IKEDA HIROYAのとりあえずブログ

日々の食事や美術展巡り、スポーツ観戦記などもつれづれなるままに書いています。

2025.01.19 鈴鹿市文化会館『久住昌之の ふらっとグルメ 鈴鹿』に行ってきました。

2025年01月19日 17時53分19秒 | イベント・アートなど





たまたまSNSで情報が流れてきたので、行ってきました。
鈴鹿市文化会館『久住昌之の ふらっとグルメ 鈴鹿』(一般2,000円)。
会場内は撮影・録音・録画等が禁止だったので、外の写真だけ。

久住昌之といえば『孤独のグルメ』の原作者。
番組最後の「ふらっとQusumi」でお馴染みの方。

トークの内容は、2日前に鈴鹿入りした久住氏が自分の足で見つけた飲食店を
写真を見せながら紹介することでスタート。これが大体30分。
鈴鹿市民でも行かないような入りづらい店に入った体験や
庄野宿跡地や鈴鹿川、白子の商店街、鼓ヶ浦海岸など、あちこち歩き回ったところの写真を紹介。

次いで『劇映画 孤独のグルメ』の番宣(笑)からのロケ地 五島列島での飲食紹介。
「五島列島が映画のロケ地になることはなかなかないので、地元の人が浮かれて
空港ロビーは一面 松重豊のポスターだらけ」などと笑いを取った。

その後は「ふらっとQusumi」で訪れた各地の店のエピソードを紹介。
自分の足で店を見つけるので、当たりもあれば外れもあると正直に告白。

14時スタートで15時30分 終演予定でしたが、トーク終了がそれぐらいの時刻。
その後 質問タイムで2人が質問。2人とも『孤独のグルメ』の大ファンのようでしたが、それぞれナイスな質問。

1人目はどういう経緯で『孤独のグルメ』は生まれたのか?という質問。
元々は駅弁をただ食べるだけの漫画を描いたら、それを読んだ編集者が
ぜひ普通のサラリーマンが普通の店で食べるだけの漫画を描いてほしいと言ってきて企画に乗った。
今から30年近く前の話で、マイナーな雑誌で細々とやれればいいと思ってやっていたので、
まさかドラマ化・映画化されるようになるとは思ってもみなかった、とのこと。

2つ目の質問はどの店が一番印象的だったか?というものだったけれど、
『孤独のグルメ』の店選びについても紹介。
まずは『孤独のグルメ』の監督やらカメラマンやらADたちがそれぞれ一人で店探し。
良さげな店を紹介しあって次は3人ぐらいで再訪。
一人では注文できなかった料理を沢山注文し、さらにチェック。
3度目ぐらいでようやく素性を明かし、店を番組で使わせてもらえないか交渉。
松重氏や久住氏が行くのは6回目ぐらいなので、店とスタッフとの気心も知れていて
もてなされるので、料理がマズいわけがない、とのこと。
ちなみに番組や映画で松重氏はひたすら食べる役なので、
前日から食を控え、スタッフがロケ弁を食べるのを横目に見ながら我慢していると紹介。

最後にサックス奏者の女性が出てきてギターの久住氏と
『孤独のグルメ』の「井之頭五郎のテーマ」を演奏。
番組では「Goro〜, Goro〜, I・no・kashira, Hoo!」と女性ボーカルが入るところを
久住氏が男性ボイスで歌ったのが笑えました。

こんな感じで終始笑いの絶えないトークショーでした。
終演後は久住氏の物販&サイン会が催されましたが、
大行列になっていたので、ワタシは何も買わずに帰ることにしました。


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2024.12.1 鈴鹿医療科学大学 市民公開講座・薬膳ランチセミナー に行ってきました。

2024年12月01日 17時34分34秒 | イベント・アートなど







ひと月ほど前にSNSで案内が流れてきた鈴鹿医療科学大学の市民公開講座・薬膳ランチセミナーに参加してきました。
講座・セミナー自体は事前予約制(無料)で、薬膳ランチセミナーの薬膳弁当は1,500円。
大学に行って講義を受けるなんて40年ぶりぐらいかな?(笑)。

10:40~11:40 市民公開講座【紅麹って本当に危険なの?】
          東京大学 名誉教授 唐木 英明 氏

12:00~12:30 薬膳ランチセミナー【心も体も温まる健康薬膳】
          日本薬膳学会 代表理事・鈴鹿医療科学大学 副学長 髙木 久代 氏

(午後は学術総会・薬膳パーティーが専門家向けで開催)

主催者の説明では、市民公開講座は今回9回目で、年々参加者が増え、今回230人ほどとのこと。
ワタシが見た感じでは、30歳未満はゼロで、40歳代がチラホラ、50歳代もさほど多くなく、60〜70歳代がほとんどではないかと。



ワタシは薬膳ランチセミナー目当てだったので市民公開講座にはあまり興味なかったのですが、
唐木 英明 氏は小林製薬の紅麹サプリの件でTV局に引っ張りだこだった方のようで。
ご自身で「1日5局を回った時もありました」と自慢。

