先日の15日に兄弟姉妹等の親戚が兄の家に集まった。そのとき兄がいうのに暑いのは若いときには苦にならなかったが、寒いよりも今は苦になるという。妹がそんなことはないだろうといったら、妹の夫と私とが異口同音にいやそうだといったので、みんな年をとると暑さがこたえているのだとわかったらしい。
確かに亡くなる人も寒いときとか暑いときが多い。このごろは病院もエアコンがきいているのでそれほど寒い、暑いは感じなくなってはいる。しかし、それでもまったく感じられないわけではない。それが暑いときと寒いときに老齢の人が亡くなる季節である理由らしい。
いま統計に基づいて話しているわけではないので、 もしかしたら亡くなる人の数は季節にはよらないのかもしれない。統計といえば凶悪犯罪がこのごろ多いと感じる人が多いと思うが、統計によれば最近急に凶悪犯罪が増えたわけではないらしい。むしろ過去の方が凶悪犯罪は多かったという。でも統計とは別に人の感じる、感じ方はちがう。いまでは全国どこで凶悪犯罪があればテレビや新聞または週刊誌に取り上げられる。そうすると世間的には凶悪犯罪が増加しているような気がする。統計と感じ方とは違うのだ。もっともそういうことを政治に悪用される可能性はある。
話は変わるが、暑さと関係したことでいうとドイツではいまもエアコンがあるのはデパートのような特別なところに限れられている。普通の家ではエアコンはない。というのはドイツでももちろん暑いときもあるのだが、それほど長くは続かないからである。それに湿度が低いためにさらっとしている。暖房のない家はないが、エアコンは普通はいらない。
しかし、それでもエアコンのあるところも少しづつではあるが、増えてきているらしい。エアコン、シャワートイレ、カラオケ、アニメ、マンガは日本の誇るべき文化的産物だ。