今日は、ちょうど1年前から育ててきたケイちゃんと
昨年10月にウチにやってきたなっちゃんの避妊手術の日。
いずれ来ることはわかっていたけれど、なんともやりきれない気持ち。
朝、ネコをケージに入れる時はかなり抵抗されましたが、
なんとか行きつけの動物病院に連れて行きました。
なっちゃんのほうはこれまで病院に連れて行ったことがなかったので
状況がつかめなかったのか静かでしたが、ケイちゃんのほうは
動物病院までずっと鳴きっぱなし。
夕方、避妊手術を終えた2匹を受け取りに、改めて動物病院へ。
両方メスなので、手術は大掛かり。お腹を切って卵巣を摘出したため、
割烹着のような保護布を身体に巻き付けられ、
自分で傷口などを舐めたりしないよう、エリザベス・カラーを
巻かれていました。なっちゃんは静かにしていましたが、
ケイちゃんのほうは慣れないカラーが気に入らず、
必死に外そうとしていました。
10日間はほかのネコから隔離してくださいということで、
ワタシの部屋が2匹の病室となってしまい、
急遽トイレやらエサ用の皿などを設置。
ケージからだすと、麻酔の効いた2匹はヨロヨロ歩き。
ケイちゃんのほうは懐かしい部屋に戻ってきて
落ち着きを取り戻してくれましたが、
逆になっちゃんのほうは慣れない部屋から逃げ出そうと
なんとかドアを開けて逃げ出そうと必死でした。
その後しばらくして落ち着いて、ワタシの方にも
寄って来てくれたのでひと安心ではあります。
それにしても、人間の都合でこういうことを
しなければならないことに罪悪感を感じてしまいます。
ワタシにできることは10日間、面倒を見ることだけ。
三重県立美術館『アジアをつなぐ 境界を生きる女たち 1984-2012』を観てきましたが、
どちらかというと、併設されているレストラン/ミュゼ ボン・ヴィヴァンで
この企画展に関連した特別ランチ(2,500円)のほうに興味あり(笑)。
【期間限定】特別ランチ
アジアの女性アーティスト展
アジアをつなぐ-境界を生きる女たち 1984-2012
―母性の象徴、生命力に満ちた乳房をモチーフに―
まずはトマトに詰めた小海老のカクテル 乳房仕立て
ココナッツミルクとカレーの冷たいカプチーノ。
皿もしくはココナッツミルクが女性のおっぱいで、
トマトが乳首というところでしょうか。
トマトを切ってみると、小海老とサヤエンドウなどが。
事前にメニューを知っていたのでさほど驚かなかったですが、
知らなければちょっとビックリな演出ですね。
スタートとしてはさっぱりとした感じで食べやすかったデス。
同時に出されたのが2種類のパン。
左は普通のバゲットで右は甘いパン。
ワタシ的には左のほうがさっぱりしていて好み。
後ろは粗塩入りのオリーブオイル。
メインは鴨の胸
トロピカルフルーツとコリ アンダー、アーモンドをのせてロースト
鴨の “胸” 肉というところがテーマ繋がりというところでしょうか。
トロピカルフルーツはロースト前に鴨肉に塗られていたそうで。
ソースは赤ワインとポート酒を使ったもの。
酸味があって、さすがにレストランのソースという感じ(笑)。
添えられている野菜がむしろ美味。
ハナビラタケ、間引きニンジンの天ぷらは絶品。
ほかにチンゲンサイ、大葉の素揚げ、ブロッコリー(たぶん)。
デザートは~ガトーおっぱい~
エキゾチックな果実のムース
鈴木牧場のホエー(乳清)の寒天とともに
ピナリー・サンピタックスタイル。
本当はややふくらみのある円筒形の陶器がデザートの上に
かぶさっていたのですが、サービス係の方が回収してしまったので
撮影することができず・・・(悲)。
写真ではわかりづらいですが、キウイやクラッカーが
下に添えられています。甘すぎず、イイ感じ。
締めは珈琲または紅茶。
ワタシはトアルコトラジャコーヒーを選択しました。
値段的にはランチとしてはリッチですが、こういう見立てのある
料理なら、それ相応の価格だと思います。楽しめました。
(クリックで拡大)
久しぶりに三重県立美術館へ。正直なところ、特別観たかったわけではなかったのですが、
併設レストランで同展に関連した特別メニューが食べられるということで観ることに。
三重県立美術館のサイト:アジアの女性アーティスト展 アジアをつなぐ―境界を生きる女たち 1984-2012
内容は女性というジェンダーに起因した差別、因習に対する感情を表現した作品が多く、
それはそれで否定できないことなのだけれど、女性に生まれた喜びを表現する作品はなく、
結果的に重い内容の展示内容でした。
三重県四日市市の(株)宮凬本店『御遷宮 特別純米酒』。
スーパーで1本だけ残っているのを見つけて購入(1,500円/720mℓ)。
いま、テレビでは伊勢神宮の遷宮がよく取り上げられていて、
観光客もずいぶん増えていると聞きます。
このお酒も遷宮のあやかり商品ですが、しっかり乗せられてしまいました(笑)。
ラベルには「奉祝 第六十二回 伊勢神宮式年遷宮記念酒」とあり、
また、「三重県産米「神の穂」100%使用」とあります。
原材料名:米(三重県産)、米麹(三重県産米)
精米歩合:60%
アルコール分:15度
色は無色透明、香りは少なく、
味はフツーの辛口酒といったところで、
ワタシ的にはコストパフォーマンス低し(笑)。
まぁ、記念酒ということで。
岡崎市美術博物館で『ポール・デルヴォー展』を観た後は、併設の『レストラン セレーノ』でちょっとリッチなランチ。
魚のランチ、肉のランチ(各1,570円)、特選牛ステーキランチ(2,500円)がありましたが、ワタシは魚のランチをオーダー。
まずオードブルは野菜のゼリー寄せ。ニンジンとかベビーコーンとかいろいろ入ってカラフル。
味は特別どうと言うことはありませんでしたが(失礼!)。
続いてひよこ豆のスープとパン。スープはバターたっぷりでコーンスープのよう。
微妙にコーンスープとは味は違いますが、美味。
メインはメバルのポワレ カレー風味。
周辺にあるのは、何かの葉っぱ(笑)、ニンジンの煮物(?)、レンコンの素揚げ、大根の浅漬け。
メバルのポワレは香ばしく焼いてあって美味しいのですが、何といっても分量が少なすぎ!