【紅麹って本当に危険なの?】の趣旨は、紅麹自体は問題ないが、
小林製薬は最初の培養段階の管理が悪くて青カビを発生させてしまったのが原因と断罪。

小林製薬は今もお詫びCMをTVで流していますが、ワタシはネットで流布している陰謀説を支持。
ちなみに陰謀説とは、コロナワクチンの薬害で亡くなった方の死亡原因を小林製薬の紅麹サプリに押し付けたというもの。
小林製薬は企業献金もせず、健康にいい製品を発売しているので、
海外の薬品メーカーから目の敵にされており、ターゲットとなったと。

ワタシが陰謀説を支持するのは、紅麹サプリが消費者庁ではなく厚生労働省が主体になって原因究明しようとしたこと。
同サプリを摂取して亡くなった方は11月3日時点で125人とされるようですが、うち43人は明確な関連性はないとのこと。

読売新聞オンライン:小林製薬、紅麹サプリ問題巡る特別損失は計101億円に…12月期の業績予想を下方修正

むしろ、コロナワクチンの薬害なのではないかとワタシは思っているのですが、
メディアではコロナワクチン接種の有無については一切報道していません。
コロナワクチンによる死亡者は厚労省が認めただけでも900人を超えており、
実際ははるかに多いのではないかと言われています。
こちらについて厚労省は表立ってメディアで情報を提供しないのに、小林製薬は徹底的に叩かれました。



それはともかく、唐木 英明 氏の講演内容は
・紅麹って本当に危険なの?
・長寿日本の問題
・食品の機能
・健康食品(サプリ)とは?
という構成で、わかりやすいと言えばわかりやすい内容。
ただ、プレゼンスライドはチープ。大学の先生は人に見せることにはあまり手間をかけないようで(辛口評価)。

講演の最後にご自身が「実践していること」や「気にしていないもの」についても語っていましたが、
「気にしていないもの」が食品添加物・農薬・加工食品などで、ちょっとゾッとしてしまいました。

なお、講演の前に比例復活当選した(←イヤミ)自民党の 川崎 秀人 氏(総務大臣政務官)が挨拶していて、
「あぁ、唐木 英明 氏はやっぱりそっち系(政府側)の人なのね」と思った次第。







講演が終わった後は、お待ちかねの薬膳ランチセミナー。
薬膳弁当を購入した人はそれを持って別教室に移動。
弁当を食べながら高木 久代 氏のセミナーを聴くというスタイル。





髙木 久代 氏は地元三重テレビの『Mie ライブ』にも季節ごとに出演されて、
その時期の薬膳料理を紹介しているので、よく知った感じ。

同氏の講演はわかりやすかったのですが、弁当を食べながら聴くというのはなかなか忙しく、
メモを取るヒマがなかったのでスライドをスマホで撮影(このブログには上げませんが)。
弁当を食べずに同氏の講演を聴いて、終わってからゆっくり食べ始めた夫婦がいらっしゃいましたが、
ワタシもそうすればヨカッタかな?





『健美和膳(大雪)』

弁当は9分割の正方形で、ご飯は2つにデザート1つ、残り6つが色々なおかずとなっていますが、
和・洋・中の煮物・炒め物に酢の物もあり、バリエーション豊か。
もちろん、旬の食材で作られていて、それぞれ美味でした。


小松菜・南瓜・木耳、金針菜の煮浸し
小松菜・木耳、金針菜、南瓜、出し汁、醤油、味醂、煎り胡麻・き(???)


若鶏と根菜の棗生姜煮込み
鶏肉、大根、人参、棗、牛蒡、竜眼、生姜、ブロッコリー、出し汁、調味(液?)


海老蓮根饅頭 黒酢あん
海老、蓮根、山芋粉、インゲン、玉子、豆乳、山椒、青葱、黒酢、クコの実


豚肉と白菜のニンニク炒め 胡桃かけ
豚肉、ベーコン、白菜、にんにく、オリーブ油、胡桃、パプリカ


鮭とほうれん草の酒粕クリーム煮
鮭、法蓮草、薩摩芋、玉葱、人参、酒粕、クリーム、出し汁、調味(液?)


長芋、蕪、玉葱の酢の物
長芋、蕪、玉葱、人参、陳皮、米酢、てんさい糖、クコの実


栗紅花ご飯
栗、もち麦、うるち米、紅花、薄口醤油、出し汁


黒豆雑穀ご飯
黒豆、雑穀米、うるち米


黒胡麻と白木耳の豆乳プリン
黒胡麻、豆乳、白木耳、きび糖、バニラ、クコの実、生クリーム



食べ終えたら帰るのみですが、弁当を40個余分に作ってあるとのことだったので、家族のお土産に2つ購入しました。



なお、薬膳ランチセミナーが始まる前に、鈴鹿市長 末松 則子 氏が挨拶。ナマで話を聞くのは初めて。
この挨拶のためだけに来たようなのですが、こういうところで
顔を売って選挙に繋げるのだろうなぁと、斜に構えた見方(笑)。
まぁでも、今回の公開講座のチカラの入り方が分かろうというものです。

