田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

水の流れに 春はすでに来ていた

2009年02月26日 | 日記
2月26日(水) 曇り やや霧 晴れ 寒くはない一日

今朝は久しぶりに朝焼けをバックにシルエットの浅間山をみた。
隣の集落へ向かう道の街灯がポツポツと灯り上空は黒い雲で覆われていた。
今日一日が青空を見ることができるかはこの黒い雲の行方によるようだ。


午前中は日曜日に開く第4回エコを楽しむ一日で講演をお願いしているNY女史とレジメの原稿をファクシミリで受けワープロ打ちをした。
印刷物は他にもレシピなどを含めて4種を俺が作ることになっているが他の物が見えていない。
余りPCに齧り付いてばかりいてもいけないので外に出てみた。

薪運びと生ごみの処理などいつもの作業を済ませてから、裏山に登ってみた。
途中芹が生えている水路脇を覗くと水の流れはほとんどないが、一週間前よりは派の先が延びている。
冷たい冬を体内にため込んで春の香りを充満させているようだ。


登り道を少し行くと道の脇の水路にノカンゾウが綺麗な緑を見せていた。
去年はこの新芽を“ヤギが食べるから”と俺も生で囓って酷い目にあった。
あのときも口の中に苦いほどの甘さを感じたが寒い冬に凍らないように糖分を蓄えたのだろう。


空にはいつの間にか青空が広がっていた。
登り切ったところを振り向くと縞模様の雲と青空が春らしい色を見せている。
落葉樹の枝先も心なしか新芽の赤色を帯びているように見えた。


風もなく穏やかなのでいつもの散歩道に向かおうと角を曲がるとそこはまだ冬の姿のままだった。
2月の初旬は暖かく集落の山の木陰の雪も全て解け去ったと思ったが、その後続けて降った雪が未だ残っていた。
誰が通ったのか轍が日本道なりにカーブを描いているのが好い。


反対に折れて歩き出すと土手を登る獣道がはっきりとしている。
俺の家の裏に通じる獣道足跡を見ると鹿かカモシカだろうか?
猪の獣道はもっと土が崩れ階段状になっているのを見たことがある。


少しだけと思って裏山へ来たがだいぶ時間が経ってしまったようだ。
早く好きな道が歩きやすくなると良い。
コメント (6)
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