物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

看護技術と武谷三男

2009-06-16 11:41:47 | 健康・病気

武谷三男のことをインターネットで調べていたら、旧知の物理学者Bさんのブログだかホームページで看護技術のことが書いてあった。

ナイチンゲールが単なる看護師ではなく、統計学者でもあったとか、その彼女が長い間細菌が病気を起こすことを認めなかったとかで、そのギャップに悩んだが、どこかでナイチンゲールが自分の間違いを認めているということを知ってそのギャップが埋まったという話だった。

また、看護技術研究会にBさんが呼ばれて講演をしたときに川嶋みどりさんの論文が優れていることに感激をしたという話をしたら、当の川嶋みどりさんがその会場に来ておられたというような話である。

そしてその川嶋みどりさんたちが看護技術についての研究会を立ち上げたときに武谷三男にその研究会に出席をしてもらって技術論の観点からいろいろ議論をしてもらったとか。

Bさんは湯川・朝永の関心の範囲も広いが、武谷の関心の範囲の広さに感激したというようなことで文章を終えている。どのサイトだったかは覚えていないが、Googleで検索をしてみれば出てくるだろう。

もう一つは別のサイトでの話しだ。これは経済学に関しているが、都留重人や杉本栄一等が武谷を呼んで議論をしたのが、本になっているのだが、その中で「期待」を理論の中に取り入れて理論をつくることを武谷が主張したとはある経済学者のブログにある。都留と杉本はそのことに関心をもってはいたが、それは難しいだろうとの意見のようであった。

この本は「自然科学と社会科学との現代的交流」という題で出版されていて現在では武谷三男著作集の中にも再録をされている。現在の経済学の理論に入れるのは難しいのかそれともそういうことはすで織り込み済みなのか知りたいものである。