田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

ヒヨドリはキイーと叫び飛び去った

2009年02月06日 | 日記
2月6日(金) 晴れ 暖かい 風は冷たいが穏やかな一日

久しぶりに朝陽にレンズを向ける気分になった。
雲ひとつないところに朝陽が昇るのもよいが周りに雲が適当にあるのが好きだ。
今朝は変化のある雲が湧き日の出前は金色に輝き太陽を迎えている。
雲から顔を出し始めると当たりが一変して緊張感が走るのが好い。


朝飯を摂っていると部屋のすぐ前のウメモドキにモズが止まり、鋭い眼光を地面に向けている。
活きてる獲物を探すモズとしては暖かい日が続くと食事にありつける率が多いのか?
春とは云え啓蟄にはひと月も間があるので、今から獲物にとびかかる練習に励んでいるのだろう。


午前中から“たてしなエコ・クラブ”の会報の誤植(変換ミス)を修正をしているがはかどらない。
ちょうど目線が合う庭の植え込みのレンギョの木にヒヨドリが来た。
この木に絡まった細いつるに黒い実が着いているのを啄んでる。


作業を止めてはカメラを構えて窓に近づくとヒヨドリは飛び去る。
そかし、強欲の彼は遠くにはいかずにこちらの様子を見てはまた黒い実のあるところにもどる。
瞬間的に彼も首を上げたところにカメラの焦点が合ったので彼はそのまま動かないでこちらをしっかりとみている。
ほんの短い時間だったのだろうが、俺としては相当長く固まっていたように感じた。


昼飯の時間をだいぶ過ぎた所にMがコーラスから戻ってきた。
机の上を占領してシールを細かく刻む俺の姿を瞬間的にサッと見まわしたのを俺は見逃さなかった。
何をバカなことをやってるんだ!!とは云わないだろうが・・・言葉が読める。


昼飯を済ませた後も会報の修正が続く、4文字、2文字、1文字と細い一行分のシールを剥がすと手にくっついてしまう。
ピンセットの代わりに楊枝を使いやっと慣れてきた頃に、また、ヒヨドリがやってきた。
午前中の黒い実とは違うところで野バラの赤い実を摘まんでいた。
あの時に目を合わせたので余裕を持ったのかこちらを見ては赤い実を啄み落ち着いた態度だ。


身体をねじりながら小さな赤い実を咥えるとキィーと叫び飛び去った。

コメント (4)
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