田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

春一番 ひねもすねたり ねたりかな (Sala)

2009年02月13日 | 日記
2月13日(金) 春一番 曇り 薄日が射す 暖かいがどんよりした一日

南からの風に乗った雲が上空を覆っている。
浅間山はわずかに姿を見せているが水墨画のような美しさを見せる。
ラジオによれば昼ごろには信州にも春一番が吹くというが早々と山を越えてきたようだ。


朝飯を摂っていると聞きなれない鳥の声がする。
メジロの囀りかスズメでもいるのか会話をしているように聞こえる。
外を覗くといつもの小さな桜の枝にモズが二羽とまっている。
春一番の温かさに刺激されて愛を語っているようだ。


生ゴミをコンポストへ入れることと薪を並べ替える作業をした。
朝には強い風が吹いていたが昼前には止んでいる。
一輪車で薪を運ぶのに汗が出るほどの温かさになっている。
一時間くらいで作業を終えて植込みの中を見ると福寿草がたくさん花芽を出している。
いつもは2月の末頃に黄色い花を見せるのが暖かさに押されて顔を出している。


昼飯を済ませてから家の中の鉢植えに水をやった。
苔球に設えられたモミジが葉を広げているのには驚く。
部屋の中でも少し早いのではないだろうか?


外の空気は暖かくそれが部屋の中まで伝わってきている。
晴れて陽が入るとときでも3時を過ぎるとストーブに点火するのだが今日は寒さを感じない。
午前中に薪を運び入れたが無駄な作業だったように見える。
明日も暖かいと云っているので、インテリアにしても少々多すぎるようだ。


春一番の暖かさでなんとなくボンヤリしてしまったが、夕方にはPCに向かい宿題だったレポートをまとめた。
春の温もりを感じると活発に動きたくなるが、それに反比例な行動を採るのは愛息Salaだけだろう。
彼は一日中丸くなって寝ているがが、食器の音だけには敏感に反応するのだった。

         《春一番 終日ねたり 寝たりかな(サラ)》
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春を感じさせる 日の出

2009年02月12日 | 日記
2月12日(木) 雪(がっ降った) 快晴 暖かな一日

早朝に目を覚まして外を見ると雪・・・
既に止んでいるが一面白で覆われていた。
昨日まで春日が続いていたのが嘘のような景色だ。
里には陽の光が届かないが、浅間山の頂上付近には僅かに紅を射している。


太陽はまだ昇ってこないが東低い空は紅を映し燃えているようだ。
この時間帯がなんとも言えないワクワクする。
少し前のフレーズなら“夜明けのコーヒー”の時間帯だろうか?


浅間山を見てみると少し前よりも鮮明に朝焼けを現している。
噴煙が下から盛り上がりその縁取りを朝陽が染めている。
雪が見えていても冬ではないことを現している春色に染まっているのがよい。


やがて日の出の時刻より少しだけ遅れて大きな太陽が昇ってきた。
春霞が濃いのか陽の光が真冬ほど鋭く里にとそかない。
優しくゆっくりと金色の太陽の光が隣の集落まで来ている。


Mが留守の間は俺のペースで作れるのが良い。
いつもより早めの朝飯を済ませ午後の来客に備えた。
町の行政が担っている環境について話をすることになっている。
この町の在り方や行政が扱っているゴミ問題など以前調べた資料を引っ張り出して再確認してみた。
2004年の頃と今でもたいして違いはないが、世間が地球温暖化など対策が進んでいる分この町は後れを取っているんかもしれない。

昼前には強い太陽の光でズンズン雪が熔けていく。
昼飯を採りながら雨だれを見て、その音は変則的なリズムながら一定の流れを感じた。


生ゴミをダンボールを使って堆肥化することも、行政としてどのようにやっていくかは見えてこない。
生ゴミの価値観から見れば対費用効果を例にとれば、燃やすのが一番経費がかからないだろう。
しかし、循環型町づくりを提唱しようとすれば、生ごみを畑や花壇に還元することがベストだと思う。
しかし、農業者から空見れば生ゴミだけでの堆肥は肥料としての効果は薄いという。
牛糞を混ぜて窒素成分を充分含ませることで作物に対処できるものとなる。
牛糞と生ごみと合わせた堆肥作りとなると、多くの市町村で実施している大型プラントが必要となる。
しかし、財政が厳しい立科町では大型プラントは難しいことだろう。

