田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

 いのちと平和 病院の待合所も平和でありたい

2008年09月17日 | 日記
9月17日(水) 晴 雲は多いが陽射しは熱い 午後 湿り気が多くなる

今日は病院の日・・・・
いつものように軽トラで行って良かった、ほんの隙間が空いていたのでちゃっかり駐車してしまった。
駐車場の混み具合と診察待ち時間は比例することになっているので少々気が重い。
内科の診察は11時30分が予約時間、診察室に入ったのは13時20分を過ぎていた。
110分遅れだろうか・・・・
おれは何故か慣れっこになってしまったが、中にはイライラしている人が多い。
特に連れのある夫婦や親子の場合ほど待つのがイヤなのだろう。
特に待合室の中庭が見えるところに陣取るのは長時間待合い組みなのだ。


診察を終えて昼飯は“めん茶房つたや”へ行こうと車を飛ばした・・・・
店の前までいくとなんとシャッターが降りている!!
仕方なくそのままヤマダデンキへより買い物を済ませて家に向かった。
家に着くなり昼飯に食らいついたが・・・・・
昼飯を簡単に済ませるドット疲れが出た。
庭にでて一回りすると・・・
黄色が目立つ“アキノゲシ”が草刈を免れて咲き誇っている。
コスモスも地面すれすれで咲いているが・・・


同じ場所ではタンポポの蜜を吸っているモンキチョウがいた。
近寄ると目が緑色なのが判る。
全体の姿と比べても意外に顔は厳つい。


はなれたところに植えてある木に実がなっているが、今年初めて実を着けた。
いままで何の木なのか判らなかったがどうやら西洋梨ラフランスだろう。
まだ実は堅く小さいがどの位経てば収穫できるようになるのだろう。


畑の隅ではコスモスが咲き乱れている。
白い雲青い空にコスモスは似合う。


夜は7時から「たてしな9条の会」の『暮らしの中の憲法』と題して連続講座の第3回目が開かれた。
演題は『いのちと平和』として依田発夫氏に講演を依頼した。
元小諸厚生病院の事務局長、長野大学教授となっている。
医療保険の改悪、後期高齢者医療制度の陳腐などなど判りやすく解説していただいた。
自分たちが今しっかり政治を見つめていかないと経済優先の日本は金持ちだけが高度の医療を受ける時代が本格的に稼働するようになってしまうと説いた。
『平和なくして人々の真の健康はない』と説いたのは佐久病院の創始者若槻俊一師だという。
依田さんが勤めた小諸厚生病院が佐久病院の小諸分院だったと云うことを始めて知った。
日本は今、国民生活を犠牲にした政府・財界の市場原理万能の国づくりに走っている反民主主義の弱肉強食態勢に有るという。
莫大な軍事予算で海外派兵型装備に金をつぎ込みそれを見直すこともなく、消費税増額構想に走る政府に国民一人一人がもの申さなければならない。
強い口調で語りながらも細かく噛み砕いて話をしていただいたことに感謝したい。

内容の濃い講演だったが参加者が少ないのが残念だった。
チラシの配布は多くの人に手渡ししたにもかかわらず・・・・・残念です。

最後の結びに替えてとコーネル大学ブロンフェン・ブレンナーの言葉を示された。
『一つの社会が良い社会かの基準は、次の世代にどれだけのことを準備するかである』
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋色の 十六夜 

2008年09月17日 | 日記
9月16日(火) 小雨 青空が覗く 晴れ 夜 薄い雲が多い

久し振りに雨が降っているが音もない静かなそして少ない雨だ。
人参の種を蒔いたのに芽が出てこないのは雨が少なすぎるからと信じている。
昨日もタップリと水をやったが人手で撒く水は表面だけ濡らすだけだろう。

朝飯を済ませた頃には太陽が輝きだし蒸し暑さを感じる。
午前中は役場に行き町づくり研究会の打合せをしようと思い電話で問い合わせをすると気のない返事だ。
紋切り型の否定形が聞こえる、慣れっこになっているがやる気が失せる。
我々が今やろうとしていることは県内のほとんどの町村では既に終わっていることだ。
役場職員がやる気になれば何でもないことだとおもう。
予算がないと云うがこの町の状況では寒冷地手当など民間では廃止されていることだろう。
これだけでも年間、実際には4ヶ月で815万円余も消費していることになる。
http://www.town.tateshina.nagano.jp/b03_gyousei/04_syomu/kyuuyo/h19/19-4.pdf

余りのばかばかしさに気分転換するために外へ出た。
“ナツハゼ”はすっかり秋の雰囲気をだしている。
赤から黒に変化する実はやがて地面に落ちるが芽吹くものは一つも見ないのが不思議だ。


この根元にある“コクリュウ(黒龍)”は夏前に紫の花を見せてくれた。
今は青かった実が黒に変わりつや消しの黒の葉と対照的になっている。
冬を越せばまた明るく深い緑の葉を見せてくれるだろう。


少しだけはなれた所の“ムラサキシキブ”は小さなピンクの花から緑の実に変化する。
秋も本格的になってくるとその緑が紫に変わるのが不思議だ。
これも霜に当たり蕗を被って春先に黒くなると小鳥が啄みに来る。
寒さで毒が消えるのを小鳥はしっているのだろう。


庭を横切り白樺の林まで行くと道を隔てた畑の婆さまが「蝶がみえなくなったねぇ~」と声を掛ける。
確かに白樺の樹液を吸っていた蝶もクワガタもコガネムシも見ない。
たまにクロヒカゲチョウを見ても地面に落ちた枯葉にとまっている。
近くの草むらでは一際“ホウズキ”が朱の色をハッキリさせてきた。
草むらの中で存在感をアピールしているようだ。


家のすぐ前に淡いピンクの“クジャクソウ”が咲きだした。
白い花の方は既に満開になっているが・・・・・陽当たりの関係か毎年後から花を開く。
これも咲き始めが一番美しく感じるのは何でもおなじだろう。


夜には16夜の月を写そうと三脚にカメラを付けて外に出るが月が見えない。
厚い雲もが月を隠しているのか、その周りの白い雲を映し出している。
秋の虫が鳴く中心地よい風に吹かれてしばし待つと月が薄い雲を通して見えた。
10秒間の露光で写してみたが、雲のお陰か四方に光線が伸びているのがよい。
神社の森とこの集落へ通じる道の街灯がポツポツと道しるべのようだ。
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする