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田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

秋色の 十六夜 

2008年09月17日 | 日記
9月16日(火) 小雨 青空が覗く 晴れ 夜 薄い雲が多い

久し振りに雨が降っているが音もない静かなそして少ない雨だ。
人参の種を蒔いたのに芽が出てこないのは雨が少なすぎるからと信じている。
昨日もタップリと水をやったが人手で撒く水は表面だけ濡らすだけだろう。

朝飯を済ませた頃には太陽が輝きだし蒸し暑さを感じる。
午前中は役場に行き町づくり研究会の打合せをしようと思い電話で問い合わせをすると気のない返事だ。
紋切り型の否定形が聞こえる、慣れっこになっているがやる気が失せる。
我々が今やろうとしていることは県内のほとんどの町村では既に終わっていることだ。
役場職員がやる気になれば何でもないことだとおもう。
予算がないと云うがこの町の状況では寒冷地手当など民間では廃止されていることだろう。
これだけでも年間、実際には4ヶ月で815万円余も消費していることになる。
http://www.town.tateshina.nagano.jp/b03_gyousei/04_syomu/kyuuyo/h19/19-4.pdf

余りのばかばかしさに気分転換するために外へ出た。
“ナツハゼ”はすっかり秋の雰囲気をだしている。
赤から黒に変化する実はやがて地面に落ちるが芽吹くものは一つも見ないのが不思議だ。


この根元にある“コクリュウ(黒龍)”は夏前に紫の花を見せてくれた。
今は青かった実が黒に変わりつや消しの黒の葉と対照的になっている。
冬を越せばまた明るく深い緑の葉を見せてくれるだろう。


少しだけはなれた所の“ムラサキシキブ”は小さなピンクの花から緑の実に変化する。
秋も本格的になってくるとその緑が紫に変わるのが不思議だ。
これも霜に当たり蕗を被って春先に黒くなると小鳥が啄みに来る。
寒さで毒が消えるのを小鳥はしっているのだろう。


庭を横切り白樺の林まで行くと道を隔てた畑の婆さまが「蝶がみえなくなったねぇ~」と声を掛ける。
確かに白樺の樹液を吸っていた蝶もクワガタもコガネムシも見ない。
たまにクロヒカゲチョウを見ても地面に落ちた枯葉にとまっている。
近くの草むらでは一際“ホウズキ”が朱の色をハッキリさせてきた。
草むらの中で存在感をアピールしているようだ。


家のすぐ前に淡いピンクの“クジャクソウ”が咲きだした。
白い花の方は既に満開になっているが・・・・・陽当たりの関係か毎年後から花を開く。
これも咲き始めが一番美しく感じるのは何でもおなじだろう。


夜には16夜の月を写そうと三脚にカメラを付けて外に出るが月が見えない。
厚い雲もが月を隠しているのか、その周りの白い雲を映し出している。
秋の虫が鳴く中心地よい風に吹かれてしばし待つと月が薄い雲を通して見えた。
10秒間の露光で写してみたが、雲のお陰か四方に光線が伸びているのがよい。
神社の森とこの集落へ通じる道の街灯がポツポツと道しるべのようだ。
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ひがな ぼんやりと すごすたいだ

2008年09月15日 | 日記
9月15日(月) 曇り 重たい雲 雨は降らない 生ぬるい一日

昨夜の睡魔に戦った疲れか起きても怠い。
昨日は早朝から身体を動かす作業、肩の付け根外側の筋肉が痛いのは草刈機を振り回して高い処の蔦を刈り取ったためだろう。
草刈は頻繁にやればこのようなことはないのは判っている・・・・

朝飯前に畑に出ると後から蒔いた長い人参が芽をだしていない。
同じ日に蒔いた鼠大根は数カ所で顔を出し始めた、水菜はシッカリと種の数だけ芽を出した。
人参の畝と鼠大根にはタップリと水を撒いた。
畝の間にカタバミがスッキリとした花を咲かせている。
花には蓚酸を含んでいて昔は真鍮を磨くのに使ったそうだ。
また、種は槍の先のように尖っていて松葉ボタンと同じように触ればパッと弾き中の種が飛び散る。


畑の脇には紫蘇が花を着けていました。
初めに咲いた花が種を飛ばしたのだ芽吹いて花を咲かせているのだろうか?
少し遅いような気がする。


南へ離れるとそこには無数にミントがカッテに生えている。
初めはタネを蒔いて育てたのが次には毎年こぼれ種で辺り構わず生えてきている。
スペアミント、アップルミント、他にも別の種類のミントがあるが、皆茎が四角いのが共通しているようだ。
コアオハナムグリ(コガネムシ)がミントの花を食っていたところをパチリ、証拠写真となった。


庭のシャラの根本に植えてある茗荷に花が咲いているとMが云うので覗きにいく。
いつもは半が咲く前に収穫してしまうので花を見ることはできなかった。
3つ出ているところに一つだけ白い花びらを見せている。


そろそろ朝飯ができていると思い家に向かうと紫色の可憐なノコンギクが咲いていた。
これもどこから来た物かは定かでないが・・・・可憐な秋の花として好きなものだ。


先日もこのブログでUPした山で写したコシオガマ(コノハグサ科)だが、関西地方では姿が見えなくなったと聞く。
散歩でとおる山道に有った物だから種が付いてきて我が家の庭で花を見せてくれている。
他の植物の根に寄生する植物だと云われているが・・・・周りにあるのは錦木でこれの根に寄生しているのだろうか?