午後2時過ぎ客人がきて環境に関わる話に盛り上がり5時を過ぎてしまった。
浅間山には強い光も当たらずに僅かに白い噴煙が上がっていた。
頂上付近は熱で雪が解けたのか?それとも噴煙に含まれた灰が雪を黒くしているのだろうか?


活火山が一日中見ることができる環境に感謝
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浅間山 再び 小噴火 

2009年02月11日 | 日記
2月11日(水) 薄曇り ぼんやりした朝日

8時ちょっと過ぎ、急に浅間の頂上から噴煙があがった。
それまでは穏やかないつもの朝の景色で雲に覆われた姿だった。
頂上付近の雲がどいたのは噴火の勢いのだろうか?


噴き出したマグマの微粒子を含んでいるのか黒い雲がズンズン上に昇る。
僅かに北からの風に押されるも縦の昇る力が勝っているように見える。
数分間のことだがやがて白い煙が下から押し上げてきている。


噴火の灰を含んだ黒い噴煙は風に乗り南東へ向かって流れだしている。
今朝の噴火ショウは終息に向かったようだ。


こういう小さな噴火は一日中起きているが、運転中の車の窓から・・・、人と話をしているとき・・・
噴煙が昇る姿を見てもカメラを持ちあわさないときが多い。
今朝のように家にいて新聞を広げようとしたときに目に入る噴火はすぐにブログに掲載できるのがうれしい。
手前勝手な価値観でのこと、噴火によって被害が及ぶ方々には申し訳ないことも心しておこう。

つづく

このあとの浅間山は噴煙を高く上げることもなく、やがては厚い雲に姿を隠してしまいました。
午後には久しぶりに本を読みふけりました。
昨年アマゾンで買ったまま読まずにおきっぱなしにしてあった本です。

たまに本に夢中になっていると目の前のウメモドキにいつものモズが来て、地面を睨みながら急降下しては元の場所に戻る。
これを何回も繰り返しているのが目線に入ります。
本から目を離すとまるでモズも見られているのを意識しているのか頻繁に飛び降りては戻ってきます。


モズがどこかえ飛び去ったのでお茶でも煎れようかと立ち上がると、少し離れた畑に大きな鳥がいました。
このところ雉の姿を見ないので気になっていたので若しや、キジ?と目を凝らして見るとカラスです。
カラカラに干からびカボチャを咥えては放り投げ、体を揺らしながら歩いてまた咥えて放り投げる・・・・
何回も繰り返す姿はユーモラスです。


紅茶を煎れてストーブに太い薪を入れ、やっと本に戻ろうとしたときに目に入ったものがあります。
何かがリビングの前を横切ったように見えました。
辺りを見るとヒヨドリが僅かに残った黒い実と赤い野バラの実のあるところにいます。
いつもは騒ぎたてながら飛んで来るのが今日は静かです。
カメラのレンズを向けると頭の毛を立ててすぼめた首の後ろの方まで逆立っています。
外は風もなく寒さも感じられないのに、どうしたのでしょうか?
毒のある木の実でも食べてお腹を壊しているのかもしれない。


ぼんやりした太陽もいつの間にか灰色の雲に空全体が覆われてしまいました。
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小噴火が続くのか 浅間山

2009年02月10日 | 日記
2月10日(火) 霞  晴れ 

早朝から起きだしたが霞?それとも霧が濃くて浅間は見えない。
7時40分には全体がはっきりしただした。
昨日からの小噴火が続いているのだろう、元気な姿が現れた。
速報ではないがご心配いただいたかたへ先ずは一報を


つづく

朝飯を摂ったあとに東の窓を覗くと力ず良い噴煙が見えた。
レンズで引き寄せると北からの風で噴煙は噴火口の南側縁かっら風に乗っているのがわかる。
この近辺は危険がガスが充満しているといわれているが・・・・


