暑い季節が続くので熱の話題を今日もまた取り上げる。
家の東側は朝日があたるとは昨日も言ったが、ここには車が停めてある。ということで車の中はドアを開けるととても暑い。エンジンを始動したら、すぐに両側の窓を開けて外気を入れるようにしている。そうでないとひどく暑いのだ。40度をこしているかもしれない。もちろん車のエアコンは自動的に入るが、それでも暑い。
両側の窓を開けたまましばらく運転して仕事場に来るが、途中のスーパーのところで国道に出るので車の窓を閉める。それまでに暑かった空気は少し入れ替わっているのだが、それでもまだ暑い。空気が入れ替わっていないのかとはじめ思っていた。もちろん全部は入れ替わっていないのだろうが、それだけではない。フロントグラスを触ってみるとまだ熱いのだ。
それでわかった。フロントグラスからの熱が輻射によって出ているのだ。ところで中学校で学んだ熱の伝わり方の3つの方法である。伝導、対流、輻射と3つの方法で熱は伝わると習った。ところがその後の高校とか大学での物理学でそれについてさらに進んでそのことを学んだことがないように思った。
高校で本当に学ばなかったのかはそういうことを授業であったのに聞き逃したのかもしれない。と思って山本義隆「新物理入門」(駿台文庫)を開けたみたが、出ていない。昔、受験勉強のために読んだ金原寿郎「物理の研究」上(旺文社)を開いてみるとさすがに出ていた。だが、高校の物理で習ったことがないのは多分確かであろう。
いまパソコンの前に座ってこの入力をしているのだが、暑く感じている。それで窓ガラスを触ってみたが、まだガラスは熱くはない。ということはこの場合はこのパソコンの前辺りの空気が熱いのであろう。熱い(暑い)といっていろいろである。