今日は体育の日で祝日である。今時分は毎年季節がよくてあまり雨も降らないということで10月10日が体育の日として祝日に選ばれたと聞いているが、今日も晴天である。
今、仕事場の窓から空を見れば、少なくとも雲は見えない。昨日の昼から天気はよくなり、晴天が続いている。
昨日は県の美術館にベルリンの美術館所蔵の日本画のコレクションが来ているので見に行った。もっとも、作品の劣化を防ぐために照明が暗く、また日本画は明るいものばかりではないので、よくはわからないところもあった。
でも、2次世界大戦のときにこれらの絵はどうしたのだろうと思った。どこかに疎開をさせたのだろうか。安全に保管してそれが戦後60数年を経て、日本で展示されるということを思うと大変の一言である。
戦争中は世界どこでも食べるものとか自分の身の安全とかの方が大事であったはずだが、それを乗り越えて作品を保護しようとした人がいたということをこれらの作品が示していると思うとその努力をした人たちの尽力には頭が下がる。こういう人たちがいつもいるのだ。人知れずではあるのだが。