あと、三重テレビのアナウンサー 中久木 大力(なかくき ひろちか) 氏が
ビデオカメラを持って講演会場後ろで撮影していました。
こちらも実物を見るのは初めて。「テレビ見てますよ!」と声をかけたかったのですが、
関係者の方とずっと話していたので止めました。
それにしても、三重テレビはアナウンサーにカメラマンもやらせるんですね。
人手がたりないのかな?(笑)。



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2024.10.17 京都美術館巡り5 京都国立博物館『法然と極楽浄土』

2024年10月18日 19時59分25秒 | イベント・アートなど



京都美術館巡りの最後は京都国立博物館。2015年に初めて訪れ、今回は2回目となります。

過去のエントリー:2015.07.01 京都観光(その1) 京都国立博物館



特別展は『法然と極楽浄土』(1,800円)。
法然は浄土宗の開祖で、ワタシは浄土真宗(開祖・親鸞)なのでさほど興味はなかったのですが、
NHK『日曜美術館』で取り上げられていたので、一応 観覧することに。

観覧帰りのおばあちゃん2人、極楽浄土へ行けるかな?(失礼!)





新館の隣にはクラシックな本館の建物。





展示は3階・2階・1階をゆったり使っていて、入館者も少なくてイイ感じでした。
ほとんどが撮影禁止でしたが、このコーナーは撮影OKだったので撮影。

国宝や重要文化財がたくさん展示されていましたが、多くは鎌倉時代のもので、
変色などで絵柄が見づらいものが多かったです。





京都国立博物館内のレストランは閉店となっていました。残念。





京都国立博物館から京都駅へは、電車に乗ってもストレートに行けず時間がかかるので、徒歩で。
Googleマップでは20分と出ていましたが、すでに歩き疲れていたので30分近くかかりました。
京都タワーをバックに記念撮影。




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2024.10.17 京都美術館巡り4 京都市京セラ美術館『巨匠たちの学び舎』

2024年10月18日 18時25分06秒 | イベント・アートなど



自分で練り上げた美術館巡りスケジュールで、思っていたより時間が余ったので、
同じ京都市京セラ美術館で同時開催中の『巨匠たちの学び舎』も観覧することに。

1880(明治13)年に開校した京都府画学校(現・京都市立芸術大学)で学んだ画家たちの作品を集めた展覧会。






ほぼ撮影禁止だったのですが、何点かは撮影可能だったので、
チケットにも採用されている『ピアノ』(中村大三郎)を撮影。

『獅子巌壁』(竹内栖鳳)が印象的でしたが、あまり好みの絵はありませんでした。



そんなワケで、観覧料1,800円はちょっとお高く感じました。



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2024.10.17 京都美術館巡り3 京都市京セラ美術館『GUCCI COSMOS』

2024年10月18日 15時37分57秒 | イベント・アートなど



古田織部美術館の後は東山の京都市京セラ美術館へ。
平安神宮前の大鳥居前で記念撮影。
写真右手に京都市京セラ美術館があります。
左手には京都国立近代美術館。以前『北大路魯山人展』を観に行った記憶が。

過去のエントリー:2015.07.02 京都観光(その3) 京都国立近代美術館『北大路魯山人の美 和食の天才』★4 ほか





京都市京セラ美術館。以前は京都市美術館だったようです。
1933年(昭和8年)の開館で、その建物は公立美術館として日本で現存する最も古い建築だそーです。
2017年に京セラが50億円の援助をし、50年間のネーミングライツ契約をしたとのこと。





開催中だった特別展は『GUCCI COSMOS』。
正直なところ、京都市京セラ美術館を訪れることが目的で、グッチに何の興味もなかったのですが(笑)。
京都市京セラ美術館は同館ネットサイトでの予約を優先しているのですが、30分単位で入館時刻を限定されるので、
予約せずに訪れました。何時に行けるかわからないし、平日だから混んでいないだろうと。

それにしても、エントランスがカッチョイイ! 右側は美術館のガラス壁なのですが、全部赤い透明シートが貼られています。





グッチを象徴するグリーン・レッド・グリーンのアイテムの部屋。
それにしても、ファッション意識高い系の観覧者多し。
中央の女性はなかなかのファッションですが、かなりお歳を召しているよう。
他にもグッチのショルダーバッグを携えたおにーさんとか。
ワタシはユニクロのポロシャツにヨネックスのトレーニングパンツでしたが(笑)。







「ZOETROPE 乗馬の世界」の円形の部屋。







色んなグッチファッションの部屋。





中央の黒いドレス、胸から上は黒い透明なオーガンジーのようですが、
下着なしで着用したら警察に捕まりそう(笑)。





スポーツ系グッズと絵画をコラボ展示している部屋。
絵画は美術館蔵の一級品です(京セラ美術館蔵というわけではないようですが)。

まずはゴルフグッズとゴルフをする和装女性の日本画のコラボ。





乗馬グッズと馬の屏風。





海水浴アイテムと洋画のコラボ。





テニスグッズとテニス柄スカーフ(もちろんグッチ製)。





テニスグッズにはクラシカルなハイカットシューズが。
いま売り出してもスニーカーとして人気出そう。
まぁ、おいそれと買える値段ではないでしょうが(笑)。





バンブーバッグの部屋。ディスプレイが凝っています。





背景の屏風は竹藪の絵で、バッグとコラボしています。ナイス!