昼飯は本当に簡単に済ませMはすぐに荷物を積み込んで出かけた。
夜に町づくり研究会の報告会が町長の招集によって開かれるので、今までの資料を読み直してみた。
できることとできないことがはっきりしていると思うが、戦略会議の答申ではすべての提言提案を受け入れるようになされた。
町はこれらにどのように予算付けをしていくのかしっかりと聞いてみたい。

3時には青空が見えてきて浅間の白い噴煙とのコントラストよい。
青と白との対比は夏の海に浮かぶヨットのようなものだが、浅間山の噴煙はそうとは言わさない強さがある。


5時過ぎには昨日と同じように青の世界へ山が閉じ込められる。
噴煙もそれに合わせて心なしか少なく白くなってやや北向きの風に乗っている。


今日は満月と云う事で月の出る6時14分だった。
カメラを向けたものまるで闇夜の眼底検査の如く、橙色の月に僅かに神社の枝がかぶさっている。
情緒もないままこれ以上の深追いはやめた。

     ≪人様にお見せする写真ではないが、眼球ではなく月だ≫

7時から福祉センターで町づくりの報告会が開かれた。
昨年の2月同じ部屋で発会式があった時には120名位が集まったが、今日は40名と云うところだろう。
提案事項に予算付けをすると明言したのは≪環境フェア≫だけだった。
これももう少し前向きに考えていかないとトーンダウンしてしまわないだろうか。
町長は力強く話をするのに、役場職員は担当課の者以外はだれもいないのもおかしなことだ。


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味を見なけりゃ名は浮かばない

2009年02月09日 | 日記
2月9日(月) 曇り 暖かな一日 浅間山小噴火

今朝から浅間山が噴火したというニュースが流れているが・・・・
ここからでは雲の中で見えないのと、噴煙は北東に流れているという。
山裾から浅間に向かって風が吹いていることになるので余計に噴煙は見えない。


前から気になっていた“地産地消”に重点をおいて一品作ることを思い立った。
何もすることがない・・・と云うよりも
リンゴ園に薪の材料となる太い木を置いたままにしているのが気になるが・・・
Mが良く作る「ガレットココ」は外国産のココナッツとアーモンドを使うが、地元の食材に変えてみることにした。
先ずは畑で採れた落花生と友人Kさんの胡桃をチーズ削り器で粗い粉状にした。


グラニュー糖と小麦粉を混ぜ合わせ1個の卵で溶く、そこへ胡桃と落花生の粗挽きを入れる。
合わせたタネをよく攪拌してグラニュー糖が溶け過ぎないように手早く混ぜる。


ティースプーンでタネをすくい上げ、広げたアルミホイルへ落す。
8個落とし終わったら160℃に温めておいたオーブンに入れる。
あとはオーブンの前に胡坐をかいて焦げ具合を監督しなければいけない。


焼き上がりの色もよく香りもよい、オーブンから取り出したら冷めるまで置いてアルミホイルから剥がす。
先ずは午前中の『地産地消調理実験』は大成功に終えたが、この菓子の名を何と名づけよう?


昼飯は簡単に済ませてから、すぐに生ゴミをコンポストへ入れた。
この作業も満杯になっているコンポストに技を使って新しい生ゴミを入れると同時に新鮮な空気も含ませるのが大切なのだ。
詳しくは下記のサイトを見てほしい。
http://garbageate.exblog.jp/

生ゴミ入れを井戸で洗った後は、薪運びをやる。
2m位に積み上げ、2間の幅にあった薪はだいぶ少なくなっている。
でもこの冬に使った薪の2倍は確保してあるので安心してストーブを焚けるのが嬉しい。


3時からは午前中の菓子作りを再び始めた。
胡桃の分量を多くしたもの、胡桃を煎らないで使うもの、落花生の量を少なくしたもの・・・
割合が異なるごとにオーブンで温められると生地に変化が現れる。
この菓子の特徴は水を使わないことだろう。
水を使うとグラニュー糖の焼けたときの香ばしさとパリパリ感がなくなってしまう。
いろいろ手順を変えながらやっているころ、Mは新年会だと言って出かけて行った。