一日中身体のだるさが取れない・・・・
明日は役場へ行き町づくり研究会の提言について様子を探ることになっている。
体調を万全にして言葉巧みにしなければならない。
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疲れたと 云えずに 背筋を伸ばすビーバー

2008年09月14日 | 日記
9月14日(日) 雲は多いが 陽が射す 晴れ 爽やかな秋空

早朝6時過ぎに公民館前に集合して農業地域廃水処理場の清掃に向かう。
ここの施設は5つの集落をまとめて区とされており、区の単位で生活雑排水、屎尿の処理を行っている。
秋の役は俺の住む集落が当番になっている。
草刈と建物周囲の植え込みに生えた草を取る作業だ。
約1時間半で終了となり元の公民館へ全員が戻った。
余りにも慌ただしく家を飛び出したためにカメラを持たず画像はゴカンベンヲ

次は同じく区の行事として道普請をすることになっている。
俺の当番は拙宅に面した道で蝶に出会う道、余り草刈はしたくないのが本音なのだが・・・
下から一本道で急な登り坂、もっとも反対側を刈るときには下り坂になるから平均すれば平だと云われる。
本来は3人の役夫でやるのだが、隣の別荘族はお出かけ、もう一人の家は老婆と息子さんは病弱故外れている。
別荘族には場所を残すと云っておいたが、最後は他の地域から引き上げて来たグループが刈り取ってしまった。

このような集落内のそれぞれの地域(道)の草刈と、簡単な道路整備を行うには区長様からの命令書があるのだ。
田舎暮らしも集落のなかでノンビリと・・・・などとは云っていられない。
賦役は地域の自然を保つために必要不可欠だろう。
特に田舎の小さな行政組織の村や町では集落内の道路舗装などは、資材は行政が提供するが人足は集落で賄うことが当たり前になっている。
田舎暮らしは年をとってからでは管理されてる別荘地が良いのかも知れないが、人とのと付き合いは都会並みだろう。


道普請を終えると直ぐに公園の草刈と草取りを行う。
俺は庭の秋明菊が増えすぎたので持っていって植えた。
植えてみると何処へ植えたのか判らないくらいに存在感が少ない。
この公園も3年を掛けて最終段階となり今年は県の地域元気支援金を受けて四阿を建てることになっている。


全ての作業を終えて家に戻ったのは11時半すぎになった。
庭の東のハズレにいくとウドの花に蝶がとまっているミドリヒョウモンの♀♂だろうか
盛んに交尾を迫っているようだが・・・・・最後は何もなく別れたのでした。


東側の植え込みの中には“ミドリヒョウモン”だと思うが・・・・


家に入るために北側に回り込むとムラサキシキブにキタテハが止まっているのがわかる。
朝から7時間掛けて労力奉仕をしたことになるが・・・・


追記(080915朝)
昨夜は7時から町づくり研究会の役員会、昼間の疲れから頭の回転は停止してアイディアと云うか言葉が出てこなかった。
申し訳ない。
更に、このブログも支離滅裂ハチャメチャの乱文・・・・・
深く反省をして今朝に至っております。

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江戸・戦国を 今に伝える 天来の里 

2008年09月14日 | 日記
9月13日(土) 曇り 雨粒が落ちる 午後 曇り 少しだけ青空

朝に庭を一回りしていると雨が落ちてきた。
今日は雨になって欲しくない。
朝飯を終えてから午後の『たてしな歴史研究会』の町外学習会があり隣町へでかけることになっている。
自家用車に分乗するため燃料費、見学先の入館料など新札を用意した。

午後1時に町公民館に集まり4台の車に分乗して15名で出発した。
現地で2名が参加することになっているので17名の行動となる。
初めに車を止めたのは『望月歴史民族資料館』ここから徒歩で近くの1766年に建築された真山家住宅「大和屋」を見学しました。
ここは現在でも住居として使用しているとのこと当主の老婦人に丁重に迎えていただきました。
http://www1.ocn.ne.jp/~oomi/sana.html
低い潜り戸を入ると中は暗く嘗ての問屋の板の間から座敷へと上がるとそこには代々守られてきた神棚がありました。
その歴史てき意味合いは深く重要文化財の重たさが感じられました。

奥座敷から一段下がった畳の間の鴨居には往時を偲ばせる弓と矢が置かれています。
防備の備えか破魔矢のなごりかは判りませんがむかぁ~しから有ったとのことです。

ここでは一人100円の入館料を支払い礼を述べて資料館へ向かいました。

望月歴史民族資料館は平成3年に開館され郷土の歴史と文化、中山道望月宿、人々の暮らしと伝統をテーマとしているとのことです。
一階は古代の様子、二階は江戸期と近代の生活を二部屋に分けて見せていました。
江戸期の宿場は交通の要衝として商業が活発に発展したことが展示されています。


ここからは再び車に分乗して旧中山道は道が狭いため車ではムリと旧142号線を走りトンネルの手前から瓜生坂に向かいます。
坂の頂上で車を降りて一同懐かしく昼なお暗い旧坂の昔道を覗き込んでいました。
会員の高齢化もこのような場所に来ると何故か若者のように元気になっているのです。


ここから望月城趾までは車に乗り一気に攻め込みました。
本廓までは綺麗に草が刈られ歩きやすくなっていました。
戦国時代の山城にしては大きな城ですが、松本城のような城郭はなかったと云われています。
ここでは竹花初雄先生の訥々とした時代に引き込まれる解説を聞き、一同城主の如く木々のあいだから遠くを眺めるのでした。

詳しく下記サイトをご覧ください。
http://www.zephyr.dti.ne.jp/~bushi/siseki/mochizuki.htm

城を跡にして多津衛民芸館に向かいますが、途中には城のお姫様が顔を洗ったと云われる湧水があります。
御姫水こと地元では“オシメミズ”となにやらチョット気になる発音です。
民芸館は下見に来たときには玄関前は満開のオミナエシに蝶が舞歓迎ぶるでしたが今日は静かに大勢を迎えてくれました。
館長の吉川さんには民具の暖かさを言葉に替えて造詣が深い解説をしていただきました。


