この著作目録第2版では総ページ数を入れることにしたので、現物の書を見て確認するのに手間がかかった。2点だけ確認ができなかったのがあったが、それを愛媛大学の付属図書館を通じて貸し出してもらって確認した。これでようやく完成である。
全体で213冊にも及ぶものとなった。もちろんこれは増刷によるページ数の増加を別の1冊と数えたりしているからである。できるだけ完全なものにしたいと思うが、やはり人間にやることである。完全ということはありえない。
どうやってこれらを探したかというとインターネットの「日本の古本屋」や全国の大学図書館や公共図書館のOPAC等を通じて探した。私の関心がある遠山啓の寄稿があった本の中からも偶然に武谷の寄稿を見つけたりもした。
世の中には奇特な人がいてHeisenbergの著作は論文も著作もそれらの翻訳(日本語への翻訳)もすべて収録した目録を作っている人がいる。それらを多分大学で集めているのだと思う。それに比べるとやはり個人のやることはあまり徹底的にはやれない。財力に限りがあるからである。それと私の死後収集した武谷の著作等をどこへ寄託するかそれも大問題である。