5時過ぎに浅間山が再び噴火した云うので見に行くと雲をバックにしてわずかに噴煙が認められた。
しかし、噴煙なのか上越からの雪雲なのかは見定めることはできない。


忘れはいけない焼き菓子の名は・・・
胡桃はウォルナット+ピーナッツ??だとすれば?『ガレットウォルピー』では如何なものだろうか?
日本語で書き表すとすれば・・・・≪南京胡桃焼菓子≫では如何なものだろう?

エッツ 味を見なけりゃ名は浮かばない
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春長閑 浅間尽くしに 昼の月

2009年02月08日 | 日記
2月8日(日) 快晴 穏やかで温かい一日 午後には少しだけ風が冷たくなる

夜半に北からの雲が通り過ぎる時に親指の先の大きさもありそうな雪を落していった。
陽が昇る時間にはまだその雲が旭を遮っていた。
浅間山では上越から押し寄せる雪雲を噴煙が立ちはだかりこれより南には通さないと言っているように見える。


朝飯を終えてからは今日も“たてしなエコ・クラブ”の会報の直しを始めた。
昨日、広島焼きを満腹に腹の隅々まで詰め込んだせいか指先まで膨らみシールがうまく貼り付けられなくなっている。
指先の緊張感がなくなり脳みそもキャベツの如くグズグヅになってしまった。
効率が悪いところに昼飯中断し午後3時になんとか終わらせることができた。

Mは千葉から移り住んだK夫妻のところへ遊びかてらヨーグルトの種を持っていった。
彼が整腸剤の代わりにヨーグルトを試してみたいと言っているそうだ。
長く続くと体調が良くなることは俺が実証している。
4時ころに東の窓を除くと月が昇りだした。
空が青い頃に昇る月は青空を透かして見えるようだ。


西日を浴た浅間山はびて堂々としている。
噴煙を北からの風に抑えられながら雪面を這って降りている。
五時になっても明るく日が伸びたことを実感する。


我が家から見る浅間山から西に連なる山々、湯の丸から烏帽子岳までだろう。
澄み切った青空が裏の山の木立をを黒々と見せているのがよい。
あと数分で集落にも陽が射さなくなる。


春のどか 浅間つくしに ひるの月
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山のように盛り上げる広島お好み焼き 

2009年02月07日 | 日記
2月7日(土) 晴れ 暖かい穏やかな一日

今日は広島が我が家にやってくることになっている。
“広島なお好み焼き”は山のように野菜を盛り上げ、上手に返す技が必要と聞いている。
数年前から話だけは聞いていたが、実際に眞近で作るところ見るのははじめて・・・
況して目の前で焼いてくれるというのだから朝から待ちどうしい。

外は暖かく浅間山も静かに小さな噴煙を見せているだけだ。
今日も裾野は春霞なんとなくふわふわする景色になっている。


朝飯を終えると先ずは生ゴミを片付けるので外へ出てコンポストの世話をした。
これについては姉妹版ブログ『ECOな生活 “循環型社会を目指して”』にUPしたので覗いてほしい。
http://garbageate.exblog.jp/d2009-02-07

昼前にKKさんが娘の車でやってきた、広島風お好み焼きを作ってくるからと云って広島から来たわけではなく長野市からのドライブだった。
材料もすべてダンボールに入れて持ち込んだのはすごい。
材料はキャベツの千切り、長ネギ、揚げ玉、イカ天、豚バラ、うどん、中華麺、粉末かつぶし、青海苔、広島産おたふくソースだ。
小麦粉を薄く水で溶いたのをクレープを焼くように薄くひき、その上にキャベツネギ・・すべての材料を乗せる。


野菜やほかの材料がのったあとは豚バラ肉で覆い隠すように何枚もかぶせる。
そこへ小麦粉の溶いたのを掛けて少しだけ焼き上げる。
ここでこの山もりの野菜の山をひっくり返す見ぜ場がくる。