一回りしてから館長自らお茶を入れていただき一同一服をさせていただきました。重厚なテーブルを前に当会の重鎮の方々は恰も民芸館の収蔵品如くなぜか落ち着いた雰囲気を醸し出すのでありました。


だいぶ予定の時間を超過して重い腰をあげ次の目的地『天来記念公園』に車を走らせました。
天来先生は近代書道の父と慕われ当地、望月の比田井地籍に明治5年に生まれました。
この公園は書の町のシンボル的な天来記念館と並ぶ天来先生と門弟たちの書を石碑に刻み集めたところです。
全ての石碑は中国から石刻家を招き建立したものです。
詳しくは下記サイトをご覧ください。
http://www.shodo.co.jp/tenrai/saku/saku00.html

ここでは会員Iさんからの立科産の巨峰を差し入れていただいたので一同石碑を横目で見ながら巨峰を口に運ぶのでした。
予定を大幅に超して先ずは全員集合で記念撮影となりました。


町公民館に戻ったのは暮れなずむ少し前、全員満足感溢れる一日のようでした。
今日のイベントに臨時で参加していただいたお二方も新規で会員に成っていただきました。
太古の歴史から現代にいたる名所旧跡をたづね誰一人歴史に埋没することなく全員無事に戻ってこられました。
費用は入館料合計一人550円+交通費4000円(4台@1000円)一人当たり235円でした。
全て会費から支払いましたので13350円の支出でした。経費も安くあがり定例学習会は大成功でしたネ
次回は11月の学習会となりますが・・・・
次なる企画 これまた楽しからずや
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秋の野草 清楚な粧いが嬉しい

2008年09月12日 | 日記
9月12日(金) 快晴 風は暖かかく感じる

午前中は公民館へいき巡見道マップの基本とする町の東部の地図1/5000の使う部分をコピーした。
A2サイズで必要事項を書込、最終的にはA4サイズで配布をしたい。
大きいサイズからA4を見ると意外に小さいのが気になった。

帰りに俺の住む集落近くまで来たが、日曜日に道普請があり草刈もするので山道の脇に咲く花も刈られてしまう。
集落を取りまく山道に入ると直ぐに道の脇にシソ科と思われる花が咲いていた。
普段見る物よりも花の数が少なく大きく見える。
図鑑を見ると“コシヲガマ”と言い「コノハグサ科」となっている。
説明文を見ると『他の植物の根に寄生する半寄生植物で特定の植物に寄生しない』とあり、数が少ないと書いてある。
草刈に刈られてしまえば一年草なので種が残らない、刈り取らないように明日中にこの地区担当の人頼んでおこう。


急さかを登り切ると五差路になっていて右に進む。
ここからは沢山の花が両脇を埋めていて嘗ては水路だっとことを思わせる。
アザミが咲いているのを見つけ車から降りて写す。
しかし、よく見ると葉は細くアザミのように刺々しくない。
図鑑を持ってくれば良かったが・・・・・
家に帰ってから調べると“タムラソウ”(キク科)となっている。
今まではノアザミを多く見たが花がひとつだけなのも特徴なのだろう。


明るくなる手前には“シシウド”(セリ科)だろうか?
遠目にはヒヨドリソウと似たようなものだが花の咲き方が違う。


一端明るい処にでると咲いている花も替わり背丈が大きくなる。
直ぐに樹が生い茂るところに入ると又も白い花が群生している。
風にゆらぐ木漏れ日に映し出される白い花が綺麗だ。
“アキノタムラソウ”(シソ科)似たような花が沢山あるが名前は第一印象で来ているのでコワイ


開けた処に出る手前には白い花が見える。
これもシシウドと似ているが・・・・
図鑑を見ると“マルバフジバカマ”(キク科)となっている。
写すときにはできるだけ葉も一緒に写り込むようにしているが花の名前を当てるのは蝶と同様難しいものがある。


明るい処の十字路になったが右に行くと集落の下班にいく、左のススキの中を突き進めば一番高い960mまで一気に登り勾配となっている。
右側には実は小さいが甘みが強い“ヤマクリ”が成っていた。
昔は水路の補修に栗の木を使ったため周辺に沢山植えたそうだ。
クマや猿がこれを求めてくるのは時間の問題だと云われている。
残さず人間が収穫することが一番の対策だと思うが。


ここで半分のコースまで来たことになる。
既に1時を過ぎているし家では昼飯を待っているだろう。
気になる花もあるが今日はこのくらいにしておこう。
花の名前が違っているかもしれない、先達の皆様方から、正しい名前を教えていただくこともブログ冥利につきる。
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鮮紅細長人参 鼠大根  京水菜 冬の楽しみ

2008年09月11日 | 日記
9月11日(木) 曇り(霧) 晴れ 快晴 風が冷たく心地よい一日

午前中は町づくり研究会の最終的な提言をどのようにするかを考えたが纏まらない。
すっかりテンションが下がってしまったのは何故だろうか?