コチラは取っ手と蓋を留めるバーの竹の部分が陶磁器製。
どなたか存じませんが、かなり高名な方のようです。





コチラは竹の部分が(たしか)人間国宝の方により彫金された一品。







赤い製品ばかりを集めた部屋。
ちなみにどの部屋にもグッチのイケメンスタッフがスーツ姿で立っており、
シューズはもちろん、グッチのビットモカシン(笑)。





赤い部屋にあった、心臓をモチーフにしたキラキラのクラッチバッグ。すげーセンス(笑)。



こんな感じで、入館料は高額だったものの、ものすごくカネがかかったと思われる演出で、大満足の展覧会でした。



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2024.10.17 京都美術館巡り2 古田織部美術館『古田織部と門下たち』

2024年10月18日 14時37分35秒 | イベント・アートなど



表千家北山会館『わびと数寄』を観賞したあと、
すぐ隣に古田織部美術館を見つけたので、入ってみました。





看板の隣が一人だけ通れる小さな螺旋階段で降りたところが美術館。
ちょっと胡散クササを感じましたが、入ってみることに。入館料500円。安い!



 

開催されていたのは『開館十周年記念 古田織部と門下たち』。
美術館はワンルームマンションの一部屋を美術品展示していると言う感じのスペース。
実際にはビデオを見るための4席の別部屋もありましたが。

狭いスペースに美術品がてんこ盛りで置かれていて、ありがたみが薄れます(笑)。
ただ、展示されている美術品には本阿弥光悦作の赤筒茶碗とか、伊達政宗所有の釜、
小堀遠州作の茶杓など、錚々たる人物に関連するモノを見ることができました。





ちなみに美術館受付の方は1階の茶道具販売の店員も兼ねていました。
ここで売られている茶碗は23,000円から39,000円あたりのものでした。



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2024.10.17 京都美術館巡り1 表千家北山会館『わびと数寄』

2024年10月18日 06時36分34秒 | イベント・アートなど

17日は京都からの帰宅日。
せっかくなので、一日 美術館巡りをしてから帰宅することに。

明け方の一仕事を終え、朝食を摂ったあと、9時にチェックアウトしようと思いましたが
疲れを感じて二度寝。結局10時にドタバタとチェックアウト。
京都駅に行ってキャリーカートとデイパックをコインロッカーに入れて、美術館巡りにGO!







まずは表千家北山会館『わびと数寄』。
たぶんNHK『日曜美術館』で取り上げられていたのを見ていたから。

チケットの写真は野々村仁清の 色絵鱗波紋茶碗(左)と長次郎の黒楽茶碗 銘 禿 ですが、
チケット購入時に野々村仁清の茶碗は後期のみ展示ですとわざわざ言われました。

実際に長次郎の黒楽茶碗 銘 禿 を見ましたが、黒というよりは焦げ茶色でした。

他にも、千利休作の花入や茶杓をはじめ、重要文化財もたくさん見ることができました。
あと、カナダ製のインディアンポテトチップ入れも茶道具として展示されていて、面白かったです。







実は観覧料は2,500円! ずいぶん高額だなぁと思いましたが、喫茶料も込みの価格。
それなら納得ではありますが、喫茶料を別料金にしてくれた方がいいと言う考えも。
美術館側としては喫茶を入館者全員に体験してほしいということなのでしょう。





まずはお菓子。
菊の落雁は甘い砂糖菓子ですが、煎餅はちょっと塩っぱい味。
「煎餅の柄は何ですか?」と尋ねたら、「コマの柄を重ねたものです」とのこと。
「煎餅自体は亀屋さんで売られていますが、この焼印があるのはここだけです」。





小ぶりの茶碗で供された抹茶。抹茶をいただくのは何年振りか? いや、何十年振りかも。





抹茶を全部飲み干すと、底には「福」の文字が。何か幸せな気分になります。
ラーメン屋でも底に「ありがとうございました」的な文字のプリントのどんぶりを使う店がありますが、似たようなものかな?(笑)。

こんな感じで、入館料は高かったものの、楽しめました。


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2023.12.03 【増税?ダメ♡絶対!デモ in 四日市】 & 山本太郎とおしゃべり会

2023年12月04日 00時10分59秒 | イベント・アートなど

首題のイベントに参加してきました。
前半は14時から1時間ほど四日市駅近辺の大通り・商店街をデモ行進。
後半は16時から2時間ほど、四日市市市民交流会館で山本太郎氏の演説と質疑応答。

【増税?ダメ♡絶対!デモ in 四日市】2023年12月3日(日) | れいわ新選組
【山本太郎とおしゃべり会 in 三重県・四日市市!】2023年12月3日(日) 16:00~ | れいわ新選組





前半のデモは13:30に四日市市民公園集合、ボランティアの方が参加者に幟やプラカード(のようなもの)を配り、
13:50頃からデモのやり方(コール&レスポンス)や注意点などを説明。





その後、山本太郎氏が登場して参加者に挨拶。たぶん警察への届出でキッチリ決まっているのであろう、
14時ピッタリにデモスタート。「サポーテッド・バイ・四日市南警察署」と言っていたのがちょっと笑えた。





