物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

「数学・物理通信」5巻12号の発行

2016-02-02 12:44:59 | 日記
がなかなかできなかったが、編集後記が届いたのでようやく昨日発行できた。そのうちにインターネットでも見れるようになるだろう。今号のハイライトは昨年のノーベル物理学賞にも輝いたニュートリノ振動の解説論文が掲載されていることである。

インターネットでもニュートリノ振動の物理的なわかりやすい解説をあまり見かけなかったので友人の現役の物理学者である、K さんの旧稿を改訂して頂くようにお願いをしたところ K さんの忙しい中に尽力して頂けて掲載となった。

もっとも昨年の12月8日には私のところへ改訂された原稿を送って来られたのだが、なぜか私のところへは届かず待ちくたびれた12月30日にわたしは彼の論文を掲載できないまま、しかたなく5巻11号を発行した。ところがそれを受け取った K さんから実はすでに原稿を送ったのだがとのメールが届いた。それであわてて届いていないとのメールを送ったら、その日のうちに原稿が送られてきた。

もっともそれだけでは原稿量が少ないから私が何かを書いて12号をだそうかと思っていたら、常連投稿者の S さんから2編の投稿が新年あけ早々にあった。これで十分な量になったので、後は共同編集者の N さんからの編集後記を待つということになった。すぐにでも編集後記を書いてくれそうだったが、なかなか送ってくれず昨日やっと編集後記を送ってもらった。

それでようやくの12号の発行となった。ちょっと2015年中に掲載できるはずだった、ニュートリノ振動の解説論文の発行が遅れたけれどもそれほど大きく遅れたわけでもないのでまずはほっと胸をなでおろしている。

アジアのサッカー選手権の優勝

2016-02-02 12:15:03 | 日記
すでに旧聞に属するが、先日のU23のアジアのサッカー選手権でも決勝戦は印象的なゲームであった。

前半に韓国に2:0とリードされたときにはこのままずるずると試合をしてそのまま終わるのではないかと思われた。それが後半の浅野の投入で1点を入れて、そのときに浅野がベンチに寄らないようにと皆を促して攻撃を続け、さらに中島のヘッドによる得点を生んだ。

その後にまた浅野がボールを受け、彼の俊足が生きて、3点目をとった。これなど手倉森監督は当然みたいな顔してゲーム後にインタビューを受けていたが、いやあ、日本のチームの得点力の欠如を長い間見て来た一サッカーファンとしてはまさに隔世の感があった。

それ今回の大会以前のサッカーのゲームでもそうであった。だれでも機会があれば、得点できるような力をもってきているというのが実感である。これが若いU23のサッカーの実力でもあろう。愛媛FCでもプレイしたことがあるとかいう、原川のシュートも見事だった。

それまでは勝てないという悔しい思いを重ねてきたというが、うまいサッカーではなくて勝てる勝負強いサッカーができるようになっている。韓国との決勝戦でもすぐにボールをとられてしまって、なかなかボールのキープすらうまく行かない。どうもサッカーとしてはあまり上手に思えないほどであったが、それがポイントにはまれば得点力があってこんな力がどこにあったのかと思われた。

浅野にしてもそれまでもたびたび後半で起用されていたが、無得点であったのが、最後の決勝での2得点であり、それで日本を優勝へと導いた。要するにプレヤー誰でもがチャンスさえあれば、得点に絡めるようなチームになっているということであった。

いままで、予想外の得点を入れられたら、そのままずるずると挽回ができずに負けてしまうというゲームを見て来て、歯がゆい思いをしてきてだけに今回の成果は日本のサッカーの進化の一つを顕著に味わうことができるようになった。

これからの努力も並大抵ではなかろうが、今後のますますの健闘を祈ってやまない。