田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

雨降りの前に 小さな秋をたくさん見つけた

2008年09月20日 | 日記
9月20日(土) 小雨 止んだり降ったり 3時頃から雨が降り続く

朝は雲が張り付きいつもの窓からの景色もなんとなく暗い。
霧雨のように静かに雨が降っている。

朝飯を終えた頃に東の窓を見ると雲が切れて青空が覗いている。
浅間は広い裾野を見せているが下からの雲が立ち上っている。
噴煙は見えるかと云えば雲の中、朝には厚かった雲も徐々に崩れてきて趣のある秋の風情を見せてくれている。


朝飯を摂っていたときにガラス越しにモズが見えた。
芝生の先の枝にとまり盛んに此方を覗いている。
モズは枯れ木で啼くのが定説となっているが、それは晩秋の話だ。
彼はここで生まれ育った地のモズ、早めの秋を感じているのだろう。


食事の片付けをしてからモズに誘われたように外に出る。
庭の秋明菊は秋の気配を一層引き立ててくれている。
白よりも赤の方が強いのか紅い秋明菊は林のように林立して咲いている。


白い方はこぢんまりと秋を味わうかのようにひっそりと咲いている。
紅も白も好きだが、紅色は大運動会、白い花は淑やかに野点を楽しんでいるようだ。


雨も上がり陽が射しているので裏山を取りまく道を歩いた。
ここは俺の大好きな道で一年を通じて俺以外の人はほとんど通らないだろう。
楢や椚、赤松などに覆われた小道で野草が人知れず咲いているのが嬉しい。
木の枝や落ち葉が朽ちて積もったところに茸が沢山顔をだしている。
何の種類かは知らないが写真に納めるだけで嬉しい。


獣道が横切る森の中のを進むと光が見えてきた。
森が切れる手前に栗が落ちている。
この道は10数年前は堰があり水路だったという。
蓼科山樅の木湧水から引いた宇山堰、当時は水路の補修には栗の木が必要だったと聞く。
水路に沿って沢山の栗を植えたそうだ。
今では誰も拾う人もなく、栗の木も切られることがないので毎年地面に実を落としている。
やがて熊や猿が来るようになると云われてはいるが・・・・困ったことだ。


一回りして家に戻ると12時を過ぎていた・・・・
2時間近く歩いたことになるが、沢山の小さな秋を見つけた。
虫たちも秋の実りを口にしていることだろう。

夜は7時30分から町づくり研究会があった。
福祉・教育・環境の提言素案を提示し、それぞれ最終的なまとめをグループにお任せした。
大きな役が終えたような気がする。
これからは充分に秋を堪能することができるでことだろう。
コメント (10)
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雨降りの前に 小さな秋をたくさん見つけた

2008年09月20日 | 日記
9月20日(土) 小雨 止んだり降ったり 3時頃から雨が降り続く

朝は雲が張り付きいつもの窓からの景色もなんとなく暗い。
霧雨のように静かに雨が降っている。

朝飯を終えた頃に東の窓を見ると雲が切れて青空が覗いている。
浅間は広い裾野を見せているが下からの雲が立ち上っている。
噴煙は見えるかと云えば雲の中、朝には厚かった雲も徐々に崩れてきて趣のある秋の風情を見せてくれている。


朝飯を摂っていたときにガラス越しにモズが見えた。
芝生の先の枝にとまり盛んに此方を覗いている。
モズは枯れ木で啼くのが定説となっているが、それは晩秋の話だ。
彼はここで生まれ育った地のモズ、早めの秋を感じているのだろう。


食事の片付けをしてからモズに誘われたように外に出る。
庭の秋明菊は秋の気配を一層引き立ててくれている。
白よりも赤の方が強いのか紅い秋明菊は林のように林立して咲いている。


白い方はこぢんまりと秋を味わうかのようにひっそりと咲いている。
紅も白も好きだが、紅色は大運動会、白い花は淑やかに野点を楽しんでいるようだ。


雨も上がり陽が射しているので裏山を取りまく道を歩いた。
ここは俺の大好きな道で一年を通じて俺以外の人はほとんど通らないだろう。
楢や椚、赤松などに覆われた小道で野草が人知れず咲いているのが嬉しい。
木の枝や落ち葉が朽ちて積もったところに茸が沢山顔をだしている。
何の種類かは知らないが写真に納めるだけで嬉しい。


獣道が横切る森の中のを進むと光が見えてきた。
森が切れる手前に栗が落ちている。
この道は10数年前は堰があり水路だったという。
蓼科山樅の木湧水から引いた宇山堰、当時は水路の補修には栗の木が必要だったと聞く。
水路に沿って沢山の栗を植えたそうだ。
今では誰も拾う人もなく、栗の木も切られることがないので毎年地面に実を落としている。
やがて熊や猿が来るようになると云われてはいるが・・・・困ったことだ。


一回りして家に戻ると12時を過ぎていた・・・・
2時間近く歩いたことになるが、沢山の小さな秋を見つけた。
虫たちも秋の実りを口にしていることだろう。

夜は7時30分から町づくり研究会があった。
福祉・教育・環境の提言素案を提示し、それぞれ最終的なまとめをグループにお任せした。
大きな役が終えたような気がする。
これからは充分に秋を堪能することができるでことだろう。
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