この見せ場が心配で同行してきた娘さんは両手を胸に祈る気持ち・・・
上手く返したところで焼け具合を見ると小麦粉の香ばしい香りと野菜に香りが最高に腹に響いた。


あとは焼き上がるまでしばしの歓談・・そして、さらにひっくり返すと今度は豚肉の焦げた香りが食欲をそそる。
そこにお好み焼き専用のおたふくソースをたっぷりとかけてさらに青海苔を振りかける。
こうなると昼飯にぴったりの時間となりました。


なんとも今日はこの焼きを3回も繰り返しダイエットもどこへ行ったのか忘れ去った一日でした。
今日のお好み焼き調理人は本職はフルート奏者、信州ではラジオや新聞をにぎわしていいます。
因みに信濃毎日新聞の記事では『50代で一念発起CDデビュー(長野のフルート奏者○○さん』とある。
興味のある方は下記サイトをご覧いただき、演奏の依頼は当ブログへ連絡をください。
http://www.iijima.co.jp/as_co_news2/file_name/cg2401081602

満腹のおなかもまだま空かない夕方前に彼女たちは長野へ帰って行きました。
しっかりと学習した「広島お好み焼き」今度は俺がシェフとして御馳走することにしよう。
車が走り去る方向には浅間山の静かさを安心して見下ろす白い月が見えました。
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ヒヨドリはキイーと叫び飛び去った

2009年02月06日 | 日記
2月6日(金) 晴れ 暖かい 風は冷たいが穏やかな一日

久しぶりに朝陽にレンズを向ける気分になった。
雲ひとつないところに朝陽が昇るのもよいが周りに雲が適当にあるのが好きだ。
今朝は変化のある雲が湧き日の出前は金色に輝き太陽を迎えている。
雲から顔を出し始めると当たりが一変して緊張感が走るのが好い。


朝飯を摂っていると部屋のすぐ前のウメモドキにモズが止まり、鋭い眼光を地面に向けている。
活きてる獲物を探すモズとしては暖かい日が続くと食事にありつける率が多いのか?
春とは云え啓蟄にはひと月も間があるので、今から獲物にとびかかる練習に励んでいるのだろう。


午前中から“たてしなエコ・クラブ”の会報の誤植(変換ミス)を修正をしているがはかどらない。
ちょうど目線が合う庭の植え込みのレンギョの木にヒヨドリが来た。
この木に絡まった細いつるに黒い実が着いているのを啄んでる。


作業を止めてはカメラを構えて窓に近づくとヒヨドリは飛び去る。
そかし、強欲の彼は遠くにはいかずにこちらの様子を見てはまた黒い実のあるところにもどる。
瞬間的に彼も首を上げたところにカメラの焦点が合ったので彼はそのまま動かないでこちらをしっかりとみている。
ほんの短い時間だったのだろうが、俺としては相当長く固まっていたように感じた。


昼飯の時間をだいぶ過ぎた所にMがコーラスから戻ってきた。
机の上を占領してシールを細かく刻む俺の姿を瞬間的にサッと見まわしたのを俺は見逃さなかった。
何をバカなことをやってるんだ!!とは云わないだろうが・・・言葉が読める。


昼飯を済ませた後も会報の修正が続く、4文字、2文字、1文字と細い一行分のシールを剥がすと手にくっついてしまう。
ピンセットの代わりに楊枝を使いやっと慣れてきた頃に、また、ヒヨドリがやってきた。
午前中の黒い実とは違うところで野バラの赤い実を摘まんでいた。
あの時に目を合わせたので余裕を持ったのかこちらを見ては赤い実を啄み落ち着いた態度だ。


身体をねじりながら小さな赤い実を咥えるとキィーと叫び飛び去った。

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炎の音に 春の遠さを感じる

2009年02月05日 | 日記
2月5日(木) 春霞 昼前から青空が広がる 暖かな一日

日の出前に起きだして徐々に明るくなるのを待つ。
この時間がなんとも言えないのんびりとするときが過ごせる。

朝陽が昇る時刻になるが太陽の光は届かない。
なんとなく朝焼けが横縞の雲を淡い色に染めている。
浅間山は一時気を荒くしておさまったのか嘘のような静かなたたずまいを見せている。


