One for all, all for oneとかいうのはニュージーランドのラグビー代表チームである、オール・ブラックス(all blacks)の合言葉だとか聞いた。
最近ではNHKのテレビ番組の歴史ヒストリアで石田三成のことを放送していたが、それによれば、三成の合言葉というかモットーというかは「大一、大万、大吉」だという。
これのはじめの部分がOne for all, all for oneにあたるという。そういうことを知った後で、NHKのラジオのフランス語講座でTous pour un, un pour tous(カタカナで発音をつたなく入れるとトゥ プル アン アン プル トゥとでもなろうか)というのを知った。これはAlexandre Dumasの三銃士の中の文句だという。
これは冒頭のOne for all, all for oneにあたる。もっとも私が英語の方をよく知らないために順序が入れ替わっているのかもしれない。Tous pour unはall for oneである。同様にun pour tousはone for allである。
もっとも、それは大したことではないので、こういう発想がどこから出てきたのかということがむしろ関心を引き起こす。オール・ブラックスの方のモットーはひょっとしてこの三銃士からきているかもしれないが、三成の方は多分三銃士とは関係がなかろう。
そうだとすれば、三成がそういう思想を得たというか考えついたのかがとても関心を引くことであろう。それにしても人間というもの同じような発想をするらしい。