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田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

集落の豊かな自然 見過ごされてきたように思う

2008年09月10日 | 日記
9月10日(水) 晴 快晴 雲一つないのは寂しい 夜は寒くなる

早朝に起き出して裏山へ登る
太陽は眩しいように光を放っているが雲が一つも見えないのは空が殺風景だ。

山道を途中まで登ると“イチモンジセセリ”が道案内のように脇の土手の草に止まりながら登っていく。
頂上に着くと左右に道が分かれているがイチモンジセセリはシソ科の花に留まった。
蜜を吸っているのか小さい花を下から順番に螺旋状に上に登ってくる。
目が大きくハムスターのような顔に見える。


ここからは右へ行くと道が二手に分かれていて右の道を行くと草が一面に生えていて夜露で靴やズボンの裾が濡れる。
ここで“エル?タテハ”を見るのは珍しいが、よく見ると“シータテハ”かもしれない。
翅裏の紋がLにもCにも見えるから困る。
他にも種類を見分ける方法があるのかも知れないが・・・・・


ここで折り返して元来た分かれ道へ戻り明るい処へでる。
道はコンクリート舗装が施されているが、これは20年くらい前に集落全員総出で作業をしたそうだ。
当時は集落で舗装までするのは珍しかったそうだが、先導して取り組んだ人たちは既に亡くなってしまった。
このコンクリートの道にべったりと翅を広げている蝶がいる。
いつもは“イチモンジ”“ミスジ”と云った蝶をよく見るが、今日は“フタスジチョウ”だった。
初めて見るような気がするが・・・・・


更に道を南へ進むと前にもUPした“ママコノシリヌグイ”の花が開いている。
名前からは暗いイメージを感じるが、花の開いている姿を見ると明るい話題になることだろう。
小さな花だからよほど近づかないと判らないが、近づけば刺々しい姿も同時に目に入ってくる。


目線を引くと隣の葉に薄いブルーの一見可愛い虫がいる。
“オオヨコバイ”こいつには草取りをしていて刺(噛)されることがある。
多分こいつだと思うが何時までも痒みが治まらず、その痒さが治まっても再び時間をおいて痒みが来るのがいやだ。


太陽の光をまともに受けるような遮る木々がない場所に出た。
道の脇に一本だけ“キズゲ(黄菅)”が咲いている。
今まで見たこともないが、誰かが植える場所でもないし・・・
草刈をしないことで自然の花が見えるのが嬉しい。


次の日曜日は集落上げての道普請(草刈)となっている。
其れまでに刈られて見えなくなる草花をカメラに治めておこう。

午後は小諸の天池窯のOさんの作陶展とお嬢さんの絵画展を上田LIVINに見に行く。
今日が最終日だったので絵画の方は片付けが始まっていたし、陶器の方もOさんが片付けを始めていた。
彼の作陶も少しずつ変化しているのが楽しみだ。
コメント (11)
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秋採り 男爵芋 最高に美味だ

2008年09月10日 | 日記
9月9日(火) 快晴 風もなく穏やかな秋空 涼しい風が吹く

昨日の続き今日も畑仕事に明け暮れる。
実はジャガイモの収穫がまだでダンシャク芋3畝が草ぼうぼうの土の中にそのままになっている。

午前中は鉢植えで根ずまりを起こしているキチジョウソウ(吉祥草)とコクリュウ(黒龍)をロックガーデンに植えつける。
また、友人に別ける分は小さなポットに植えかえた。
一通り済ませてからタップリと水をやった。
こうして作業をしているときにもいろんな蝶が目の前を横切っていく。
ヒロヒラとなかなか止まらない“ウラギンシジミ”はやっと枯れかけたギボウシの葉に止まってくれた。
翅を広げてくれない・・・・長い間待つが翅を開かずに飛び去ってはまたここへ戻ってきた。


“イチモンジ蝶”が盛んに湿り気のある地面で給水しているのだろうか?
これも数回飛び立っては舞い戻っている。
この蝶は羽の表の色が黒に近いので〝アサマイチモンジ〟だろうか?
アサマが着くだけでも地域性があり嬉しくなるのだ。


昼飯はMが買い物から帰ってからとなったのでだいぶ時間が遅くなっているようだ。
食事をコンクリートのたたきで摂っているとすぐ前の雨受けの採石が引いてあるところに“モンキチョウ”が舞い降りてジッとしている。
長い間止まって翅を動かすでもなく永~い間だその場にいたが、食事を終える頃に蝶もふわっと浮き上がり崖にそって降りた。


ゆっくり休憩した後は草だらけのジャガイモの畝に取り憑いた。
草を根から抜いてスコップで起こすと意外にも大きな芋が出てくる。
大きいジャガイモは料理しにくいとクレームがあるので、春に堆肥を入れただけだった。
だいぶ時間が掛かり3畝全て堀起こしたときには太陽は山陰に沈んでいた。
今年は大豊作だ。


道具を片付けてジャガイモを夜露に当たらないように下屋まで運んだ。
すっかり夕方になり風が冷たくなっている。
浅間山を見ると頂上付近だけに陽があたり噴煙は南になびいている。
北風が入ってきているのだろう。


夜7時半から集落の集会所で人権学習会が開かれた。
町教育委員会から係が二人きてビデオ上映とそれに関しての感想を話し合った。
レジメの問いには無理やりこじつけるような設問があったが、このような学習会は全国的にどの程度やっているのだろう。
東京に住んでいたときには全く経験がなかった。
人権学習も差別の問題から男女同権教育に替わってきている。
今時の家庭では女性上位が圧倒的に多いのではないだろうか。
コメント (8)
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