NHKのBiz and sportsの番組で昨夜自動車の部品のリユースについての金沢のある会社が取引額を8倍にだったかあげてなお成長しているというのを見た。そのためのknow-howを何十年もかかって手に入れたということだが、こういう企業があることは喜ばしいことである。
その番組の中でこれから進歩が期待される産業としては医療と教育分野だと言われていた。これはその分野で進んだ大学教育を行い、これが世界的なものだとすれば、そこに世界各国から学生を集めたりできるようにすればいいのだという。同様に世界的に優れた医療を提供できる病院や医学の研究機関をつくれば、患者は同様に集まるのだという。
そういうことが本当に可能なのかどうかはわからないが、いろいろな考えがあることはわかった。また、もう一つ何か言われたようだったが、それは聞き損ねた。
「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」とは太平洋戦争中の国威発揚の文句であった。それを茶化して誰かが「足らぬ足らぬは夫が足らぬ」と言ったそうで、これは上の話の趣旨とは大きく外れるが、まさに当を得ていて、戦争で男は戦争に駆り出されて国内に男性が少なくなったことを示している。
その茶化しはとてもいいが、そうはいっても茶化しだけでは乗り切れまい。やはり日本のこれからを経済的にどう立て直していくかの展望を持ちたいとは誰しも思うところである。だが、あまり近道はなさそうである。
私などもe-Learningのコンテンツを「しこしこ」つくっているのも結局はいくつかの大学ですでにつくられた、大学教育のためのe-Learningのコンテンツに飽き足らないからである。それがいつかは教育産業の一環に組み入れられることがあるのかもしれない。