田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

炎の音に 春の遠さを感じる

2009年02月05日 | 日記
2月5日(木) 春霞 昼前から青空が広がる 暖かな一日

日の出前に起きだして徐々に明るくなるのを待つ。
この時間がなんとも言えないのんびりとするときが過ごせる。

朝陽が昇る時刻になるが太陽の光は届かない。
なんとなく朝焼けが横縞の雲を淡い色に染めている。
浅間山は一時気を荒くしておさまったのか嘘のような静かなたたずまいを見せている。


窓を開けても寒さを対して感じないが、雲の間から陽がわずかに射す頃に急に地面が白くなる。
霜が一面に降りて隣の畑でも晩秋にスコップを突き立てて仕事収めをしたのが今でも残っている。
今は畑の土は堅く凍りつきスコップも跳ね返されるだろう。


ゆっくりとした朝飯の時にガラス越しにヒヨドリが盛んに小さな黒い実を啄んでいる。
春が間じかに迫っているのを証明するかのようにキーキーと啼き叫びながらこの鳥が飛び立つ。
すぐに次の仲間が枝先にとまり体をくねらせながら黒い実の着いた蔦を手繰り寄せるその姿を見ているだけでも楽しい。


午後は2か月ぶりに髪を切りに行った。
座り心地の良いシャンプー用の椅子で暫しウトウトしてしまった。
家に戻ったのは3時少し過ぎていた。
浅間山は裾野をうっすらと靄に隠しながらも晴天に姿をさらした。
噴火で腹の中の黒さを見せてしまったかのように頂上付近は黒々としている。
やがては雪によって隠されるだろうが・・・
僅かな白い煙で穏やかさを醸し出しながらも懺悔の吐息のよにも見えた。


夕方になると少しだけ肌寒さを感じた。
ストーブのドアを開けて薪の燃える音を聞くとまだまだ冬のような感じがする。
立春が過ぎたとは云っても冬と春のあいだなのだろう。


炎を動画で写したのでUPしようとするが重すぎるようだ。
今日のところは写真に手をかざしてもらおう。
コメント (4)
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