昼飯を済ませて直ぐに外に出た。
9月も三分の一が過ぎてしまい、畑の種蒔きも最後となる。
紅色が濃い細長い人参、京水菜、信州上田を中心として作られている鼠大根の種を蒔いた。
ジャガイモを掘った処に石灰を蒔いておいたので、今日は耕運機で耕してからダンボールで作った生ごみ堆肥を沢山入れた。
生ごみで作った堆肥に油かす(大豆の絞り粕)と蛎殻を混ぜたものを施して軽く耕運機で耕した。
三畝を作ったところで土手の“フジフサウツギ”の横に腰をおろし一休みした。


ゆっくりと休憩していると汗が引き寒く感じるほど空気が乾燥している。
気温もだいぶ低いのだろう、今朝は10℃近くまで下がったような気がする。
作業を始めようと鍬を採りに行くと蝶(タテハ)が柄に止まりもっと休めと言っているようだ。


仕方なく庭の秋明菊の移植をどのくらいできるか覗きに行った。
公園に赤白各3株、友人にも分けたいので小さい苗も含めて数えると充分有りそうだ。
東の方を見ると珍しく西上州の荒船山や周りの山々が見える。
西上州の山並みは一つひとつの山が物語を持っているような神秘的な形うぃしている。
空気が澄んできたのだろうか、夏には靄が掛かり昼間は見ることができなかった景色だ。


風知草の植えてある入り口を周り大内道沿いに登ると横の畑の婆様が地べたに腰を下ろしている。
大豆の畑の草取りをして腰が痛いという・・・・先ほど鍬に止まっていた蝶が彼女の肩に止まっている。
翅の先に白い紋が着いているから“エルタテハ”?だろう。
ここでも彼女に休めと云っているようだ。


日曜日の朝6時15分から下水処理場の清掃作業があることを話すと知らないという。
農業廃水処理施設と言うが屎尿処理場の周りの草刈や建物の清掃を集落が年四回交代でやることになっている。
その後は8時半から道普請に続いて公園の整備がある。
田舎暮らしは集落の役務が多くてイヤだと云う人もいるがそれが人との繋がりを保っているようだ。
俺も道に腰を下ろして婆様としゃべりこんでしまった。
目の前には“ベニシジミ”がデージーに止まったままずーっと話を聞いていたようだ。


畑に戻り予定どおりに三種類の種を蒔いた。
蒔いたあとは切りワラを被せてタップリの水を如雨露でやった。
雨でも降ってくれると良いのだが・・・・当分は降りそうもなさそうだ。
少し離れた処の畝では落花生が最後の根を枝から下ろし地中に入っていったようだ。
昨年よりも少し遅かったかもしれないが沢山のピーナツを収穫できることを願いたい。

《茶色の枝に花が咲き、そこから下りているのが根で地中に入りマメを着ける》

全ての作業を終えて道具を片付け終わったのは6時少し前だった。
家に入るために東に廻ると、浅間山からまた煙が出始めた小噴火が起こったのだろう。
噴煙が北に広がって行くと夕日が紅に染め上げ一瞬だったが美しい世界を見せてくれた。
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集落の豊かな自然 見過ごされてきたように思う

2008年09月10日 | 日記
9月10日(水) 晴 快晴 雲一つないのは寂しい 夜は寒くなる

早朝に起き出して裏山へ登る
太陽は眩しいように光を放っているが雲が一つも見えないのは空が殺風景だ。

山道を途中まで登ると“イチモンジセセリ”が道案内のように脇の土手の草に止まりながら登っていく。
頂上に着くと左右に道が分かれているがイチモンジセセリはシソ科の花に留まった。
蜜を吸っているのか小さい花を下から順番に螺旋状に上に登ってくる。
目が大きくハムスターのような顔に見える。


ここからは右へ行くと道が二手に分かれていて右の道を行くと草が一面に生えていて夜露で靴やズボンの裾が濡れる。
ここで“エル?タテハ”を見るのは珍しいが、よく見ると“シータテハ”かもしれない。
翅裏の紋がLにもCにも見えるから困る。
他にも種類を見分ける方法があるのかも知れないが・・・・・


ここで折り返して元来た分かれ道へ戻り明るい処へでる。
道はコンクリート舗装が施されているが、これは20年くらい前に集落全員総出で作業をしたそうだ。
当時は集落で舗装までするのは珍しかったそうだが、先導して取り組んだ人たちは既に亡くなってしまった。
このコンクリートの道にべったりと翅を広げている蝶がいる。
いつもは“イチモンジ”“ミスジ”と云った蝶をよく見るが、今日は“フタスジチョウ”だった。
初めて見るような気がするが・・・・・


更に道を南へ進むと前にもUPした“ママコノシリヌグイ”の花が開いている。
名前からは暗いイメージを感じるが、花の開いている姿を見ると明るい話題になることだろう。
小さな花だからよほど近づかないと判らないが、近づけば刺々しい姿も同時に目に入ってくる。


目線を引くと隣の葉に薄いブルーの一見可愛い虫がいる。
“オオヨコバイ”こいつには草取りをしていて刺(噛)されることがある。
多分こいつだと思うが何時までも痒みが治まらず、その痒さが治まっても再び時間をおいて痒みが来るのがいやだ。


太陽の光をまともに受けるような遮る木々がない場所に出た。
道の脇に一本だけ“キズゲ(黄菅)”が咲いている。
今まで見たこともないが、誰かが植える場所でもないし・・・
草刈をしないことで自然の花が見えるのが嬉しい。


次の日曜日は集落上げての道普請(草刈)となっている。
其れまでに刈られて見えなくなる草花をカメラに治めておこう。

午後は小諸の天池窯のOさんの作陶展とお嬢さんの絵画展を上田LIVINに見に行く。
今日が最終日だったので絵画の方は片付けが始まっていたし、陶器の方もOさんが片付けを始めていた。
彼の作陶も少しずつ変化しているのが楽しみだ。
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秋採り 男爵芋 最高に美味だ

2008年09月10日 | 日記
9月9日(火) 快晴 風もなく穏やかな秋空 涼しい風が吹く

昨日の続き今日も畑仕事に明け暮れる。
実はジャガイモの収穫がまだでダンシャク芋3畝が草ぼうぼうの土の中にそのままになっている。

午前中は鉢植えで根ずまりを起こしているキチジョウソウ(吉祥草)とコクリュウ(黒龍)をロックガーデンに植えつける。
また、友人に別ける分は小さなポットに植えかえた。
一通り済ませてからタップリと水をやった。
こうして作業をしているときにもいろんな蝶が目の前を横切っていく。
ヒロヒラとなかなか止まらない“ウラギンシジミ”はやっと枯れかけたギボウシの葉に止まってくれた。
翅を広げてくれない・・・・長い間待つが翅を開かずに飛び去ってはまたここへ戻ってきた。


