田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

戦争を繰り返す 愚かさを感じた 無言館 合掌

2008年09月07日 | 日記
9月7日(日) 晴 熱い 蒸し暑い 午後 雷雨少々 涼しさが戻る

雨の予想が見事に覆されて晴れているのが嬉しい。
9時半に町人権センターに集合し『~男女共同参画の視点から~ 無言館とシオン集の鎌倉めぐり』に参加した。

会場に着くと既に大勢の方が受付を済ませ定刻にバスは動き出した。
目的地は信州の鎌倉と言われる上田市塩田平、初めに安楽寺を訪ねる。
いままでも数回来ているが何気なく歩き回っただけで学ぶ気持ちで来たのは初めてだった。
安楽寺の境内に入ると最初に目にはいるのが山本宣治記念碑だった。
竹花初雄先生の解説が判りやすくまた、その深い見識に感銘を受けた。
詳しくは下記サイトをご覧ください。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~leaper/yamasen.htm


ここから急坂を直登すると安楽寺本堂へ着く。
本堂脇からは長野県唯一の国法『八角三重塔』が向かった。
ここには地蔵尊が並び国宝三重塔を見て蘊蓄を溢す輩を検分しているようだ。
その姿はは賽の河原の六地蔵尊の如く。
http://www.anrakuji.com/engi/engi.htm


再びバスに乗って南の峠を越え野倉の集落は入った。
ここでは長野、新潟、群馬の各県を特有の夫婦道祖神の見学。
今日の参加者の中にも夫婦で来ている方も多く、また其れが叶わなかった方も間近に拝み写し少しでも御利益を得ようとそれは大変な賑やかさ。


更に車中の人となったのも僅かな時間、次なる目的地は『真言宗中善寺』ここには立派な薬師堂があり国指定重要文化財となっている。
山門の両脇には今後力士像があり、昨今の力士の不祥事に怒りを感じておられるのか一際鋭い眼光を放っていた。


ここは境内に入ると人感装置によってスピーカーから解説が流れ出します。
もしや、夜中に狸でも来ればキチンと説明申し上げているのでしょうか?


やっとの事でお昼にありついたのは丁度12時30分予定どおりの行程でした。
昼飯は「塩田の館」という平たく云えば蕎麦屋ですが、地域の農事組合法人西塩田活性化組合という女性の方々で運営されているとのことです。
どこかにも農事組合という団体で営業をしているところがありますが、どうも男性が入ると巧く行かないのはなぜなのでしょうか。

昼飯を終えて次の目的地は最後の無言館です。
ここは建物の丘の上にあり以前は整備がなされていなかったんですが・・・
しっかりと樹木も植えられ木立の中の佇まいがシックな雰囲気を醸し出していました。
館内は勿論撮影禁止でしょうが・・・・なんとしても雰囲気を伝えたくて・・
致し方なくそっと天井を向けてシャッターを切らして貰いました。
戦地で苦しい立場に追いつめられ死を持って平和を願った画学生に敬意と感謝を申し上げたい。


戦争を繰り返す 愚かさを感じた 無言館 合掌
コメント (11)
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