田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

クララはオオルリシジミ エルタテハは白樺 蝶の食草・食樹

2008年09月01日 | 日記
9月1日(月) 晴 入道雲が南から北東まで幾つも上がっている 心地よ一日

午前中は役場に行く予定だったが、電話で済ませた。
何れにしても郵便局へは行かなくてはならにのと図書室で調べたいことがある。
昼飯を済ませて直ぐにMが買い物に行くというので、役場まで乗せて貰った。
役場には書類を提出したが、肝腎なものを忘れてしまった・・・・メール添付して送ることにした。

郵便局で手紙をだしてから図書室へよった。
望月町史218頁には『本牧小学校校門通路の手前に「みぎ 御巡見道」と刻まれた道標があり、勅旨牧「望月牧」の名残ではないかとか、江戸時代の巡検使が通った道ではないかなどといわれている。なお、となりの立科町塩沢では望月町から上田市に通じる道をゴジュンケンミチと呼んだという。』と記述があった。
これで立科町の巡見道の望月に繋がる道がハッキリしたことになる。
図書館に寄り大きな成果があった。
Mの迎えの車にのり家に戻った、

夕方までの時間を蝶と戯れる時としたが、これも大きな成果があった。
目的の場所はここに移り住んで直ぐに12本の白樺を3本ずつ4カ所に植えた端に行った。
ここは蝶の楽園のようなところで、夏場は其れほどいなかったが盆すぎからは沢山の蝶が住み着いてるようだ。


上の写真は白樺に卵を産み白樺で育つ“エルタテハ”まるで幹の皮が剥がれて三角に張り出しているように見える。
翅を広げないので長い時間この蝶に集中してみた。
近づきすぎたのかサッと隣の木に移り翅を少しだけ開いてくれた。


ここには9本の白樺をまとめて植えたため林状態になっている。
しかも白樺だけでできた林なので昆虫や蝶たちにとっては甘い汁が吸える最高の場所なのだろう。
昨日は翅を大きく破かれた“ルリタテハ”を見たが流石にカメラを向けることはできなかった。
山の方から直線的に降りてきてピタッと止まり翅を開いて寛いでいるようすだ。


徐々に辺りが暗くなるにつれて蝶の数が増えてくる。
少し高いところでは、“スミナガシチョウ”とクワガタが樹液の争奪戦を始めていた。
クワガタの方が強いと思っていたが蝶の翅をまたいだのが最後、あっと言う間に跳ね上げたれた。
暗くなったのでストロボを炊いたが、蝶の緑青が一際鮮明に際だった。


横の一番太い白樺の木では“クロヒカゲチョウ”が2頭で仲良く樹液を吸っている。
彼らはこの白樺林を定宿にしているのだろうか?
昨年までは白樺のキズに成ったところや、虫が開けた穴は直ぐに薬を入れて塞いだりしていた。
このように蝶が樹液を求めてここを定宿にしているのなら、求めに応じて広く開放することにしよう。


だいぶ暗くなったので蝶と別れることにした。
明日は早朝再び訪ねてみよう。
西の空には一点だけオレンジ色の雲が残っていた。
少々遅くまで蝶と語り合ってしまったようだ。

コメント (16)
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