J-文学というのは日本文学を5分間で紹介するNHKの教育テレビの番組である。テクストも発売されているらしい。これははじめはきれいな日本語を話す、ロバート・キャンベルさんが日本の文学の紹介をしていたのだが、これは日本語での紹介もあれば、それが英語のこともあった。
このごろはキャンベルさんよりも二人の若い女性に変わっている。以前には「金色夜叉」「大菩薩峠」とかも紹介されていた。このごろはマンガであらすじを示しているようである。私などそういった文学からはもう何十年も前から遠ざかっているが、ちょっと食指が動かないでもない。
なかなか優れた番組であるが、一般にはその評価はどうなのであろうか。もちろん、これは教育放送であって、総合テレビではないから、一般にはあまり知られていないのではなかろか。そうだとすれば、残念なことである。