ワタシは幟を持って行進したのですが、「風が強いのであまり高く上げないで」とか
「幟を真っ直ぐに立てて」とか注意されました(安全のため)。
車道を1車線使って行進するので、警察の方も同行。横断歩道や交差点などでは
信号優先になるので他の通行の迷惑にならないよう気を使っていました。





商店街を通って最後は近鉄四日市駅ふれあいモール前付近で解散。





後半のおしゃべり会の会場は四日市市市民交流会館という所。
16時までどこで時間を潰そうかと思って近鉄百貨店の中をしばらくうろうろしていましたが、
とりあえず初めて訪れる市民交流会館に行ってみるか、と。
グーグルマップでチェックしたら、四日市駅から15分もかかる! 慌てて会場に向かってすぐスタート。
会場に着いたのは15:20頃だったのですが、会場に参加者はチラホラ。
会場まで通りから参加者は少ないのかなぁと思っていたのですが、
16時前には立ち見ができるほどの満員に。たぶん200人は超えていたと思います。





さて、時間通りにおしゃべり会がスタート。
まず山本氏が参加者に挙手をさせてチェックしたのが「『れいわ新選組』についてどんな党か知らない人」。
意外と多くてちょっとビックリ。次いで「れいわフレンド」に登録している人、
「れいわオーナー」に登録している人、その他の人。その他の人が一番多かった。

その後、山本氏が5分ほどプレゼンした後は参加者との質疑応答。「質問したい人?」と挙手を促したら35人。
なるべく多くの人の質問を受けたいということで、質問は1人1つ。
全く政治に詳しくない人の質問も受けたいし、そのような人が置いてけぼりにならないように
「れいわマニア」の人とのマニアな質問にはバランスを取りたい、とのこと。

参加者の質問は「国会議員の任期はどれぐらいですか?」から「要介護者への支援対策は?」とか「自然災害時の援助は?」、
「政治には本当にカネがかかるんですか?」など。
これらに対する山本氏の回答は明快。方針が決まっていることには明確に答えるし、
決まっていないことには「答えを持ち合わせていません」と返答していて気持ちいい。

おしゃべり会の最後には「れいわフレンド」「れいわオーナー」登録のお願いとポスター貼りのお願い。
「ポスターを家に貼ると怪しい勧誘が来なくなる」とか、
「自宅がマンションの上階でも「アレは何だ?」と注目してくれる」と笑いを取っていました。





そして最後に「山本氏とのツーショット写真タイム」!
先着●名とか何時までとかでなく、希望者全員とツーショット。もちろん大行列。
ワタシも撮ってもらって握手もしてもらいました。弱小とはいえ、政党の党首にしては腰が低い!(笑)。
某政党党首ならボディガードがいっぱい付いて握手会なんてできないだろう(現実に事件があったし)。



こんな感じのイベントでした。


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2023.10.21 まずは品川のキヤノンギャラリー『高精細複製品で綴る 日本の美』

2023年10月21日 23時54分29秒 | イベント・アートなど

今回の上京の目的は、ワタシの東京在住時代の会社のOB会とスポーツクラブのOB会。
とはいえ、それだけのために上京するのはもったいないので、いろいろ詰め込もうとするワケです。貧乏人は。
で、まずは品川で降りてキヤノン プラザ S で新製品をいじってこようと思ったものの、行ってみたら
みたい新製品はいずれも品川のキヤノンにはないとのこと。「キヤノンともあろう大企業が自社の新製品を用意していなくてどうする?」
・・・と心の中では思ったものの、大人の対応で「あぁ、そうですか」と済ませたのだけれど。



とはいえ、怪我の功名というか、同じ施設の1階にあるキヤノンギャラリーSでは
『高精細複製品で綴る 日本の美』という展示をしており、せっかくなので見ていくことに。
超有名な屏風絵7点と襖絵・浮世絵各1点を(たぶん)原寸大で複製展示。







ギャラリーの外からみることができるのは『雲龍図』(曾我蕭白)。
縦1.65m、横10mあまりの巨大な襖絵。
ユーモラスな龍の目がお茶目な感じながら、全体の筆致は豪快で、
海外の美術館でなく日本にあれば国宝級ではないかという作品。
残念ながら、この作品はガラス越しの鑑賞となります。
(それにしても、指が写ってるやん。ヘタクソか!)




(撮り忘れたので、ネットから引用)
入室してすぐの作品が『江戸風俗図屏風』(菱川師宣)。
『洛中洛外図屏風』の江戸版といった趣の作品。
菱川師宣って、こんな作品も描いていたんですね。






菱川師宣と言えば『見返り美人図』。
他の屏風絵がデカいのでちょっと見劣りしてしまうかもだけれど、
間近に寄って見てみると、金箔の盛り上がりがハッキリわかり、
どのように複製したのか、その技法に興味が湧きます。







重要文化財『風神雷神図屏風』(尾形光琳)・『夏秋草図屏風』(酒井抱一)
『風神雷神図屏風』(尾形光琳)と『夏秋草図屏風』(酒井抱一)は
それぞれ別に評論・解説されることが多いと思いますが、
現物は同じ屏風の裏表であることを表現した複製画です。コダワリを感じますねぇ。