“イチモンジ蝶”が盛んに湿り気のある地面で給水しているのだろうか?
これも数回飛び立っては舞い戻っている。
この蝶は羽の表の色が黒に近いので〝アサマイチモンジ〟だろうか?
アサマが着くだけでも地域性があり嬉しくなるのだ。


昼飯はMが買い物から帰ってからとなったのでだいぶ時間が遅くなっているようだ。
食事をコンクリートのたたきで摂っているとすぐ前の雨受けの採石が引いてあるところに“モンキチョウ”が舞い降りてジッとしている。
長い間止まって翅を動かすでもなく永~い間だその場にいたが、食事を終える頃に蝶もふわっと浮き上がり崖にそって降りた。


ゆっくり休憩した後は草だらけのジャガイモの畝に取り憑いた。
草を根から抜いてスコップで起こすと意外にも大きな芋が出てくる。
大きいジャガイモは料理しにくいとクレームがあるので、春に堆肥を入れただけだった。
だいぶ時間が掛かり3畝全て堀起こしたときには太陽は山陰に沈んでいた。
今年は大豊作だ。


道具を片付けてジャガイモを夜露に当たらないように下屋まで運んだ。
すっかり夕方になり風が冷たくなっている。
浅間山を見ると頂上付近だけに陽があたり噴煙は南になびいている。
北風が入ってきているのだろう。


夜7時半から集落の集会所で人権学習会が開かれた。
町教育委員会から係が二人きてビデオ上映とそれに関しての感想を話し合った。
レジメの問いには無理やりこじつけるような設問があったが、このような学習会は全国的にどの程度やっているのだろう。
東京に住んでいたときには全く経験がなかった。
人権学習も差別の問題から男女同権教育に替わってきている。
今時の家庭では女性上位が圧倒的に多いのではないだろうか。
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噴煙がにあう浅間山 

2008年09月09日 | 日記
9月8日(月) 晴  上空は黒い雲に覆われるが 快晴 涼しい 寒いくらい

5時前に目が覚める、起きだすと東の空に浅間山の部分だけ雲がない。
上空は黒い雲に覆われ今にも雨が落ちてきそうだ。
浅間を見ると雲海が白グレーの二つに分かれている。
このところ活発に噴火活動を繰り返している浅間山・・・
今朝も噴煙が朝陽に輪郭をハッキリと映し出していた。


朝飯にはブランドとされている町内の五輪窪のYさんからいただいたリンゴを試食した。
三叉(サンサ)とい種類だが、林檎は収穫近くなると実に太陽が当たるように葉を摘み取る。
これは植物として不自然で色を赤くして商品価値を上げるためだけだという。
Yさんは太陽の光を葉で受けて作られる栄養分を林檎の実に蓄えてもらえるように葉摘みをしない方法を模索している。
サンサという種類は酸味が強い種類だが、試食してみると甘みが強くその中に酸味を含んでいる。
旨い、ほうんとうに美味い林檎だ。


朝飯を終えて直ぐに外に出て畑の草取りをする。
大根や人参、ほうれん草の種を蒔いた周りの草取りをするが・・・捗らない。
管理機(小型耕運機)を持ち出して耕すことで草を全て取り除いた。
トマトの木を片付けようとすると横にオオイヌタデが蕾を開いていた。
蕾の状態は赤く子どもの頃は“アカマンマン”と呼んだが、花を開くと純白の美しい姿をしている。
白いバラの一輪にも相通ずる美しさを感じた。


昼には未だ早いので草刈に移ろうとすると、キタキチョウ?
黄色い蝶が2頭塊になって目の前を通り過ぎた。
直ぐにカメラを取りに行き後を追うと大内道の道上に出た。
水路を渡るのももどかしいので上からレンズを向けたが・・・・
蝶は裏返しになって飛ぶのを苦にしないようだ!!
飛行機なら曲芸飛行だろうがいとも簡単に蝶は曲芸飛行をしているのに驚いた。


空は快晴になり太陽の光は久し振りのような気がする。
庭のナツハゼの根元にある“ホトトギス”は一番花が咲きだしている。
いよいよ秋も本番に入っていくのだろう。


昼飯はいつもの外飯、軽く平らげて昼休みを充分にとった。
午後はブルーベリーの苗を植えなくてはならない。
種類は晩生の“ダロー”中性の“ブルークロップ”となっている。
今まで庭に植えてあったのはホームセンターで買い求めたもので、実がならないのだ。
生ってもも小粒でブルーの色までなるが・・・・・何時も小鳥の餌になっていた。
今回は中生2本晩生2本、4本を植えた。


全ての作業が終わったのは4時雲一つない世界はヤケに眩しくかんじられる。
道具を片付けて作業を終えるが、浅間山は朝の爆発から更に拡大しているように見えた。


夜7時に向けて家をでるが久し振りの上弦の月が見える。
半分掛けた姿だが明るい・・・・
公民館についたがどうやら部屋をとるのを忘れていたようだ。
今日は利用者が少ない月曜日なのでいつもの部屋をお願いした。
巡見道マップを作るために、お二方に集まって貰い地図上の道を再確認した。
来春までにはウォーキングコースの好いものができることを信じて行動したい。
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戦争を繰り返す 愚かさを感じた 無言館 合掌