窓を開けても寒さを対して感じないが、雲の間から陽がわずかに射す頃に急に地面が白くなる。
霜が一面に降りて隣の畑でも晩秋にスコップを突き立てて仕事収めをしたのが今でも残っている。
今は畑の土は堅く凍りつきスコップも跳ね返されるだろう。


ゆっくりとした朝飯の時にガラス越しにヒヨドリが盛んに小さな黒い実を啄んでいる。
春が間じかに迫っているのを証明するかのようにキーキーと啼き叫びながらこの鳥が飛び立つ。
すぐに次の仲間が枝先にとまり体をくねらせながら黒い実の着いた蔦を手繰り寄せるその姿を見ているだけでも楽しい。


午後は2か月ぶりに髪を切りに行った。
座り心地の良いシャンプー用の椅子で暫しウトウトしてしまった。
家に戻ったのは3時少し過ぎていた。
浅間山は裾野をうっすらと靄に隠しながらも晴天に姿をさらした。
噴火で腹の中の黒さを見せてしまったかのように頂上付近は黒々としている。
やがては雪によって隠されるだろうが・・・
僅かな白い煙で穏やかさを醸し出しながらも懺悔の吐息のよにも見えた。


夕方になると少しだけ肌寒さを感じた。
ストーブのドアを開けて薪の燃える音を聞くとまだまだ冬のような感じがする。
立春が過ぎたとは云っても冬と春のあいだなのだろう。


炎を動画で写したのでUPしようとするが重すぎるようだ。
今日のところは写真に手をかざしてもらおう。
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足もとを のぞき込むほど 春を知る (哉々)

2009年02月04日 | 日記
2月4日(水)立春 曇り 午前中には青空が広がる 暖かな一日

昨夜の天気予報では朝から快晴になっていたが、夜が明けが近づいても浅間山が見えてこない。
昼前には青空が広がり立春らしく暖かくなったので外に出てみた。
立春という文字に誘われて軽装で外に出ると風は冷たく感じた。
目の前の桜“プリンセス雅”の枝咲をを見ると「まだまだ春は遠いいよ」と言っているようだった。


空の青さが深く浅間山もしばし噴煙を出すのを控えているように澄み切った空だった。
先週の寒い日に雪が降り咲きかけた福寿草の蕾が凍えたのではないかと心配した。
覗きに行くときれいに花びらを広げて太陽の光を受けていた。


庭にひとつだけ開いた福寿草に神々しさを感じた。
道路際の湧水が流れる溝にセリが出ているか見に行くが、そこにはオオイヌノフグリが青い空を映したかのように咲いていた。


セリはまだ小さな芽をだしただけだが、春一番の美味さは格別だろう。
明るい緑と深い香りが食卓を飾ってくれるのももう直ぐのようだ。


昼飯を済ませた後は予定していた髪を切りに行く予約が取れなかったのでのんびりすることにした。
昨日のブログにストーブの灰のことを書き、その灰が釉薬になることを書いたが、色の表現があいまいだったので写真を撮ってみた。
大きな皿は秋刀魚を丸ごと炭で焼いてど~んと乗せる皿がほしいと数年前のことだが・・・
上山田温泉にある『郷土陶器・佐良志奈焼』の“たからや”さんに作ってもらった。
この店の主人はMと同郷で遠縁に当たるとのことで、信州に来て林檎の灰を釉薬にしたのだと云う。
秋刀魚を乗せる皿だからもう少し幅が狭くても良いのだが・・・・・
何故かこの大きな皿が6枚もある。
手前左はソースでも入れるのか使い道は判らないがいただいた物で、横の小さいのは極小の小鉢とでも云うのか?
色は落ち着いたブルーで其れなりに俺の好きな物の一つになっている。


足下を のぞき込むほど 春を知る (立春によせて)
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この花の名前?? 教えてください