一方、尾形光琳の元ネタとなった国宝『風神雷神図屏風』(俵屋宗達)。
俵屋宗達と尾形光琳の『風神雷神図屏風』を同時に見られる機会は滅多にありません。
(以前、東京国立博物館で両作品の実物を見られる展示会がありましたが)
個人的には俵屋宗達の雷神の太鼓が画面からはみ出ているダイナミックさが好きです。
あと、いまだ残る疑問としては、風神・雷神が乗っている雲の素材が銀なのか鉛なのか・・・。










『樹下鳥獣図屏風』(伊藤若冲)。
若冲と言えば動植物の超絶精密描写で有名ですが、「枡目描き」でも緻密描写は健在。





国宝『松林図屏風』(長谷川等伯)。
これもまた、違った意味で日本の誇る美の一つの到達点では?
今回の展示ではこの作品だけ屏風にプロジェクションマッピングで
雪がしんしんと降り積もる様が映されていました。





重要文化財『竹に虎図襖』(狩野山楽・山雪)。
ワタシ的にはあまり思い入れのない作品ですが、
多分、見たこともないであろうトラを可愛く描いています。



この展覧会の良さは、ガラスなどに遮られることなく、絵の間近まで近寄って見ることができることですが、
ライティングも部屋を暗くして下からの照明のみで屏風絵を照らしていること。
たぶん、江戸時代の夜に絵を鑑賞するとしたら、こんな感じだったろうと想像することができます。

そんなワケで、実物ではないにも関わらず、感銘を受けた展示会でした。



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2022.11.04 MieMu『伊勢型紙 技をきわめる』

2022年11月04日 19時52分23秒 | イベント・アートなど



三重県立美術館のあとはMieMu(三重県総合博物館)で『伊勢型紙 技をきわめる』展。
企画展・常設展などは有料ですが、この展示は無料。





このエリアは撮影自由ということで何枚か撮影させていただきました。





「伊勢型紙」と言いつつ実際に作られていたのは三重県の白子・寺家エリア。
寺家はウチの隣町。小中学校の同級生の一人の親父さんが伊勢型紙の職人さんだったので、親近感アリ。













図案「たんぽぽ」。
たんぽぽの図柄はユニークですね。





図案「散り花」。
桜が散るところを図案にするところがナカナカ。





図案「扇流れ」。
雅びな図案ですねぇ。





図案「飛鶴」。
これまた雅びな図案ですねぇ。





これ、何だかわかりますか?
図案「大根おろし」。
大根おろしを図案にするって粋じゃないですか!
葉つき大根とおろし金が図案化されています。
今回見た図案の中でワタシ的にナンバーワン!!!







こんな感じで小さいスペースながらなかなか楽しめた展示でした。
どうせなら伊勢型紙をつかった手ぬぐいとか小物が売られていたらよかったのに。

今のMieMuのメイン企画展は『三重の円空』なのですが、
あまり興味がなかったのとどこかの小学校の課外授業で小うるさい小学生が
この展示会場にたくさん入っていったのを見て、観覧を止めました(笑)。



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2022.11.04 三重県立美術館『岡田米山人と半江』『三重の木の椅子展3』 

2022年11月04日 18時16分04秒 | イベント・アートなど



ミュゼ・ボンヴィヴァンでリッチなランチを楽しんだ後は
三重県立美術館『岡田米山人と半江』展。

岡田米山人は江戸時代の大坂の米屋でありながら書画のうまい変わり者。
津藩にその才能を買われ、子の半江と2代にわたり津藩の大坂屋敷に勤めることになりました。
一方、米山人と半江は、謎多き父子。出生地さえ諸説ある状況です。
江戸時代後期の文 人画家として高く評価されながらも、これまで開催された展覧会が極端に少ないのは、
その経歴に不明な点が多いことも無関係ではありません。開催された展覧会は1941年と1976年のわずか2回。
三重県では今回がはじめてとなる大規模な展覧会 とのこと。

正直なところ、父 米山人の山水画にはピンときませんでしたが(失礼!)、
酒を飲む自画像が2点あって、どちらも文人画家らしい楽しい画でした。

一方の半江は山水画が独特の筆致で興味深かったです。

あと、絵とは関係ありませんが、今回の展覧会はいつも常設展を行なっている2階を使用しています。
さらに2階の最後のエリアから階段で1階展示会場に移動するという流れはワタシの知る限り初めて。

1階では特集展示『生誕100年 元永定正展』もあり、一応拝見しましたが、あまりピンと来ず。

さらに1階の『柳原義達の芸術』はいつも2部屋使われているところの1つが
いつも2階の『常設展』で展示されている絵画のうち有名なものが展示されていました。





無料の県民ギャラリーではいつも受付で住所・氏名を書かされるのが面倒であまり入りたくないのですが(笑)、
せっかくなので入ってみたら、これがなかなか楽しかった! 今回は『三重の木の椅子展3』