2008年09月07日 | 日記
9月7日(日) 晴 熱い 蒸し暑い 午後 雷雨少々 涼しさが戻る

雨の予想が見事に覆されて晴れているのが嬉しい。
9時半に町人権センターに集合し『~男女共同参画の視点から~ 無言館とシオン集の鎌倉めぐり』に参加した。

会場に着くと既に大勢の方が受付を済ませ定刻にバスは動き出した。
目的地は信州の鎌倉と言われる上田市塩田平、初めに安楽寺を訪ねる。
いままでも数回来ているが何気なく歩き回っただけで学ぶ気持ちで来たのは初めてだった。
安楽寺の境内に入ると最初に目にはいるのが山本宣治記念碑だった。
竹花初雄先生の解説が判りやすくまた、その深い見識に感銘を受けた。
詳しくは下記サイトをご覧ください。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~leaper/yamasen.htm


ここから急坂を直登すると安楽寺本堂へ着く。
本堂脇からは長野県唯一の国法『八角三重塔』が向かった。
ここには地蔵尊が並び国宝三重塔を見て蘊蓄を溢す輩を検分しているようだ。
その姿はは賽の河原の六地蔵尊の如く。
http://www.anrakuji.com/engi/engi.htm


再びバスに乗って南の峠を越え野倉の集落は入った。
ここでは長野、新潟、群馬の各県を特有の夫婦道祖神の見学。
今日の参加者の中にも夫婦で来ている方も多く、また其れが叶わなかった方も間近に拝み写し少しでも御利益を得ようとそれは大変な賑やかさ。


更に車中の人となったのも僅かな時間、次なる目的地は『真言宗中善寺』ここには立派な薬師堂があり国指定重要文化財となっている。
山門の両脇には今後力士像があり、昨今の力士の不祥事に怒りを感じておられるのか一際鋭い眼光を放っていた。


ここは境内に入ると人感装置によってスピーカーから解説が流れ出します。
もしや、夜中に狸でも来ればキチンと説明申し上げているのでしょうか?


やっとの事でお昼にありついたのは丁度12時30分予定どおりの行程でした。
昼飯は「塩田の館」という平たく云えば蕎麦屋ですが、地域の農事組合法人西塩田活性化組合という女性の方々で運営されているとのことです。
どこかにも農事組合という団体で営業をしているところがありますが、どうも男性が入ると巧く行かないのはなぜなのでしょうか。

昼飯を終えて次の目的地は最後の無言館です。
ここは建物の丘の上にあり以前は整備がなされていなかったんですが・・・
しっかりと樹木も植えられ木立の中の佇まいがシックな雰囲気を醸し出していました。
館内は勿論撮影禁止でしょうが・・・・なんとしても雰囲気を伝えたくて・・
致し方なくそっと天井を向けてシャッターを切らして貰いました。
戦地で苦しい立場に追いつめられ死を持って平和を願った画学生に敬意と感謝を申し上げたい。


戦争を繰り返す 愚かさを感じた 無言館 合掌
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好奇心の極み 少々いそがしすぎました

2008年09月06日 | 日記
9月6日(土) 晴 午後は雲が多くなる 夕方 雷雨 小雨 止む

午前7時15分に役場に集合した。
今日は『コメッコ体験学級』の町外学習会が開かれる。
軽くスタッフの打合せを終えてバスに乗ったのは小学1年生~6年生まで総勢26名、大人のスタッフは5名。

初めの目的地は旧臼田町にある堆肥センターを見学。
ここの施設は全国では初めてのオートメーションの施設で今は2代目の物という。
佐久総合病院の初代院長若槻先生の無農薬、脱科学肥料提唱したことから始まったという。
“こめっこ”が到着したのは9時少し前、堆肥の原材料・畜糞が入れられたばかりだった。
その臭気たるやもの凄く子どもたちは全員鼻を摘んで説明を聞くありさまだった。


工場の見学コースを歩きながら最終的に製品となる堆肥ができるのは40日掛かるという。
今日はその行程を歩いて20分で見ることが来た。
最後の施設は工場内の臭気を微生物の住む水槽の中で臭いのない空気にして大気に放出するという。
最後はだれも鼻を摘む者はいないほどにきれいな空気に変わっていた。


次に件がすする場所は野辺山高原のプラネタリューム、リクライニングのシートにすっぽりと身を落とし込み
天空の★空を眺めれば当然そこは睡魔に身を任せたのだった。
子どもたちに起こされたときは会場も明るくなり・・・・写真一つ撮ることができなかった(反省)
ここを出発して直ぐの滝沢農場へ向かう。
牧場内キャンプ場の森でお昼を食べてからゲームを楽しんだ。
「たてしなエコ・クラブ」のお姉さん方の指導よろしく盛り上がったひとときだった。


次には待望の乳搾りとバードコール作りに向かった。
乳搾りは自分の家でも牛を飼っている子もいれば怖々牛に近づく子等々大変良い体験になりました。


帰りの中は賑やかなバードコールの鳥の声が充満する中スタッフの大人組はスヤスヤと居眠りに励んだのでした。
4時30分に役場に到着して全員で挨拶をしてお別れ、スタッフは小反省会を催して解散となりました。

そのままこの俺は“やらず会"主催の立科落語会の準備に馳せ参じました。
受付は俺の担当故にチケットのモギリの準備等々会場準備から外して貰っておいたので多いに楽をしたようです。
前座さんが終わってから古今亭菊輔さん、つづいて菊千代さん、そこまでは遅れてくる方のチケットモギリをシッカリと担当
後半は漫談新山真理さんの血液型漫談が会場を大いに盛り上げました。
余りの盛り上がりに高座舞「やっこさん」までもご披露とあいなりました。


さいごのトリは神田陽子さんの講談、講談は鳴り物もつかずにハリセンと扇子1本で勝負するとのこと。
バシバシと云うハリセンの音高らかに話すタイミングは睡魔を寄せ付けないのがすごかった。