デザートとコーヒー。デザートはインフロッタント。「イルフロッタントはフランス語で直訳すると「浮島」の事で、
メレンゲがアングレーズソースの上に浮くことに由来します。」とのこと。浮島の周りのクリームは濃厚ですが、
メレンゲがさっぱりしていてイイ感じ。スライスアーモンドが食感にいいアクセント。
値段相応かもしれませんが、メインの魚の分量がちょっと控えめすぎかなぁ。
実際、食べた後はそれなりに満腹感は得られたのでこの分量で十分だったのかもしれませんが(笑)。
初めて岡崎市美術博物館を訪れました。
東名高速道路/岡崎ICから約10分、ワタシんちからは2時間弱のところ。
山の中の岡崎中央総合公園内にあります。ガラス張りのモダンというか現代的な建物。
さて、今回の展覧会は『ポール・デルヴォー展』。
岡崎市美術博物館ポール・デルヴォー展 夢をめぐる旅
ポール・デルヴォーは独特の不思議な絵を描く画家で、ワタシの好きな画家の一人。
そんなワケで、2時間かけて観にいくことに。
本展はベルギーのポール・デルヴォー財団と協力し、
約100点が展示され、その半数以上が日本初公開になるとのこと。
展示内容は、ポール・デルヴォーの20歳頃の作品から晩年のものまでが網羅されており、
氏の画風の変遷も理解することができます。ま、実際のところ、若い頃の作品は
ワタシの好きなポール・デルヴォーの画風ではないので特に興味を持ちませんでしたが(笑)。
氏が50歳前後になると、独特の幻想的な作風になります。
なお、氏は習作をたくさん描いた上で油絵(本作)を作成していたため、油絵はあまりないとのこと。
ただ、習作でも細い墨の線に水彩で色をつけたものはそれなりに趣がありました。
ワタシの好みの作品は、『森』『トンネル』『ダニエルの習作』といったところでしょうか。
5月6日のテレビ東京『ワールドビジネスサテライト』で「日本酒復権 狙うは世界」という特集が放送されていました。
メインで取り上げられていたのが山口県の酒蔵/旭酒造で、メインの日本酒は『dancyu』などでもよく取り上げられている『獺祭(だっさい)』。これを海外展開しているところをレポート。
すでに20カ国に販売していて、さらに4年前からフランスの最高峰ビジネススクールからインターンシップを受け入れ、日本酒づくりを学ばせているとのこと。
インターンシップでやってくる人はいずれフランスのビジネスを引っ張っていくエリート予備軍です。そういう人たちが日本酒づくりや『獺祭(だっさい)』の味について語れるということで、これはなかなか凄い戦略だと思いました。
旭酒造の社長自身が「地元山口県では負け組みだった」と認めているように、日本酒の国内売上は下がる一方だし、普段飲みなら工業製品ともいえる安い酒がいくらでもあり、小規模な酒蔵がそのような酒を造っても、経営的には厳しいでしょう。
いっそ、海外の富裕層を狙った高級酒に力を入れるほうが活路が見出せるのではないでしょうか?
とはいえ、小規模な酒蔵がみんな高級酒路線に走ると、日本人は安い地酒が飲めなくなるということですが・・・(笑)。
『ワールドビジネスサテライト』のサイト:「日本酒復権 狙うは世界」
またまた牛スジと野菜の煮込みでゴザイマス。
今回はホワイトシチュー仕立て。
具材は牛スジ、ニンジン、キャベツ、ブナシメジ、
シイタケ、ジャガイモ、昆布。
牛スジは1時間、昆布とキャベツの芯は30分、
ブナシメジ、シイタケ、ジャガイモは20分、
キャベツの柔らかい部分は5分という感じで時間差投入。
牛スジは冷凍したものを鍋の湯で直接解凍、切りやすくなったところで
鍋から出して、一口大に切ってまた鍋に戻します。
昆布も乾燥したものを鍋に投入し、しばらくして大きくなったら
鍋から取り出して、まな板の上で少しさましてから細切りに。
隠し味はだしの素、味の素、そして前日のサンマの缶詰の
ハバネロの汁。この汁は直接飲むとかなり辛いけれど、
約8人前のシチューに対してはほとんど味付けになりませんでした(笑)。
それでも、食べた後、いつもより少しポカポカしてきたような気がします。
市販のホワイトソースのルーを投入し、全体にとろみが行き渡れば完成。
仕上げに粗挽き塩胡椒を一振り。
食べてみたら、何もかもが美味。ジャガイモは硬めが好きなワタシとしては
ちょっと柔らかく煮過ぎた気はしますが、崩れてもいないのでまぁまぁ。
シイタケ、ブナシメジも弾力があり、いい食感。
キャベツの芯は薄く切っているので、やはり柔らかいのですが、甘くてグー。
そして何といっても牛スジはクニュクニュ感がたまりません。