2009年02月03日 | 日記
2月3日(火) 曇り 弱い朝陽がでる 雲が多く暖かな一日

浅間山も相変わらず小康状態を続けながらも何時もよりは元気に煙をだしている。
今朝は春霞のような靄に包まれて薄すらと噴煙が出ているのが見えた。


リビングにいくと甘い香りが漂ってくる。
今年は花が少ないながら花も大きく香りも強い芳香を放っている。
この花の名前を教えて貰ったのだが、どこにメモをしたのかが判らない。
どなたか花名前をご存じの方は教えていただきたい。


この掃除をするのも慣れた頃にはストーブを炊く必要もない本格的な春が来る。

香りの甘さは最高で空気が流れるとそれに載って漂うのが好きだ。
まるで道ですれ違った妙齢のご婦人の残り香のようにも思える。
しかし、この香りの元が花の後ろに蜜となって玉になっているのがいけない。
そっと指に着けて舐めてみると甘い・・・本当に甘いのだ。


俺がコッソリとやる仕草を愛息Salaがどこかで見ていたのか、彼も同じことをする。
彼は指の代わりに舌を使うのだが、不器用な彼は花ごとガブリとやるのでいけない。
グチャグチャに彼の口の中で噛み砕かれた花びらと軸が植木鉢の下や小屋の中にある。
そう言うときのには決まってMの怒り心頭した罵声が飛んでくる。
Salaに向かって飛ばすのだろうが、それが俺に云う言葉と同じレベルで飛んでくるのがいけない。

昼飯を済ませたころ雲に包まれた浅間山がやっと顔を出したので望遠レンズで引き寄せてみた。
頂上の噴火口の右側(東)は雪が黒くなっているのが見える。
風向きが東に流れているのでここからは反対側になるが相当の灰が雪を溶かしたことだろう。


昨年の暮れからなかなか手を着けられなかった古いノートパソコンに無線LANを使えるようにした。
ケーブルテレビの回線を使っているので、その対処に蓼科ケーブルビジョンの専務が助っ人で来てくれた。
4年間は使ってなかったので扱いを忘れていたところが多い。
こうやってみると短い期間でもの凄い進歩が為されているのが見えた。


夕方には浅間の灰の片付けは必要ないが、我が家のストーブの灰を始末した。
約1週間に1回の灰採り物語ではないが、慎重に期さないと手元が狂って灰が部屋の中に舞うことになる。
大きなバケツに入れるのだが、満タンで4回の灰が入る。


特大の広告の紙を3枚広げて小さなスコップのようなものでバケツに移す。

 
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浅間山噴火 続く中規模の噴火を予想

2009年02月02日 | 日記
2月2日(月) 未明に浅間山噴火 快晴 風は冷たい 穏やかな一日

目覚めと同時に東の窓を見たが浅間山は暗がりでいつもと変わりない姿を見せていた。
7時少し前に集落にも朝陽が射しこんできたときに浅間を除くと相変わらず元気よく噴煙を吐いていた。


昨夜からいつ噴火してもおかしくないと麓の測候所が発表していたとうりに未明2時ころに小噴火をしたようだ。
浅間山から南東の方には心なしか茶色の煙がなびいているように見えた。
霞を朝陽が染めているのか噴煙が茶色に見せているのかは定かではない。
今回は冬場のこともあって風は西北から吹いているのでこちらに灰が降ることはなかった。


午前中は千葉からこの町へ移り住んだKさん夫妻にリンゴ生産者のYさんを紹介した。
Kさんは減農薬有機で米を作り、リンゴも作ってみたいというので、有機と減農薬でリンゴ作りをしているYさんが適任だとおもった。
引き合わせてから俺はその場からいったん家に戻って、生ゴミをコンポストへいれて攪拌し米ぬかを混ぜておいた。
次にはストーブの薪運びを済ませて家に入った。

午後には「たてしな歴史研究会」の役員会があるので、会議事項を人数分印刷してから昼飯を摂った。
この会も庶務係りが2名いることになっているが、3年間休んでいる。
来年度から復帰するという噂があるが、庶務の仕事をやってくれればおれは助かるのだが・・・・・