最後の幕が引かれたのは9時丁度、片付けをして会場の清掃までして家に戻ったのは9時40分でした。
永い一日でしたが昼も夜も有意義な色濃い一日でした。
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この町の花鳥風月 記録を活用する図書館がほしい

2008年09月05日 | 日記
9月5日(金) 晴 久し振りに熱い 湿度が高いのか身体が怠い 怠惰な一日

早朝に起きだして外に出る気になっていた花の写真を撮りにいった。
珍しく朝早くカメラをもって東の集落の公園の脇までいった。

人が来ない場所に密かに咲くが去年は二つに花を見ることとができたが・・・
秋の七草“ナデシコ”は大切にしたい花だが今年は一つしかない。


少しだけ東へ登るとそこには蔓性の草が沢山絡んでいた。
やっと花が開いたのが“ツルニンジン”蕾の状態でもっと丸いものを想像していたが・・・
少々ピンぼけになってしまったようだ・・・


登り切った所には昔農業用水路があり山の斜面に水路を築くのに苦労したようだ。
棚を作りその上に土を盛り芝を張ってへこみを作り水路としたそうだ。
今では土中に埋設した管を水が流れている。
この斜面にはピンクの花の“ツリフネソウ”が数カ所に別れて群生している。
上に咲いた花の種が下にこぼれてふぃえていったのだろう。


家に向かった戻るように歩くと“ヒヨドリソウ”が咲きだしていた。
蕾の時には少しだけピンク色が見えたが花が咲くとまったく見えない白だけのようだ。
蕊だけがヤケに永く蕾の清楚が薄れるのは鳥の鳴き声から来てるのだろうか?


隣に葛の葉が繁茂しているが急に翅音が鋭くしたのでハチの襲撃かと身をすくめた。
すると葛の葉に止まったのはミツバチにしてはゴッツすぎるし・・・・
取り敢えずパチリ としたが何か厳つい顔をして鋭い口の牙のようなものを横広げている。
名前を調べるが判らない、触角があるからアブではなくハチだと思うが・・・・
腹の下面と上面(背中)の色が異なるのが特徴だろう???


家の直ぐ近くまできて“ガマズミ”が赤い実を着けているのを見た。
春には白い花を綺麗に咲かせているのを見たが・・・・
無事に子孫が残るように赤い鳥が来て啄まれるのを待っているのだろう。


朝飯を済ませてからは夜の会議に向けて今まで図書館について討議した記録を読み返したりした。
夜は第13回目の町づくり研究会で図書選定委員の方々が大勢参加されての有意義な懇談会ができて良かった。
この町に図書館がないのは寂しい限り行政の薄っぺらさがさらけ出されているみたいだ。
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山裾ならではの 歩けば山野草にあたる

2008年09月04日 | 日記
9月4日(木) 曇り 重たい雲 昼頃少し明るくなるが 一日中曇っていた

昨日の雨と雷は東の佐久市や軽井沢では大変だったらしい。
小諸でも停電があったと聞く。

今朝はまだ湿り気のある空気が漂っていて庭に出ても靴がびっしょりになってしまった。
ロックガーデンの西端を見に行くと、タップリと水分を含んだ土は植えたばかりの吉祥草を元気づけているようだ。


隣の集落との境の山道を登っていくと思わぬ花が咲いていた。
数年前も花が終わりかけているときに出会ったが・・・・
“ミツバフウロウ”はまだ二つも蕾を持っているのでこれからも愉しめそうだ。


ここは集落との境のためあまり熱心に草刈をしない場所、野草にとっては安息の地なのだろう。
雑木の上から下がってきている蔓に絡み垂れ下がっている“ナンバンハコベ”
直ぐ上には緑の実を着けたものも見える。


坂を登り切ったところはススキの原になっているが、数年前までは綺麗な畑になっていた。
持ち主が亡くなり作物を作っても鹿に食われるだけだと後継者は専業農家でないため耕作放棄している。
“ワレモコウ”一株だけが秋を色濃く演じていた。


家に戻り午前中は明日の会議の資料作りをして過ごした。
昼飯の後は気になる草があるところを見に行く・・・・・
花を開いているところは明るくなっていた、白い花が咲くと思っていたが、紫茶いろだった。
花の名前はわからないがトンボが裏側に止まっている。
軸が永く葉は他の草と一緒になっていてほとんど見分けがつかなかった。
           《この花の名前 難というのでしょうか?》


夕方には僅かに東の空に紅に染まった雲が見えたが・・・・
一日中曇りという重たい一日だ。


夜は7時半から役場で“たてしな中山道を歩く実行委員会”の設立総会が開かれた。
芦田宿を中心とした名士が揃い・・・・
役場肝いりの企画なので普段俺たちの仲間の会議とは雰囲気がちがう。
どの程度継続性があるか・・・・・?
俺と他のお二方は町づくり研究会の役員と云うことで参加したが・・・
できるだけのことはして行かなくてはならにだろう。
コメント (5)
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バンザイをする蝶たち 何も他意はないのですが

2008年09月03日 | 日記
9月3日(水)晴 快晴 午後3時 黒い雲が張り出し 雨 結構本降り 夜止む

朝飯を終えて直ぐにロックガーデンの手入れをすることにした。
ロックガーデンと云うと聞こえがよいが、山を削った処の崩れ防止ということで石を並べ、石と石の間に植物を植えてるだけだ。
電線を巻く糸巻きのような物をテーブル替わりに使っているが、そこへ道具もカメラも置いた。
そこには赤い水引が植えてあるがMが玄関の花瓶に沢山活けてあったので、全て切り花にされたと思っていた。
ところが・・・未だ沢山あってだいぶ種が飛んで増えていたようだ。