三重県内の作家31組が三重の木で作った椅子の展示で、面白いのは実際に座れること!
現代美術展などで椅子が展示されることはありますが、見ることはできても座ることも触ることもできないですから。
直線的なベンチ(縁台)もあれば、尻のくぼみを削った椅子もあり、背もたれのあるなしなど、
バリエーションは多種多様。アンケートでどの椅子が気に入ったかを書くことになっていて、
来場者はみんな、アレがいい、コレがいいなどと座り比べていました。

ワタシ的には柱用の木を組んだような直線的なベンチ(縁台)や
尻のくぼみを鑿(ノミ)跡を残して削った椅子、キノコの形をした椅子が好みでした。


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2022.10.21 山梨県立美術館『縄文展』 

2022年10月21日 21時14分32秒 | イベント・アートなど



今日は仕事もなく山梨から三重に帰ればいいのですが、せっかくなので山梨県立美術館へ。





山梨県立美術館は芸術の森公園内にあり、美しい庭園です。





芝生の中央には佐藤正明作『BIG APPLE No.45』という作品が。
これはインパクト大で、シンプルに惹きつけられますね。
リンゴの表面全体にくぼみが刻まれているのも面白い。





あと、美術館内の大きな窓から富士山を眺めることもできます。





山梨県立美術館は常設でジャン・フランソワ・ミレーの作品がたくさん見られます。
撮影禁止なので写真はありませんが。
特別展は『縄文展』。山梨県は全国有数の縄文文化が発展した「縄文王国」だそうで。









『縄文展』は撮影OK。なので土偶やら土器やらをいろいろ撮影。
重要文化財に指定されているものが30点あまりありました。
まぁまぁ楽しめましたが、出来れば2・3点ぐらい触れるレプリカの展示が欲しかったかな。



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2022.08.09 ルーブル彫刻美術館★2

2022年08月09日 22時22分47秒 | イベント・アートなど





三重県立美術館『いわさきちひろ展』のあとはルーブル彫刻美術館。
三重県の美術館ですがこれまで未訪問。ヒマだったので行ってみました。
同じ津市ではありますが、三重県立美術館から数十分。山の中の美術館です。
入り口の大きな彫像に圧倒されます。

公式サイト:ルーブル彫刻美術館

ちなみにルーブル彫刻美術館の展示品はフランス・パリのルーブル美術館の収蔵物から
直接 型を取ったもので、趣旨としてはパリに行かないでもルーブルの美術品を見られるというもの。
先日行った『大塚国際美術館』と同じコンセプトだと感じました(規模は違うけれど)。





三重県立美術館『いわさきちひろ展』は結構な人出でしたが、
こちらは広い駐車場にクルマが2台。1台は美術館スタッフのクルマ?
つまりは来客はワタシひとり?(笑)。実際そのとおりでした。





入り口入ってすぐのところにツタンカーメンのマスク。
正直なところ、ワタシは東京で実物を見ているし、
なんならエジプト旅行の際にも実物を見ているので、感動はナシ。
むしろ、ツタンカーメンのマスク、背景に巨大な仏像、
サモトラケのニケ、得体の知れない巨大な壺という風景が
シュールな感じでした(笑)。







ミロのビーナスや自由の女神像の原型なんかもありました。







阿修羅像もあり、もうなんでもアリな感じ(笑)。
しかもワタシが見た阿修羅像とはなんか違う感じ。
ただ、背面から見ることができたのはヨカッタ。

過去のエントリー:2021.10.20 奈良観光その5 興福寺国宝館





個人的に見たかったものの1つが「ハンムラビ法典碑」。
社会科だか世界史かで出てきて名前は覚えているけれど、実物はどんなものか知らなかったので。
実物(レプリカ)は238cm。実物を見て特に感動はなかったけれど(笑)。




(サイズ感がわかるように手を出していますが、触ってはいませんよ)







個人的に見たかったもののもう1つが「ロゼッタストーン」(本物は大英博物館蔵)。
これまた社会科だか世界史かで出てきてよく覚えているのですが、実物(レプリカ)は95cm。
上段が「ヒエログリフ(神聖文字)」、中段が「デモティック(民衆文字)」、下段がギリシア文字だそうで。
これがエジプト文化の研究に大いに役立ったとか。かなり細かい文字が刻まれていました。





ところで、館内はエアコンでなく、業務用扇風機が使用されていました。
来場者が少なければ、エアコンよりも業務用扇風機のほうがコスパいいのかな?
なので館内は冷房があまり効いておらず、熱中症には注意が必要。





お土産のエジプトの猫の置物。30cm弱で65,000円。高い。
10cmぐらいの小さいものをいろいろとエジプト土産で買いました。





外へ出ると、カエルのオーケストラ。




『れすとらん味露』。
ずっと閉まっているようです。ホームページにも記載されていません。
まぁ、平日とはいえ客が1人では営業できませんわなぁ。



ルーブル彫刻美術館はこんな感じでした。





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2022.08.09 三重県立美術館『いわさきちひろ展 中谷泰を師として』★4

