読書をするかといえば、あまり読書をする方ではない。確かに本を読んだり、雑誌を見たりはしているのでものを読まないということはないのだが、いわゆる読書はしない。それはすなわち小説を読まないということである。
人間的にとても偏っているとは思うが、それはしかたがない。これは若い頃から自分でかなり意識してやってきたことであるので、もういまさら変えられない。
現役で勤めているときなら、これは仕方がなかったともいえるが、いまではどこにも勤めていないので、小説を読もうと思えば読めるはずであるが、どうもそうはいかない。
現在でもやりたいことは残っているし、退屈をすることはない。生活に追われていないかというと追われてもいるが、それでもなんらかのやりたいことが残っている。これは誰かが与えたことでもないので、自分で自分に与えた課題である。それはなかなか終わりそうにない。