ロックガーデンの西端の幾つかのスペースを草を取り小さな鍬のようなもので土を起こした。
8年間何も植えていなかったから土が硬くなってた。
草は良くもこの堅い土に根をおろせると感心する。
ひととおり耕したところで休憩とした。
陽がガンガン当たるところでは休憩もできないのでカメラをもって白樺林に入った。
まだ昼には早いと思うが“山裾白樺レストラン”は混み合っていた。
クワガタの夫婦とクロヒカゲ、エルタテハ、もう一頭は蔭になって良くわからないが・・・・キマダラモドキ??
狭いスペースにクワガタ2匹と3頭の蝶がいる。
中でもエルタテハチョウは閉じた翅にLの字を白く染め上げているが自己表現なのだろう。


エルタテハはユニークな蝶でクワガタが先に樹液を吸っていてもずかずか上に覆い被さって樹液を貪る。
更には前からいた蝶などは簡単に追っ払ってしまう無頼漢のようだ。
俺の目の前で白樺の葉に留まろうとして、一端止まり俺の姿に脅えたのか・・・
とっさに身体を後ろへ引き寄せ燕返しの技を使った。


休憩がだいぶ永くなってしまったが、庭に植えたままの“白花イカリソウ”と“吉祥草”を掘り返して株分けの準備をした。
直ぐに昼飯の時間になってしまった。
昼飯を外で済ませてから休憩に入ったが・・・・脇に咲くノビルの花に“ベニシジミ”が留まった。
花から花へ移りながら円を描いている。
前から“ベニシジミ”がバンザイをするところの写真を撮りたいと思っていた。
グットタイミング!!でパチリ


バンザイ・ポーズと言えば“スミナガシ”にも願いたいポーズなのだ。
彼は何時も翅を下に降ろして平になっていることが多い。
バンザイをして赤い色の口吻を見せているのも“スミナガシ”ならでは光景だろう。


だんだんと黒い雲が広がってきたので、慌ててロックガーデンに『イカリソウ』と『吉祥草』を庭から運んで植えた。
雨が強くなってきたので、植えただけで写真は撮らずに家に入った。
家の東の窓から外を覗くと、神社の向こうの田圃では稲刈りが始まっている。
青田刈りで未だ完熟ではないが刈り取ってビニールでぐるぐる巻にして発酵させて牛の飼料とするそうだ。
《蓼科牛は米を食ってる》がブランドとして売りに出しているらしい。
激しい雨の中作業を継続しているが・・・・・
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野山を駆けめぐり 仙人のように薬草を知り尽くしたい

2008年09月02日 | 日記
9月2日(火) 曇り 晴 雲は多いが太陽が出る 午後から雲が多くなる

早朝に起き出して外に出てみる。
蜂の巣を処分しなければいけないのだが・・・・
意外にも明るいので今日は取りやめにした。

錦木の植え込みに沿って歩いてみると、小さな虫がいるのを見つけた。
カミキリムシの幼虫なのかそれともこの小さな数ミリで成虫なのだろうか?
名前は調べてからUPすることとにして今日は写真だけを載せよう。
右下の白いのはカメムシですが個体名は判りません。
何れにしても宝石のような美しさをもった虫たちです。
カメムシも白磁のブローチとして如何でしょうか?


午後は町公民館で開かれる「消費者の会」主催の『身近な薬草・木』というタイトルで勉強会が開かれた。
開場に着くと意外に小さな部屋が会場になっていた。
会員以外は俺だけだったようだ。
20人くらいの参加者が揃い先生は佐久市岩村田の市川真人氏となっている。
かれは西洋医学の薬剤師と漢方も専門だという。
部屋での勉強を終えてから周辺の原っぱなどへ出向きそこら中にある草が薬草になることを話してくれた。
今日の講座は入門編としては安全な薬草茶の作り方までをやった。


4時過ぎには全てを終えて家に向かったが手前の集落から山へ分け入り、今日習った薬草の効能などをみながら花を愛でた。
ボタンズル(牡丹蔓)が花が僅かに残っていた。
この花は毒草で葉も含めて皮膚に直に触れるとかぶれるそうだ。
良薬口に苦しではないが、毒の作用を利用デイ神経痛、リューマチには効くそうだが、体質によるので充分気をつけて欲しいそうだ。


山道を軽トラで走ると低いところに少しだけ色づいた実が沢山成っている木を見つけた。
近寄るとサンショの実だったが、まだ完熟まではいっていない。
二粒千切って口に入れてみると香りがよい・・・ガリガリ噛でいると舌の先が痺れ次に唇までが痺れてきた。
これは胃薬として重宝され食後30分いないに2~3粒食べると消化をたすけるという。


同じ場所の向かい側には『ウマブドウ』があった。
ウマブドウは副作用もなく、とても良い薬草だと云う。
効能は特定の病気や病状に効くのではなく、人間のからだを本来の姿にする。
言い換えれば免疫力を高める、生きる力を強める、そんな働きがあると云われてる。
町内でも多くの人が焼酎漬けにして健康酒として愛飲しているそうだ。


だいぶ細い道を進みススキの原にでると脇にワレモコウが数本あった。
写真を撮ろうといろい構図を錬っているとなんとなくうなり声がした。
蜂の羽音のようだ警戒しながら探すと目の前に黄色い巣に蜂が沢山取り憑いていた。
そーっと軽トラに乗り込み少しだけバックしてから窓を開けてパチリ・・・
ここは道の脇でもあり歩いてきたら必ず襲われていただろう。


ミツバチなら肩凝りに効くそうだが・・・・
アシナガバチは相当な毒を盛っていそうで・・・“蜂会わせ”はしたくない。
コメント (8)
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