1時半に公民館に向けて家を出たがちょうど浅間山が高く噴煙を上げていた。
会議を3時までで済ませてから、役場へ寄り10日の町づくり研究会の報告会の進め方を打ち合わせした。
レジメの案を見ると行政の姿勢が見えていないので解りにくい。
町長と副町長に“たてしなエコ・クラブ”の会報を渡し、関係部署にも読んで欲しい旨話をした。
来年度は活動支援金を得るためにも是非読んで欲しいものだ。

家に戻りTVを見ると浅間山の噴煙が200km先の神奈川県まで飛んでいることが映し出されていた。
地元の群馬県嬬恋村や軽井沢の人は2004年の時よりは少ないといっている。
レポーターも盛んに2004年の噴火と比較していたが、あの時は昼間でちょうど昼飯の休憩あとだったように覚えている。
因みに、下の写真のように3連発で噴煙があがり、風向きが南西に向いていたので我が家の野菜にも灰が降った。


噴火活動はまだ続いていて中規模の噴火が伴うだろうと予想している。
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あふれる魅力 元気な立科 住みよい町づくりに向けて

2009年02月01日 | 日記
2月1日(日) 雪 ・・・

昨夜の雨は朝方になってわずかですが雪に変わりました。
雲の動きに合わせて縦や横の風に交じって雪が舞ってます。


今日は“たてしなエコ・クラブ”の会報の発行日です。
当ブログに訪問してくださる方へ少しだけでも目を通していただき、日々の生活にエコを取り入れていただければと思います。
あぁっ すでにエコやってますね・・・失礼しました。

詳しくは当ブログの姉妹版≪ECOな生活 “循環型社会を目指して”≫をご覧ください。
http://garbageate.exblog.jp/m2009-02-01
この姉妹版もすっかりUPをさぼり、当ブログにエコのことも掲載していました。
今年こそは・・・・と・・充実させたいと ですね。

相変わらずのちらちらと降る雪も集落の春を思わせた景色を一変させています。
集落の南のはずれから山に分け入る道も雪で白くなっています。
急坂で粘土質の道は雨でも振れば人が歩くことを拒み、冬の雪は北斜面になるため雪の吹きだまりガできて散歩が不可能になります。


午前10時から町の福祉センターで『生き活きネットたてしな』と云うイベントがあるのでこれから出かけます。

つづく・・・・・・ つづき
『生き活きネットたてしな』の今年のテーマは
溢れる魅力 元気な立科~住みよい町づくりに向けて~ となっていた。
福祉センターに10時少し前に着くと既に提言発表が始まっていた。
小学生、中学生、大学生そして社会人2名がそれぞれの町内での生き方への提言を発表した。
最後の発表は、我が家のMがやることになっているが、話の内容は聞いていない。
童謡唱歌のグループを立ち上げて活動している生き甲斐を言葉に表していた。
徐々に落ち着きを取り戻したようだが、身内の俺としては話が脱線しやしないかとドキドキものだった。


次は大勢のちびっ子と親が同伴で舞台に登場した。
未就学児童の健康優良児を町長が表彰しようというものだ。
健康優良児とは云っても今日は歯の健康で虫歯のない子たちが呼ばれていた。
賞状と副賞を貰うのだが子ども故反応が様々で楽しい。


子どもたちの歓声で和やかになった会場の次の出し物はワークショップとなった。
ファシリテーターを内山次郎(ジャーナリスト)さんが行い、町づくりをテーマにした設問に答えていくものだった。
ユーモアとセンスの良い話術でズンズン進んで行き会場が盛り上がったのが素晴らしかった。
町内の蓼科高校の生徒もテキパキと動き、発言を求められるとキッチリと自分の意見を言うのが素晴らしい。


全ての行事が終わったのが15時ジャスト、椅子やゴザを30分で片付けて、次は「たてしなエコ・クラブ」の新聞の発送作業を別室で済ませた。
家に戻ったのは5時少し前だった。

TVでは浅間山の噴火が予想されていると云っている。
僅かの夕陽を受けている浅間山は何時もと差ほど代わりはないと見える。

コメント (10)
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