田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

秋いろの花鳥風月 とまではいかないが ・ ・ ・

2009年09月11日 | 日記
9月11日(金) 晴れ 涼しい 一日 

今日一日で家の周りの草刈りと畑の半分を片づける・・・予定。
外へ出ると北側の土手のススキが穂を出し始めた。
近くによって見ると萩の仲間だと思うが葉の先が尖っている花が咲いている。
名は判らないが空の雲が風に流されベールのように広がっているのが如何にも秋の風情だ。


草刈り機に燃料を入れる前に先ずは焚火を始めた。
秋の草刈りは次に生えてもらいたくない草が沢山の種を抱えているので刈り取ったところか焼いてしまおうと云う算段だ。
燃料を入れてから草の状態を確認しておくために一回りをしてみた。
東の外れではウドの花が咲きその向こうには浅間が噴煙をたなびかせていた。


西の道路沿いの白樺を見ると月曜日にはなかった大きな穴があいている。
しかも、綺麗に削り取ったように筋が就いていて中は鋭い小刀で突いたようになっていた。
もしやアオゲラがまだいるのだろうか?
一羽のアオゲラはガラスにぶつかって昇天してしまったが・・・・・
コゲラの姿は良く見るが彼の嘴ではこれほどの穴は開けることはできないだろう。


草刈りは10時ごろから初めて昼まで一気に刈りつくしたが、北の斜面と山に続く崖・・・
其れから畑の北側の斜面から太陽光発電パネルの西側、ここまでは全て斜度がきつい場所が多い。
柔らかい長靴を履いてきたのが失敗だった。
足首が痛くなる・・・・昼には早いが午前中の草刈りはここでおしまいにした。

焚火に刈り取った草をかぶせると濃い煙が湧き上がる。
熊手で草を集めていると畑のコスモスにクロアゲハが来ている。
真上からの太陽の光で羽が透き通って見える。
大型の蝶は体重を支えるのが大変なのか翅をこまめに動かしとめることはなかった。


クロアゲハが飛び去ると次はキアゲハが来た。
彼は花を広げ花の揺れるのを抑えているようにじっと止まった。
野良仕事をしながら訪問する蝶たちをこうしてカメラに収めたり直に接することができることに幸せを感じる。


一段落したところで昼飯となったが・・・・
うどんと握り飯それに豆腐がついてデザートはリンゴとブドウだった。
カメラに収めるもなくあっという間に食いつくしてしまったが、そうとう腹が減っていたことだろう。
食事の後はゆっくりと庭を一回りしてムクゲの白い花が咲いているのを発見した。
この木はいままで花を見せなかったしいつここへ植えられたのかも記憶がない。
まだ背も低く1mくらいしかないのだろう。
それで天辺に沢山の白い花を見せてくれた。
花に近づくとキリギリスが顔をだした・・・・
近くに蟻がいないかと見回して見たが、蟻とキリギリスは本の中だけのようだ。


午後の草刈りは庭の先端、風知草の上の処から始めた。
ゲンノショウコウの花が沢山咲いているがそれを刈り取らないように巧くよけながら草刈り機を加減する。
目の前のゲンノショウコウの花に来ては休み飛び去ってまた舞い戻ってくるヤマトシジミがいた。
一瞬何かの花と見間違えるくらいに平凡な蝶に太陽光線が射して輝いて見えた。


3時に少しだけ休憩をとってから大内道沿いの土手の草刈りを始めた。
このころになると陽は当たらなくなりじっとしていると寒いくらいだった。
道沿いは水が流れているところを草刈りで進むが深く刃を入れ過ぎると水が飛んでくる。
全てを刈り上げたのは5時を回っていた。
東の土手の上には今日の最後の陽ざしが射していた。
イネ科の草は実をたわわに着けてアカトンボを止まらせていた。


道具を片づけたころは薄暗くなっていて日が暮れる時間が早くなったことを実感させられた。
コメント (2)
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