三重県立美術館『ショック・オブ・ダリ』展のあとは
同館内の『ミュゼ・ボン・ヴィヴァン』でちょっとリッチなランチ。
店に入ると、初めて奥の4人がけの席に通されました。
1人客なので2人がけの席でもよかったのですが。
ワタシの右斜め前は女性の1人客。
食事以外はマスクをしていて、コロナ対策はバッチリ。
ワタシの左斜め前はやや高齢の女性の2人客。
たぶん友人関係だと思いましたが、
どちらかがコロナに感染していたら、
まぁ相手も感染するだろうな、と。
ワタシの右横は30歳前後とみられる女性2人。
姉妹というよりは、友人同士のようにお見受け。
マスクなしでそこそこ大声で会話していて、
正直、身の危険を少し感じざるを得ませんでした。
コロナ禍でなければ普通のシーンではあるのですが。
さて、このレストランは企画展に合わせたランチメニューを
提供することが多いのですが、今回は特別メニューなし。
なので一番安い「デジュネ」をチョイス。
メインをプラス800円の鹿肉のローストにしようと思ったのですが、
今日は提供できないということで、メインは魚料理でオーダー。
お店で永年はたらいておられる女性スタッフがテーブルに来て
「『ダリ展』むけの特別メニューを準備していたのですが、
材料の確保ができなくて、今回は用意できませんでした。」とお詫び。
ワタシはいつも特別展に合わせた特別メニューを注文していたのを
記憶していてのコメントだったのかと勝手に解釈して、ちょっと感動。
実際、特別メニューを期待していたので「残念です」と返答しました。
さて、まずは前菜。
牡蠣のベニエとサラダ。
衣サクサクで中身プリプリの牡蠣の天ぷら3個とサラダ。
非常に美味でした。
バゲットと黒ごまパンにオリーブオイル。
メインの魚料理(または肉料理)。
真鯛のポワレ マスタードとフェンネルのソース。
付け合わせはサツマイモ、ナス、ブロッコリー、
カリフラワー、菜花などの炒め物。
正直なところ、真鯛の魚臭さがまず鼻につきました。
さらにカリカリに焼き上げられた皮がナイフで切れず、
食べるのに若干苦労しました。
そんなワケでこの一皿に関しては非常に残念。
食後のコーヒーまたは紅茶。
ワタシはいつも通りコーヒーをチョイス。
以前はインドネシアの「トラルコトラジャ」
でしたが、今はどうなのでしょうか?
バカ舌のワタシには豆の違いなどわかりませんが(笑)。
こんな感じで久しぶりのリッチなランチをいただきました。
コロナになって以来、超・久しぶりに美術展に行ってきました。
三重県立美術館『ショック・オブ・ダリ』展。
ダリはワタシの中では好きな芸術家の上位5位には入っているので、
三重県で開催されるとなれば、行かないわけにはいきません。
エントランスにはSNS向けのセット。
唇のソファには座って撮影してもいいようですが、
独りで来ているので、ただセットを撮影するだけ(笑)。
2人以上で来た場合、撮りっこしたりセルフィーしたりが
一つのイベントになるのでしょうが・・・。
さて、本展。(公財)諸橋近代美術館蔵の作品をメインとした展示で、
第1部 サルバドール・ダリの世界
第2部 ダリは日本にどう知られたか?
第3部 日本の前衛 影響の広がりと新たな絵画言語の探求
という構成。ダリ本人の作品紹介だけでなく、
日本への影響を紹介したという点ではちょっと面白い内容。
正直なところ、シュールレアリズムは抽象画とともに
ワタシにはわかりづらい分野の芸術。
解説を読まないと理解できない作品多数。
解説を読んでも理解できない作品多数(笑)。
ワタシ的に印象に残ったのは、『ダンス(ロックンロール)』と『蛸』。
『ダンス(ロックンロール)』はシンプルな構成でわかりやすい。
ただ、男性が女性の首をつかんでいるのはどう読み解けばいいの?
『蛸』はひょっとして「魚拓」? 人間の脚とかは描かれているけれど。
そういう意味で、他の作品とは違う作品ですね。
ワタシ的には東京・秋葉原のミナミ美術館の『ダリ 宝飾展』から、
それを丸ごと移行したと思われる鎌倉・ダリ美術館の展示が
あまりにもインパクト大だったので、今回の展覧会は
インパクト小(笑)。でもまぁ、良しとしましょう。
久しぶりの魚料理。三重県では(たぶん)珍しく
鰊が売られていたので早速ゲット!
ちなみに北海道産でした。
本当は丸のまま焼きたかったのですが、
フライパンに入れるにはちょっと大きかったので
2つに切ることに。中から数の子がコンニチワ。
フライパンにはオリーブオイルとニンニクを入れ、
火を入れたあと小麦粉をまぶした鰊を投入。
ひっくり返したらフライパンのテフロンが弱まっていて
一部皮がフライパンにくっつくという失態(笑)。
それはともかく、粗びき黒胡椒を振って完成。
食べてみたら、中心部が少し生焼けだったのですが、
なかなか美味。皮がパリパリでグー!
内臓のほとんどは数の子が占めていて、
これも美味しくいただきました。