕の巣よりもキクラゲ、寒天の方が多いのですが(笑)。
味はまずくはないものの、変な味(笑)でした。







最後は1階に降りて、ミュージアムショップへ。

ひよこちゃんグッズがたくさん並んでいました。






小さなスペースながら「どん兵衛」グッズも。
がま口がワタシ好みでしたが、
買っても使う見込みがないので買いませんでした。





買ったのは母・姉へのお土産として「チキンラーメン饅頭」。
ひよこちゃんが饅頭になっていて6個入り900円x2。
(パッケージ写真なし)



こんな感じでカップヌードルミュージアムを出ました。
天気が悪かったこともありますが、
大人のワタシ一人だけでは楽しめないアトラクションが
たくさんあって、楽しさ半減。
ここはカップルなり家族づれで楽しむミュージアムでした。


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2019.02.18 森アーツセンターギャラリー『新・北斎展』★2

2019年02月19日 13時26分22秒 | イベント・アートなど



森アーツセンターギャラリーは月曜日も開催しているので来たのですが、 
翌日が展示替えのための休館日だからか、激混み!
エレベーターに乗るのに30分かかりました!

さらに特別ランチ『赤富士カレー』を食べるのに20分待ち。
食後、さらに入場待ちしてようやく会場内へ。

内容は北斎初期から晩年までの絵を通覧するものですが、
これまで見たことのあるものが多く、若干 期待外れ。
待ち時間が長過ぎたのが、気分的に大減点。

とはいえ、北斎の画業を通覧したい方には良い展覧会だと思います。



公式サイト:【公式】新・北斎展



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2019.02.15 東京都美術館『奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド』

2019年02月15日 22時48分07秒 | イベント・アートなど



続いて東京都美術館『奇想の系譜展 江戸絵画ミラクルワールド』。

伊藤若冲や曾我蕭白といったワタシの好きな画家の絵が見られるので
寄ってみることにしました。本展で見られる画家はほかに
長沢芦雪、岩佐又兵衛、狩野山雪、白隠慧鶴、鈴木其一、歌川国芳。

なんといっても観ることができて良かったのが
伊藤若冲『象と鯨図屏風』。
白い象は丸っこくて抽象化されています。もっとも、若冲が実物を
見たことがあったかどうかわかりませんが。
黒い鯨は潮を吹いているので鯨とわかるものの、目やヒレなどが
水面下に隠れているという大胆な省略。

これと対をなすような絵が長沢芦雪『白象黒牛図屏風』。
白象には黒いカラスが留まっており、黒牛のそばには白い仔犬がいて、
白黒・大小の対比がなされたわかりやすい屏風絵。

岩佐又兵衛は今回初めて知った画家ですが、
『山中常盤物語絵巻』がなかなかのもの。
武士が屋敷で人を斬るシーンをいくつも描いていますが、
首が飛んでいたり、肩から左右に真っ二つに斬られていたりと、かなり残虐。
女性も斬られていますがどういうわけか女性はみんな上半身ハダカ(笑)。

ほかに面白かったのが・・・
曾我蕭白『唐獅子図』
岩佐又兵衛『豊国祭礼図屏風』
狩野山雪『韃靼人狩猟・打毬図屏風』
白隠慧鶴『すたすた坊主図』
鈴木其一『貝図』
歌川国芳『宮本武蔵の鯨退治』



なかなか見ごたえのある内容でした。




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