2022年08月09日 21時16分34秒 | イベント・アートなど



今週はヒマすぎて死にそうなので、久しぶりの三重県立美術館。
『いわさきちひろ展 中谷泰を師として』を開催中(8月28日まで)。

三重県立美術館のサイト:開館40周年記念 いわさきちひろ展―中谷泰を師として





ワタシと いわさきちひろ との出会いは小説『窓際のトットちゃん』(1981年/黒柳徹子 著)の表紙。
1981年ということはワタシが高校1年ということになりますがが、当時 一家に一冊という感じで売れていました。
内容はほとんど覚えていないです(笑)。ただ、戦時下なのか戦後なのか時代は忘れましたが、
「お昼のお弁当には海のもの(食材)と山のものを1つずつ入れてもらってください」という先生の指示のシーンだけ覚えています。
食糧難の時代に児童の間で弁当の貧富の差を感じさせない先生の工夫。
海のものは魚でもいいし、昆布の佃煮でもいい。山のものは肉でもいいし梅干しでもいい。

東京在住時代には、大学生の頃に一度、『いわさきちひろ絵本美術館』を訪れたことがあります。
ちひろ美術館のサイト:世界初の絵本美術館|ちひろ美術館・東京

住宅街にあって、建物も比較的コンパクトだった印象。
いわさきちひろの原画は小さいものが多かったので、ちょうどいい感じに思った印象があります。

さて、本展。いわさきちひろの初期のスケッチから晩年の作品までを網羅するとともに、
三重県出身の画家 中谷泰 を師として活動・交流していたことを
作品や手紙を通して展示しているところが三重県立美術館らしい内容。

今回、特に印象が強かったのが、戦争をテーマにした絵の数々。
モノトーンで子供たちを描いているのに、子供は銃を持っていたり、
あるいはおねえちゃんが弟をおんぶして歩いているけれど、はだしだったり。
そして、どの表情も悲しげ。よく見ないとただの綺麗な作品と思ってしまうけれど、
なかなか深い作品群でした。









企画展の最後のエリアでは、家族で楽しめるブースが2つ。
1つ目は正方形の床を歩くと、歩いた場所にいわさきちひろの水彩画のような
グラデーションのついた色のついた水滴が床に描かれるという体験コーナー(写真ナシ)。

もう1つが上の3枚のように、いわさきちひろ風ウォーターカラーのスクリーンに
自分の姿が白いシルエットとして抜かれる体験コーナー。



ところで、三重県立美術館に来たら、『ミュゼ・ボンヴィヴァン』でランチというのがワタシの定番なのですが、
ランチスタートの11:30に行ったら、予約客だけで満席とのこと。平日にも関わらず来場者が多かったので
嫌な予感がしたのですが、当たってしまいました。今日のリッチなランチは諦めました(悲)。




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2022.07.27 徳島観光(その1) 大塚国際美術館

2022年07月27日 22時38分05秒 | イベント・アートなど

徳島への出張撮影の仕事、7月25日はバドミントン団体戦(準々決勝〜決勝)の撮影で、次は28日の個人戦(準決勝〜決勝)のみ。なので26・27日はオフ。

26日はレンタカーを借りて大塚国際美術館と鳴門の渦潮観光あたりを考えたのですが、いきなりレンタカー店に行ったら、クルマはあるものの、「今すぐ出せるクルマはありません」と断られてしまい、ホテルに戻って残務処理をして1日を潰しました。

で、27日はレンタカーを使わず、路線バスを利用して大塚国際美術館と鳴門の渦潮観光に。徳島観光なら大歩危小歩危とか祖谷のかずら橋といったスポットも見てみたいところですが、徳島駅から2時間ほどかかるので、今回は諦めました。

朝(というか昼前)のんびり11:50発の路線バスに乗り、約50分後に大塚国際美術館。料金は720円(現金のみ)。


大塚国際美術館は小高い山の上に建物が建っていますが、入り口は地下4階(?)。料金は大人3,300円と結構お高め(現金のみ)。


入り口から地下3階への長いエスカレーターを降りると、システィーナホール。ここで度肝を抜かれます。




西洋絵画が古代・中世・ルネサンス・バロック・近代・現代と階を上がるごとに観ることができます。全部観て回ると4kmにもなるようです。
絵画はいずれも原寸サイズの陶板複製。オリジナルではないのが残念というところはありますが、ゴッホの『ひまわり』が7枚揃って観られるとか、フェルメールの名画が一堂に会して観られます。


TVアニメ『フランダースの犬』の最終回に出てくるルーベンス『キリスト昇架』も。








そもそも、『モナリザ』から『ヴィーナスの誕生』、ピカソ、ルノアール、・・・とあらゆる名画を一堂に会して観られるのが大塚国際美術館。






朝食を摂っていなかったので、14時ごろに『Café de Giverny』で「ヴィーナスカレー」(1,100円)とスーパードライ(500円)。
モネの睡蓮を模した人口池の前のテラス席でいただきました。
「ヴィーナスカレー」はボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』をモチーフにしたものと思われますが、カレー自体はたぶん『ボンカレー(中辛)』(笑)。サラダとらっきょう付き。カレーにはホタテのフライ、蓮根、ズッキーニ、ヤングコーン、小エビなどが添えられており、女性好みな感じ。まぁ、それなりに美味しかったです。

ずっと観て回るとさすがに疲れました。3,300円の入場料に納得しました(笑)。



おまけ。館内の自販機は当然ながら大塚食品のドリンク類でした(笑)。




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